カレーと音楽が好きなイラストレーターかざまりささんが、美味しいカレーやスパイスにまつわる情報をお届け。今回は、銀座で長く愛される日本で最初のインド料理専門店、ナイルレストランをご紹介します。
日本初の本格インドカレー店「ナイルレストラン」
カレー好きのみならず、その味に多くのファンを持つナイルレストラン。日比谷線・浅草線 東銀座駅より徒歩1分の交差点近くにお店を構えます。
その歴史は古く、1949年に先代のA.M.ナイル氏が創業。日本初の本格インドカレー店となりました。インドの独立運動家、実業家として活躍したA.M.ナイル氏は、日印親善にも貢献されたのだとか。
そんな70年以上の歴史を持つ老舗でありながら、レストランの雰囲気は親しみやすく活気があります。
筆者も何度も訪れたことがあり、大好きなお店の一つです。
お店の定番メニュー「ムルギーランチ」は、創業以来変わらぬ味を守り続けているそう。
青森県産の地鶏を7時間煮込んだスパイシーなカレーはコク深く、老若男女問わず人気です。
お店に入ると店員さんが「ムルギーランチ?」と聞いてくれるので、まずはぜひこちらを味わってみてください。
今回、注文したのはこちら!
ムルギーランチ ¥1,500
※価格は税込みです
ドーンとお皿に乗った大きな地鶏・・・! 目の前で店員さんが手早くほぐして骨を取ってくれます。
地鶏は7時間煮込まれているだけあり、ほろほろと骨から離れて柔らかくふっくらした食感。
また、ルーと鮮やかなイエローのライスのコントラストが美しく、見た目からも食欲をそそられます。
ライスはいわて純情米を使用していて、さらさらのルーと相性の良い、粒立った程よい炊き具合です(ボリュームたっぷりなので、ライスの量はいつもちょっと少なめにしてもらっています)。
ムルギーランチの特徴のひとつとして、ルーとライスの下に平たく盛られたポテトのペーストと、サイドに添えられた温野菜(キャベツ)があります。お皿全体の具材を混ぜることでルーの辛みとコクにポテトと温野菜の甘みが加わり、輪郭のある味になるのだそう。
遠慮なくスプーンで混ぜて食べましょう!
柔らかな地鶏とコクのあるルー、ライス、ポテト、温野菜のすべてが合わさり、スパイシーななかにマイルドな甘みが感じられる唯一無二の一皿。
ふと食べたくなる、忘れられない味をぜひみなさんも一度味わってみてください。
ナイルレストラン
東京都中央区銀座4-10-7
03-3541-8246
http://www.ginza-nair.co.jp/
※営業時間や営業日などは変更になることがあります。最新の情報はお店公式ホームページをご確認ください。
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