知らないとソンする「保険の見直し方法」とは?

保険は一生付き合うものです。でも、Spark GINGER世代から見ると、何十年も先のことなんてわからないですよね。選んだ時は「自分に合う保険」だと思っていても、時間とともに「自分」が変わっていきます。常に「自分に合う」状態を維持するためには、保険の内容も細かく見直し、微調整していく必要があるのです。今回は自分に合う保険の選び方についてお話しします。

古い保険は流行遅れの洋服と同じ

From Getty Image

突然ですが、みなさんの家のクローゼットに眠っている服はありませんか?
どこか破けているわけではないけど、今の髪型や体型に合わないから着ない――
着られなくはないけれど、流行遅れだから着ない――
そりゃそうですよね。ファッションという視点から見れば、今の自分、今の時代に合っていない服には袖を通しにくいもの。

見直しをしていない保険も、実はこれと同じ。加入した時は自分のライフスタイルに合っていたかもしれません。でも、ライフスタイルは変わります。20代の時には病気に備えた保険に加入していたとしても、30代では、そろそろ貯蓄を始めたい、死亡時の保障を準備したいと思うようになっているかもしれないのです。

素敵に年齢を重ねて、自身のファッションスタイルが変わる事と同じ様に、ライフスタイルが変わるのは自然な事です。そして、この「古い保険」を放置すればするほど、今の自分に必要ない保障のために、保険料というお金が毎月出て行きます。もったいないですよね。

ですから、着ない洋服は処分、「古い保険」は見直しが必要です。おしゃれに敏感な人が常にトレンドや流行、何より自分のスタイルを意識したコーデをしているように、安心して毎日を過ごしている人は、常に自分のライフスタイルに合った保険に加入しているものなのです。

見直しのタイミングは「ライフスタイルが変わった時」

From Getty Image

では、いつ、どんな時に見直しが必要なのでしょうか。保険加入のベースとなるのは個々のライフプランですから、少なくとも結婚、出産、転職といった生活環境や家計事情が変わった時には見直した方が良いでしょう。

結婚のタイミングでは、「夫の保険が最優先」「夫だけ入ればいいんじゃない?」と考える女性も多いのですが、それはちょっぴり勘違いかも知れません。

もし自分に万が一のことがあり、その時に小さな子供がいたら、ご主人のお仕事中は誰が子育てをするのでしょうか。男性でも女性でも、ひとりで仕事をしながら家事と子育てを両立させることは想像しているより大変です。実家を頼ったり、家事のヘルパーやベビーシッターに頼らなければどうにもならない状態になるかもしれません。そこには当然、お金がかかります。家事って、お金に換算すると実はとっても高額なんです。

そんな時に、女性が生命保険に入っていれば、経済面で家族を支えることができます。医療保険やガン保険についても同じで、入院中の家事・子育ての費用が給付金でまかなえるかもしれません。結婚・出産は、女性が保険を考えたり、独身のころから加入している保険を見直すにはピッタリのタイミングなのです。

転職が見直しのタイミングになるのは、収入が変わる可能性があるからです。収入が減れば、家計に対する保険料の割合が当然ながら増えます。保険料ありきで保障を削るのは望ましくありませんが、保険料を払うために日々の生活が苦しくなって、大好きな洋服も買えなくなるのは本末転倒でしょう。

逆に、収入が増えた場合はどうでしょうか。必要な保障そのものが変わらなければ見直す必要もありませんが、収入が増えた分の一部を保険で貯蓄した方が良い場合もあります。やはり見直しが必要ですね。

しかしながら、転職したり、収入が急増・急減するといったことは、そう頻繁にあるわけではないでしょう。ですから、クローゼット内の洋服のようにシーズンごとに見直す必要はありません。言い方を変えると、タイミングは人それぞれだということ。ポイントは、ライフスタイルが変わったら保険は必ず見直した方が良いということです。

まずは今の保険内容を確認

From Getty Image

見直しのタイミングかなと思ったら、保険ショップに相談しましょう。自分で加入内容を見直し、新たな保険に加入をすることもできますが、ひとつ間違えると取り返しがつかないミスになる可能性もあり、危険です。

例えば、保険は加入の際ほとんどの場合審査期間があり、その間は新しい保険には未加入の状態となります。このことを知らずに新しい保険書類に記入しただけで、古い保険を先に解約してしまうとどうなるでしょうか。短期間ではありますが、保険に加入していない期間が発生しますね。その間に何かあった場合、保障が受けられなくなってしまいます。

また、新しい保険に加入する際に、年齢や病歴などが原因で審査に通らなかったり、割高な保険にしか入れないこともあります。もし先に古い保険をやめてしまうと、保険料が増え、保障が小さくなることもあるのです。

そのような事態を避けるためにも「餅は餅屋」でプロに相談した方が安心。自分で調べる時間もある意味必要でしょうが、保険商品の内容よりも、自身やパートナー、家族のライフスタイルを考えるために時間を使うべきです。「保険」はライフスタイルを支えるための準備なのですから。

そして、現時点で加入している保険があるなら、その内容を確認しておくことが大事。定番のスニーカーやデニムは流行に左右されずにコーデができますよね。保険の見直しも、「総取っ替え」ではありません。不要なものをなくし、必要なものを加える場合がほとんどですから。

そして、みなさんのクローゼットの中にもあるかもしれませんが……そう、掘り出し物の「お宝」。保険にも、実はこの「お宝」と言われる保険があります。お宝を探すだけでも、保険の見直しをする意味があるとは思いませんか?

クローゼットの中を整理するのと同じで、今加入している保険の整理がある程度できていれば、相談する際も話がスムーズに進みやすくなります。どんな保険に加入しているか分からないという人は、せっかくの流行りの服をクローゼットに閉まいこんで忘れているのと同じ!

まずはどこかにしまってあるはずの保険証券を引っ張り出して「何のための保険なのか……」と、コーディネートのチェックから始めてみてください。

文/杉山将樹

杉山将樹
ナビゲーター
杉山将樹
110ホールディングス株式会社 代表取締役 株式会社ほけんの110番 代表取締役 一般社団法人 保険乗合代理店協会 理事 1970年生まれ。 20代は建築設計、30代半ばまでは住宅セールスと住宅業界に身を置き、 35歳より保険業界へ。外資系生保にて新人賞、TOPアドバイザー等多数のコンテストに入賞。 その後39歳で株式会社ほけんの110番に参画、関東支社長・営業本部長・常務取締役を歴任。 2016年11月現在、北海道から沖縄まで全国80拠点以上を展開している。 「with you 1-10―あなたのために1から10まで」をキャッチフレーズに全国を疾走中。人呼んで業界のお洒落番長。東京都港区在住。著書に『死亡保険金は「命の値段」もっともシンプルな保険選び』(幻冬舎)がある。
このナビゲーターの記事を見る