【@都心のガーデン】まさかの公園デビュー!?楽しみはしぶとく見つける

昭和・平成・令和と変わりゆく世の中を見続けているジョバンナ洋子ママが、街で出会った事件簿をお届けする連載「ジョバンナ洋子の今日もどこかでパトロール」第3回。今月は友人を誘って、アウトドア飲みを初体験。さて、どんな展開が待っているやら。

明けない梅雨はないけれど・・・・・・

ボンジョルノ。そろそろ梅雨明けかしらね。それにしても、今年は長いわよね。8月過ぎて梅雨明けなんて昭和から考えても、そんな年はなかったのでは?と思っていたんだけど、そうでもないのよ。2003年、2007年は8月入ってからだったみたい。記憶ってあてにならない。東京は感染者も増えてしまっているし、また外出も少し控えめにせざるを得ない状況で、正直そろそろストレスも限界よね。

STAY HOMEの間に、それまでできなかったこと・・・・・・料理に、パンやお菓子作り、ZOOM飲み、近所の散歩、読書、VOD鑑賞と、家周辺でできることはまあまあやってみたわよね。私は片付けがね〜、捨てられないものが多くて、どうにも終わらないんだけど。今、もう一度「不要不急の外出は控えて」と言われても、ほぼ動かないでできる気分転換のネタも尽きたわよね。

まずは形から入る、初心者ピクニック飲み

今日はね、そんななかでもしぶとく楽しみを見つける派だから、お仲間に声かけてピクニックするのよ。ちょうどデキャンタメーカーのお誘いで、オンライン講座を受けられるっていうから、ちょうどいいなと。場所はね、散歩してて偶然見つけた近所の公園。結構広くて、テント張ってお手製のものを食べてる人たちもいて、なんかいいかも!と思って。本当はこの時季なら、海辺が理想的なんだけど、今年はしょうがないわね。ワインとおしゃれデリを持参して決行よ。

お仲間(以下O)「お待たせ〜! わ、わ〜、ちょっと、随分気合入ったテントじゃない? 一泊しそうな勢い(笑)」

ジョバンナ(以下G)「こんなビル近くの公園で寝てたら、浮浪者か、家出か・・・・・・。これが大人の女子のソロキャンプだったら怪し過ぎ(笑)」

「アハハ、ヒロシ的な(笑)不審がられそう」

「そういうアナタも、ラグに、クーラーにいい感じで揃えてくれたわね」

「ま、どうせやるなら、よね。そろそろワイン開けちゃう?」

「そろそろZOOMレクチャーも始まるし」

➡︎ZOOM講座参加

「なるほど、こういう風に使うのね、デキャンタって」

「ビデオオンにしてたから、他の参加者も羨ましそうだったわね、ピクニック飲み」

「そうそう、密にもならないし、軽くつまみながら自然の中でのびのびできていいわ〜」

通りがかりのマダム(以下M)「あら〜〜、なんだか楽しそうね〜〜。こういうのいいわね。家族に教えたいから、写真撮ってもいいかしら?」

「楽しいですよ。写真? はぁ、まあいいですけど・・・」

「(パシャ)ありがとう、今度やってみるわ〜。さようなら〜」

「マダムになればなるほど、見知らぬ人に平気で話しかけるようにならない?」

「わかるわ〜、でもね、私たちも間もなくそんな種族に突入よ」


なんだかんだ暗くなるまで4時間くらい飲んでしゃべってたかしら? レストラン行くよりお金かからないし、開放感あるし、やってみたらすごく楽しかったわ。これまでカフェのテラスで、っていうのはよくあったけど、公園でアウトドア飲みなんて考えてもなかったし。こういう新しい楽しみ方ができるのはポジティブな発見。皆さんも試してみて!

違う角度から見てみれば、何かが変わる

一喜一憂。まだまだ日毎に気持ちは揺れ動くわよね。コロナでの先の見えない不安に加えて、惜しまれる才能の旅立ちに涙したり、反面溢れ出るような才能との新しい出会いが、生きる希望になったり・・・・・・。たぶん誰もの心がものすごく繊細に、敏感になっているんだと思う。


そしてイタリアの人たちも見習いたいわ。もちろんすべての人ではないと思うけれど、あれほどロックダウンで大変な状況だったのに、太陽の下でバカンスを楽しんでいる光景をインスタで目にするわ。私たちもこのきっかけを無駄にせず、小さな幸せに感謝して、1日も早く自由な日々を過ごしたいわね。じゃ、また来月!


●おすすめのワイン

サンタ・マリア・ラ・パルマ
アラゴスタ ロゼ アルゲーロ ロザートDOC

今月のワインは、イタリアではシチリア島に次いで大きい島、西地中海の中央に位置するサルディーニャ島のロゼワインです。リゾート地としても人気のこの島で作られるヴァルメンティーノ種が主体。海近くで作られるブドウとあって、微かに塩味が感じられるのが特徴。

生産するサンタ・マリア・ラ・パルマは単一のワイナリーではなく、1959年に設立された326の生産者で構成される共同組合。

ロングセラーである同名の白ワインに近年仲間入りしたロゼ。輝くようなピンク色で、バラやベリーの生き生きとした軽い果実味がドライな味わいと心地よく調和。伊勢海老のエチケットのとおり、魚介類との相性が抜群の夏に楽しみたい一本です。

Aragosta Rosè Alghero Rosato DOC
サルデーニャ州
ヴェルメンティーノ主体
750ml ¥1,600(参考小売価格)

お問い合わせ先
フードライナー
TEL:078-858-2043

文/ジョバンナ洋子
イラスト/ユリコフ・カワヒロ

ジョバンナ洋子
ナビゲーター
ジョバンナ洋子
移ろいゆく世の中を見守る、元お叱りバー(架空)のママ。本業はファッションエディター。 GINGER Webでの連載も3年目に突入しリニューアル。各地で遭遇する日常の事件をきっかけに感じる新しい価値観を、ユニークに伝えていく。
このナビゲーターの記事を見る