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LIVING恋愛・婚活

2018.11.24

【アラサーリアル婚活記④】終電を気にしない男との攻防戦の巻

20代なんてまだまだチヤホヤされてナンボでしょ!なんて思い過ごしていたら、気づけばアラサー&彼氏いない歴5年。周りは長く付き合っている彼と婚約秒読み!なんて女子が急激に増えだした。一方で、私は最近WEB系コンサル会社に転職したばかりで、毎日慣れない仕事に奮闘するも、このままじゃ気づいたときには30代突入してるかも・・・、とようやく焦りだした、ごく一般的なOL。ワタシ、一之瀬ゆりか 27歳のセキララ婚活ドキュメントをここに綴っていく。
今回は顔がドストライクで好みの彼とのデート・・・もとい、ひとりの女と男のリアルな戦いをお伝えしよう。

リアル婚活日記

(C)Ann Haritonenko/Shutterstock.com

好みのメンズとのデートで有頂天!

いつもよりデートの支度を30分早く始める。久しぶりにワクワクしていた。

デートの相手はというと、都内の友人宅で開かれた誕生日パーティーで知り合った男性。外見がとってもタイプだったので、迷わず連絡先を交換したことは言うまでもない。顔が好みというのはとても重要な要素であると改めて思ったことだ。ここでのあだ名は、もちろんイケメン君とする。

後日、デートに誘われてもう気分は有頂天! 久しぶりに浮き足立っている自分になんだか少し気恥ずかしさもあった。でも、お互い予定がなかなか合わず、決まったデート日は1ヵ月も先・・・。けれど、イケメン君とのLINEのやり取りはとても盛り上がった。気づけば毎日「おはよう」「おやすみ」を繰り返し、自然体な会話が日常に。ますますデートへの期待値が高まってくる。

神奈川に住む彼は、職場も自宅の近くらしく、普段はあまり都内に出てくることは少ないのだそう。

イケメン君「申し訳ないんだけど、都内のお店はあまり分からなくて・・・」

はじめにそう言ってくれたのでお店はワタシがチョイスした。変にカッコつけずに、最初から申告してくれたほうがこちらも心構えができるから、ワタシのなかでは好感度がアップ。

ドキドキしながら待ち合わせ場所へ向かうと、遠目から、そこで待つイケメン君を見つけた。
やっぱりカッコいい♡ 外見がタイプっていうだけで、こんなにもテンションが上がるものなのね。

デート終盤、女性の終電を気にするどころか・・・

リアル婚活日記

(C)MaLija/Shutterstock.com

ワタシが選んだレストランで食事をしながら、お互いの仕事の話から趣味の話でおおいに盛り上がった。「2軒目へ行こうか」とスマートにお会計を済ましてくれた。好感度はさらにアップ!

2軒目はガラリと雰囲気を変えて、赤ちょうちん系の飲み屋さんで飲み直すことに。

イケメン君「ゆりかちゃん、こういう店にも入ったりするんだね。俺はこういうところのほうが落ち着くなあ(笑)」

なんて言いつつ、「今度は俺が素敵なお店探して連れて行くね!」と意気込んでいて、可愛い一面を見せてくれた。こんなに楽しいデートって本当に久しぶり!

ふと時計を見ると、日付が変わろうとしていたが、イケメン君はまったく時間を気にする素振りはない。ワタシの終電の時間も迫っていたから、念のため声をかけた。

ゆりか「電車は大丈夫?そろそろ終電じゃない?」

イケメン君「あぁ、大丈夫だよ。それよりさぁ!」

ワタシの終電の心配はないわけ? それに、大丈夫なんて嘘。こんなこともあろうかと、事前に彼の終電は調査済みだった(笑)。ワタシよりも彼の終電の方が早く、その時間は迫っていた。

ゆりか「家があるの神奈川だよね? ワタシより終電早いだろうから、もうそろそろお店出よっか!」

半ば無理矢理お店を出るとイケメン君は残念そうな表情を浮かべている。すると、駅に向かう途中で突然足を止めて、「もう終電ないかも・・・。もう少し付き合ってよ」とダダをこね始めたのだ。

ゆりか(心の声)(出た出た、このパターン。いくらタイプな人でも、こんなことを言い出されると気持ちが一気に萎えるのよね)

つまりは、もう少し付き合ってと口では言いつつ、朝になるまで帰さない気でいる狼なのだ。
まだ帰りたくないと言い続けるのをなんとか説得し、終電に乗せることに成功。普通に解散してくれたらよかったのになぁ、と残念な気持ちになりながらワタシも無事帰宅した。

イケメン君のスペックを紹介しよう。子供のように帰りたくないとぐずった彼は、31歳バツなし独身、実家在住。仕事は病院の総務をしているという。
食事に行った感想はというと、外見も中身も世間一般の31歳よりは若い印象だった。休みの日はというと夏は音楽フェスで騒ぎ、ハロウィンは仮装して六本木へ繰り出し、年末は渋谷でカウントダウン。なんて話を聞いたからかしら。いわゆるパリピってやつね。ワタシはどうもその類の男性は苦手。LINEのやり取りや話し方から、実は彼がそんなタイプだったというのは意外だった。

言語道断!お泊まりなんてまだ早い!

デート翌日、また「おはよう」と彼からLINEが入っていた。そして、「次はいつ会えるかな?」と続いた。無理矢理帰らせてしまって嫌われたかなと思ったけど、特に何も触れてこないし、いつもと変わりなさそうな様子だった。

昨日は彼が都内まで出てきてくれたので、次はお互いの中間地点で会うのはどうかとワタシが提案した。

イケメン君「じゃあ横浜周辺でどうかな。あとさ・・・その日お泊まりしない?」

こんなにストレートに、しかも事前にLINEで言ってくるなんて、この人どうかしてる。断ることに迷いはなかったけれど、なんと言って返信すべきか悩んだ。

1. こちらもストレートに、「それはできません」と断る
2. もうそんな冗談やめなよ~(笑)と受け流して違う話題を振る
3. 彼のその上をいく

ゆりか「○○○○ホテル(某外資系ラグジュアリーホテル)ならいいですよ♪(笑)」

3を選んだ。もちろんこれは冗談で、横浜近辺の高級ホテルの名前を出したら彼もひるむだろうと思ったからだ。彼の返信はというと、

イケメン君「そっかあ(苦笑)。それはかなりレベル高いね・・・、とりあえず場所決めたら連絡するね」

期待通りの反応だった。

ゆりか(心の声)(よし!これでうまくすり抜けられたかな。さすがにもう何も言ってこないわよね)

2回目のデート数日前。彼から連絡がきた。

イケメン君「待ち合わせ場所だけど、みなとみらいにしよう」

えぇ!? 待って。みなとみらいって、ワタシが口にしたあの某外資系ラグジュアリーホテルがある場所じゃ・・・。

次回「事件は女子会で起きているんじゃない、現場で起きているんだ!」

TEXT=一之瀬ゆりか

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