何かを表現したり、新たなものを創作したり…日々、感性を活かした仕事に携わる人たちは、自身のプライベートな空間にも一層のこだわりが反映されているはず。そこで、彼女たちの“暮らし”の部分から、秘められたセンスの素(もと)を紐解きます。
今回は、モデル、ブランドディレクターとし て活躍中の藤後さん。イ ンテリアアドバイザーとし ても活動し、ライフスタイ ルも注目されている藤後さんの新居に潜入してきました!
すっきり見えが最優先、隠す収納をメインに
「“リビングで完結すること”を軸に家作りをしました。去年出産を経験し、
今の自分が一番暮らしやすい、そんな部屋を模索し始めたんです」
結果、行き着いたのはソファを主役にしたミニマムなリビングルーム。そのほかは極力隠す収納にしている。
ソファの後ろには実はかごが鎮座。「見えない部分は収納スペースに。
家電も見えない位置に置くようにしています」
細かい雑貨は黒のボックスに。ポラロイドを貼って中身をわかりやすく。
こだわったのはトーンを合わせること
「インテリアに大切なことは “ひとつに絞ること”だと思います。これもしたい、あれも飾りたい・・・となると一気にまとまりがなくなる。私が選んだのは部屋の持つトーンを崩さないこと。暮らし方を優先しても、まとまって見えるように全体の色調を揃えました」
ソファはフローリングに合わせてブラウンに。
網目デザインのシルバーチェアにガラス素材のテーブル。
「透け素材は部屋を広く見せるし、どんなインテリアにもマッチします」
プチプラに見えないIKEAを賢く使う
プチプラインテリアはIKEAで探している藤後さん。
「IKEAはデザインが利いていて便利。メインも消耗品もどちらも揃えられる。白黒を選ぶのが高見えのコツ」
ダイニングには編み地から優しい光が漏れるランプシェードを。
プレートを外せるサイドテーブル。使っていないクッションを収納して。
無造作にフロアに置かれた写真とイラストが、おしゃれ感を引き上げる。
「IKEAはフレームはお手ごろで、サイズも豊富!」
「ライフステージが変わって家に対する考え方も変わってきた。その時々に合
わせて心地よく暮らしていきたいです」
と語る藤後さん。“暮らしに合わせた部屋作り”は、今後も進化し続けていくのです。