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LIVING恋愛・婚活

2018.10.29

【アラサーリアル婚活記②】永遠に分かり合えない男女の価値観問題の巻

20代なんてまだまだチヤホヤされてナンボでしょ!なんて思い過ごしていたら、気づけばアラサー&彼氏いない歴5年。周りは長く付き合っている彼と婚約秒読み!なんて女子が急激に増えだした。一方で、私は最近WEB系コンサル会社に転職したばかりで、毎日慣れない仕事に奮闘するも、このままじゃ気づいたときには30代突入してるかも・・・、とようやく焦りだした、ごく一般的なOL。ワタシ、一之瀬ゆりか 27歳のセキララ婚活ドキュメントをここに綴っていく。
前回、仕事のデキる上司と上司の奥さん、そして紹介してもらったハイスペ男子“コグマくん”と4人との食事会を開催。もう少し、彼のことを知りたいなと思っていた矢先に、彼の自宅で開かれるホームパーティーに招待されることに! この目で実際に見た、ハイスペ男子のリアルな姿をお伝えする。

リアル婚活日記

(C)kei907/Shutterstock.com

ホームパーティーに参加!ハイスぺ男子のお宅拝見

迎えにきてくれたコグマくんの案内で着いたのは、まるでセレブの別荘のような、温もり感のあるウッド調でまとめられたオシャレなデザイナーズハウス。

ゆりか(心の声)(うわぁ、この時点でかなり勝ち組感出てる~!)

部屋に入ってみると間取りがかなり広い1LDK。室内はキレイに片付けられていて、目につくのは、AIスピーカー、ロボット掃除機、プロジェクターなど最新のイケてる家電ばかり。絵に描いたような“モテ部屋”だった。

コグマくん「俺、無駄なもの嫌いなんだよね。それに効率よく生活したいんだ」

会話の中で引っかかったコグマくんの言葉だ。

ゆりか(心の声)(前回の食事会から思ってたけど、合理主義者みたいな感じが、なんか面白みがないんだよね、彼。・・・あ!ダメだ、ワタシまた人の悪いところを探しちゃってる。コグマくんの良いところを探さなきゃ)

気持ちを入れ替えて、ホームパーティーに参加すると、普段一切料理をしないというのに、皆に料理を振舞ってくれた彼にかなり株が上がった。ぶっちゃけ、味は正直どれもイマイチだったけど(笑)。でも、彼のひと言で思わずドキッとしてしまった。

コグマくん
「今日はゆりかちゃんが来るから、頑張って料理してみたんだ!」

と笑顔で言われて、好感度急上昇。

ホームパーティー=チャラいイメージがあったから、実はコグマくんって“超遊び人”なんじゃないかって警戒していたけど、そんなこともなさそう。その日は、皆で和気あいあいとホームパーティーを楽しんで終わった。

まだ恋愛観とか深い話は出来ていないから、次はふたりで食事にでも行けたらいいなぁなんて思ってたら、ホームパーティー後にコグマくんからデートのお誘いのLINEがきていた。

けれど、スケジュール調整するもなかなか予定が合わず、休日の昼間だけデートすることになり、彼から一方的にデートプランが送られてきた。
内容は、かき氷を食べた後、美術展へ行こう!というちょっと変わったデートプランだったけど、いろいろと考えてくれたのだろうし、リードしてくれる男性ってことだものね。楽しんでこよう。

悲しすぎる現実。 かき氷代も払わないハイスぺ男

リアル婚活日記

(C)Chura/Shutterstock.com

真夏の暑いなか、ふたりで初めてのデート。グルメだという彼は、美味しい料理のお店を食べ歩くのが趣味なだけあって、かき氷ひとつでもやたらとオシャレで高級感のあるお店へ連れて行ってくれた。

ふたつかき氷を注文して¥1,500のお会計。かき氷はさすがに奢ってくれるだろうと思っていたが、財布は出しておくのがベターだと思い、一応胸の位置で財布を握りしめる。するとコグマくん、「大きいお札しかないや」と言い放ち、500円玉をポーンと出した。

ゆりか(心の声)(いやいや、待って。半分の金額にも満たないけど? でも店員さん待ってるし・・・)

ひとまず慌てて千円札を出すワタシ。会計が終わると、何食わぬ顔で彼が店を出るではないか。
状況が把握できない上に、お金のことってなんだか言いづらくて何も言えなかった。そういえば以前に4人で食事したときに奢ってもらったし、今回は目をつぶろう、と自分を納得させることにした。そのあとは、彼が観たいという美術展へと向かった。チケット売り場の窓口で彼はこう言った。

コグマくん「大人1枚で」

ゆりか(心の声)(はい・・・!?)

さすがに耳を疑った。後ろから覗いてみたが、本当に自分の分だけチケットを買っていてドン引き。「いやいや、そこはさすがにチケット二人分買うでしょうが」と、帰ってやろうかとも思った。でも、上司に紹介してもらった人だったことを思い出し、踏みとどまった。

けど、展示の絵なんて見てられないくらいの衝撃。悲しみでも怒りでもない初めての感覚に陥った。美術館を出て、「少し時間あるし、この後どうしようか?」と言われるも、もちろん迷いなく即解散。

男性が全部払うのが当たり前なんて思ってない。ただ、さすがにこんな人見たことない。会社の皆に愚痴を聞いてもらおう・・・。

悪者はワタシ!? 女の価値観と男の言い訳

上司「こないだのデートはどうだったの?」

早速きた・・・。出勤するやいなや、上司からコグマくんとのデートの感想を聞かれた。周りの先輩たちにも、以前から話は筒抜けで、皆コチラに注目している。

事細かくデートの全貌を話すと、「そんな最低な男さっさとやめなさい!」と女性陣からは同情の嵐。一方で男性陣からは、予想とは真逆の声が聞こえてきた。

先輩Aさん(28歳・男性)「確かにその彼みたいな人は珍しいけどさ、でもそんなにお金のことに執着するゆりかちゃんってどうなのかな? お金で見られたくないんだよ、男は」

先輩Bさん(33歳・男性)「まだ付き合ってるわけじゃないんだし、その彼は逆に堅実なんじゃない? 女って、金払ってもらって当たり前だと思ってるとこあるよね」

ゆりか(心の声)(えぇぇぇぇぇ! まさかの私が悪いんですか!?)

なんだか私が高飛車な女だというレッテルを張られた気分だった。

別にお金で男性を見ているわけではないし、お金に執着しているつもりもない。これは本当。でも、最初のデートくらい格好つけてくれたっていいんじゃないの!? 要は気持ちの問題であって、金額の問題じゃないの・・・。どうして男性は分かってくれないのだろうか。もう完全に自信喪失。何が正しくて、悪いのか、誰か教えて!!

次回「もう一度チャンスを・・・! 想像もつかない手巻き寿司デート」

TEXT=一之瀬ゆりか

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