カレーと音楽が好きなイラストレーターかざまりささんが、美味しいカレーやスパイスにまつわる情報をお届け。新年初の今回は、お家で楽しめる本格レトルトカレーを紹介します。
吉祥寺ピワンとは?
吉祥寺駅から徒歩5〜6分のビル地下1階に位置する、人気カレー店。国籍を問わない独自性の高い創作カレーのお店で、美しい盛り付けも特長。昨年ハモニカ横丁のコンパクトなスペースから移転した、地元の方のみならず全国のカレーファンが足繁く通う名店です。現在は感染防止対策で2名まで入店可能に。3名以上はテイクアウトのみの対応になっています。
ご紹介するのは、そんな行列必至の人気店、ピワンのカレーがお家でいただけるレトルトカレー。成城石井の店舗、公式オンラインショップなどで購入できます。
今回はピワンの盛り付けに倣って、2種のカレーをご飯で区切ってあいがけにしてみました。きゅうり、紫玉ねぎのアチャールを手作りでトッピングすると、見た目もよりお店らしく華やかに! 盛り付けを豪華にすると、お家でのカレーをより楽しめます。
吉祥寺ピワン監修 ど海老カレー
ピワンでも定番の、海老の出汁がとても濃厚なカレー。ここまでに海老の風味が感じられるカレーはほかにないのではないかというくらい、まさに「ど海老」カレーの名に偽りないカレーです。
海老の出汁に玉ねぎやトマトの旨味とココナッツミルクの甘みが合わさり、タイなどの南国っぽさもありつつ、濃厚な海老のビスクのようでもあります。
具として入っている海老団子(魚のすり身、海老)も海老の風味がしっかりと感じられ、海老好きには堪りません。パッケージ裏にも書かれているように、パクチーやレモンをトッピングするとカレーの濃厚さと相性抜群でしょう。
吉祥寺ピワン監修 花椒香る 黒胡麻坦々キーマカレー
国産豚肉の粗挽き肉を使用したキーマカレー。黒胡麻坦々というだけあって、全体の黒色が特徴の珍しいカレーです。花椒のほかにも魚醤、味噌、ココナッツミルクなどオリエンタルな調味料や具材が入っていて、そこに黒胡麻の風味がふんわりと薫ります。
黒胡麻が思い切り主張するのではなく、あくまでスパイスと同列に味を支える役割を果たしています。見かけの珍しさで侮ることなかれ、絶妙なバランスのもとに成り立ったカレーなのです。和、インド、中華、タイなどさまざまな国のカレーをミックスしたピワンのカレーの独自性を存分に味わえる一品です。
今後より一層家で過ごす時間が増える方も多いのではないかと思いますが、この機会にお家で手軽にお店の味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
36 chambers of spice
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