料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子さんが、美味しく食べながら体調を整える、薬膳レシピを紹介。身近な食材の薬膳的効能を知って、毎日の暮らしに役立てて。
冬を越えて体重の増加や身体の重さが気になる方も多い季節ではないでしょうか。無理な食事制限はリバウンドや疲労感、貧血などさまざまな不調を起こす原因ともなりかねないので、しっかり食べつつ体を軽くしたいですよね。今回はヘルシーな豆腐を使った、食べ応えのある、ごはんにのせてもおかずとしてもおすすめの「やみつきやっこ」をご紹介します。
薬膳的セルフケア食材「豆腐」
・豆腐…おなかの調子を整える、パワーを補う、体を潤わせる
豆腐は脂質やカロリーが低いヘルシーな食材でありながら、薬膳で見ると体の潤いを保ち、パワー不足も補ってくれる心強い存在です。
また今回組み合わせるきゅうりは利尿作用があり、体の循環を促すので、むくみの解消などにも一役買ってくれます。
簡単ヘルシー!「やみつきやっこ」
●材料(2人分)
絹豆腐 1/2丁(200g)
きゅうり 1/2本
ザーサイ(味付き) 30g
塩 ひとつまみ
めんつゆ(3倍濃縮) 適量
白いりごま、ごま油 各小さじ1
●作り方
1. きゅうりは小口切りにし、塩もみして5分置いて水気をしっかりと絞る。ザーサイは細切りにする。きゅうりとザーサイ、白ごま、ごま油を和える。
2. 豆腐は水気を切り、食べやすい大きさにちぎって器にのせる。1をのせ、めんつゆをかける。
●ポイント
・きゅうりは一度塩もみすることで水気がでてきて、味が決まりやすくなります。
・ごはんにのせて豆腐のどんぶりもおすすめです。卵黄などもよく合います。
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