パートナーシップコーチ、小松恭子さんの連載。よくある恋愛の悩みをピックアップし、パートナーとよい関係を築くためのアドバイスをお届けします。
理想の男性にいち早く出会い、お付き合いをして、プロポーズされる。婚活女子であればこのステップをトントン拍子で進めたいことでしょう。ところが思うように出会えない、付き合っても続かないという現実に直面してしまうことも少なくありません。今回は婚活をスムーズに進めるための3つのポイントをお伝えいたします。お付き合いをしてから慌てないよう、しっかりと準備を整えていきましょう。
1. 「私なんて」の世界にいい男はいない
セルフイメージという言葉を聞いたことはありますか? セルフイメージとは自分が自分のことをどのように感じているのかということです。私たちはこのセルフイメージと同じ感覚を人やものに抱きやすいといわれています。
例えば、「私を好きになってくれる人なんていないかもしれない」など自分に否定的なイメージを持っている場合、あらゆるものや人を通して、自分が否定されているように感じてしまいます。この場合、ようやく出会えた素敵な男性にさえ、否定的に思われていると感じてしまうのです。それだけではありません。その被害妄想が、相手のマイナス面ばかり捉えてしまい、関係悪化につながってしまいます。
この解決策は? 彼を変えることではありませんよね。自分に対する否定的なセルフイメージを変えることこそが、物事の本質を見抜く力につながります。そして、相手の素敵な面を見られるようになってくるのです。
男性に失望する気持ちになったときは、自分への否定的なセルフイメージが、相手の悪い部分ばかりを見せているかもしれない、と考えてみましょう。素敵な男性はあなたの世界に既に存在しているものですよ。
2. 「彼だから理解してくれる」は勘違い
関係性が悪くなる原因は些細なすれ違いや誤解ということも多いです。つまり、それに気付くことで良い関係は継続できるのです。しかしパートナーとは誰よりも自分を理解してくれる存在、同じ考えを持っている存在、このような思い込みがあるとそうはいきません。
パートナーであったとしても別の人間、性別も違えば、育ってきた環境も違うため、考え方や常識、優先度は異なることを知っておきましょう。理解できなくともただ違うということを覚えておくことは、「愛されていない」という誤解を防いでくれます。このことが念頭にあることで、冷静さを保つことができるのです。
落ち着いて、違いを受け入れて、今後どのように関わっていくかを考えた先に2人の未来は存在します。違いを理由に別れてしまうのはとても残念なことだと思いませんか?
男性は女性の知らない世界を見せてくれる存在、そんな思考をインストールしてみてくださいね。きっと彼への理解が深まり、彼との結婚生活がより楽しみになるのではないでしょうか。
3. 余裕のない女性は本命に選ばれない
「結婚はゴールではない」とは、よく聞くフレーズです。ところがです! いざ婚活に夢中になっていると「結婚したら幸せになれる」という思い込みが発生し、婚活中心の生活になってしまうことがあるのです。
結婚や恋愛を人生の中心にしてしまう人も、相談者のなかには多いです。しかしこの姿勢は彼にマイナスなイメージを与えてしまうことを知っておいてくださいね。というのも相手が見ているのは普段のあなたであり、婚活に夢中のあなたではないからです。
これからは、人生の一部として結婚やパートナーシップを考えてみてください。そうすることで、あなたの気持ちに余裕を与え、本来の姿を見せられるようになるはずです。そして相手は、そのあなたとの未来を考えるようになるのです。
男性にとっての本命女性は余裕のある女性。盲目的に婚活している女性ではないことをお忘れなく。
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