5月17日にリリースされた3rdアルバム『i DO ME』が初週にミリオンを突破。1stアルバムから3作連続累積ミリオンは、男性アーティストでは史上初という快挙を達成したSnow Man。グループ初のドームツアー『Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME』(全国4都市全10公演)を開催中。ドラマ、舞台、映画、バラエティなど9人それぞれの活動にも注目が集まるなか、ホームであるSnow Manとして熱いパフォーマンスを見せてくれた東京ドーム公演初日の模様をお届け。
スタート直後から熱量の高さはすでにMAX!?
開演前から会場は9色のペンライトの光が揺れ、これから始まるステージへの期待が膨れ上がっていた。開演定刻、スクリーンにメンバーの映像が映し出されると、黄色い歓声が飛び交い会場のボルテージは急上昇!
デビュー発表の思い出の地にふさわしく、オープニングを飾ったのはデビュー曲「D.D.」。20mの高さからゴンドラに乗った9人が登場し、「騒げるかーい! 楽しんで行くぜー!」とリーダー岩本照さんが会場をあおると、さらにテンションが高まる会場。曲の間にも「ヘイ! 東京ドーム! そんなもんか? 今日は俺たちと一緒に騒いで行こうぜー!」と佐久間大介さんが盛り上げる。1曲目からフルスロットルだ。
大人なムード漂うダンスパフォーマンスで魅了したかと思えば、やんちゃな顔をのぞかせ、くるくると変わる9人の表情豊かなパフォーマンスが続く。「東京ドーム! 会いたかったぜー! パーティタイムだ!」と、宮舘涼太さんの掛け声とともに始まった「Nine Snow Flash」では、コール&レスポンスでメンバーと会場が一体に。Snow Man初ライブの人でもぐぐっと引き込まれ、楽しめる演出はさすがだ。アップテンポな曲が続き、すでに終盤戦か!?と思わせるほどの大盛り上がり。
「みんな、会いたかったよー」と、東京ドームでライブができる喜びを全身で表現するメンバー。みんなの熱い思いを「俺たち9人で受けとめるぜ!」という力強い言葉に、歓声も一層大きくなっていく。
Snow Manらしさをメンバー全員で追求したライブ演出
ニューアルバムは初週でミリオンを突破し、6月12日現在の累計売上は116.7万枚。アルバムを引っさげたライブらしく、セットリストの核はもちろん『i DO ME』の収録曲。“自分らしく”という意味に加え、ローマ字読みで“挑め”と読めることから、Snow Manらしさを追求することに挑んだアルバムだ。“挑戦”を感じられるパフォーマンスが随所に見られた。
今回のライブ演出は深澤辰哉さん、阿部亮平さんが中心となり、メンバー全員でアイデアを出し合ったそう。ユニット曲以外の衣装はラウールさんが担当。福岡、愛知の公演に参加される人は、スタイリッシュな衣装にもぜひ注目して欲しい。
岩本さんが振り付けを担当した「クラクラ」では、男の色気を感じさせるダンスパフォーマンスで魅了。9色に光るドレスをまとったトルソーと踊る姿にドキドキが止まらない! セクシーなパフォーマンスから一転、ユニット曲ではキュートだったり、クールだったり、ときには笑いありで、Snow Manの幅の広さを魅せつけた。さらに、ドームという広大な会場だからこそできる高さ6mのムービングステージを使ったダンスパフォーマンスも圧巻。約93mを移動しながら、疾走感のあるロックサウンド「W」を力強く踊り歌いあげた。
Snow Manの魅力を思う存分披露した前半戦が終わると、「みんな、楽しんでるかーい!」と深澤さんのひと言でクールダウン…ではなく、「イエーイ!!」と会場の興奮はさめることなく、アゲアゲ状態。しかし、「ゆっくり、ゆっくり座ってください」「休憩できるときに、休憩したほうがね」「トイレも…」とそれぞれが口にすると、トイレへ走る人が増えていくという事態に(笑)。
「改めまして、どうもSnow Manでーす」と、9人全員であいさつをして仕切り直し。みんなの声が聞きたいと、「今日、初めて東京ドームきたよーっていう人」と問いかけると、「はーい!!」とあちこちから声が聞こえてくる。「みんなの初めてが俺たちって最高じゃん!」と佐久間さんが言うと、「みなさんの推しが東京ドームでライブしてまーす」(阿部さん)、「俺たちのファンが東京ドームに座ってるぞー!」(向井康二さん)と、メンバーもテンションが高まっている様子。ここでも東京ドームでライブができる喜びを爆発させていた。
デビュー発表の場所であることから、当時を振り返り「俺、あそこらへんに立ってたな」(目黒蓮さん)、「(発表の瞬間)緊張したな」(ラウールさん)という話も。「カメラ目線の人、いたよね?」(阿部さん)というと、「誰だ?」「舘さんの気がするけど…」と振られた宮舘さんが「今はカメラ目線が得意ですけど…。当時はどうでしたかね」とちゃんと笑いをとる連携プレイ。
結成当時、東京ドームの隣にある東京ドームシティでライブを行った話も振り返り…。「そこで、ムービングステージをやったんだよね。3000人くらい入る会場で、そこのステージは小さくて。だから、ここでできるのがすごいし、うれしくない?」と感慨深げなラウールさん。「みなさんの声があったからこそ、東京ドームのステージに立てています。ありがとうございます」と深澤さんが改めてお礼をのべると、メンバーも口々に「ありがとう」と感謝を伝えていた。
思い出話が尽きないなか、個人活動も盛んなSnow Manらしく、今後の活動についての告知も。
目黒さんからは「7月からTBSさんで『トリリオンゲーム』というドラマの主演を務めさせていただきます」と発表。「マジで面白い! 早くみなさんに見てもらいたい!」と期待させるひと言を。渡辺翔太さんからは「『ウソ婚』というドラマに出演しまーす! (菊池)風磨と一緒で、友だちと一緒に仕事するって変な感じ」と照れくさそうに発表。さらにさらに、「私、佐久間大介が『マッチング』という映画に出演させていただきます! 僕はストーカー役で出てます」というと、会場は大盛り上がり。「よく、ストーカーしてるもんね」(渡辺さん)、「気づいたら後ろに佐久間くんがいること多い」(目黒さん)と、メンバーからハマり役とのお墨付きが。
もちろん「それSnow Manにやらせて下さい」の宣伝も。MCの最後には向井さんから「明日(11日)のライブ終わりにインスタライブやりまーす」という告知があり、会場は歓喜にわいた。約束通り、11日にはインスタライブが行われ、阿部さんからメンバーにサプライズでグローブのプレゼントが!
4000発の炎とともに完全燃焼!
後半戦は、目黒さん単独初主演映画『わたしの幸せな結婚』の主題歌「タペストリー」でスタート。切なくもあたたかい恋心をエモーショナルに歌いあげ、さっきまでの和気あいあいとした空気をガラリと変えていく。
胸キュンナンバーが続き、会場がハートマークで満ち溢れるなか、「みんなの近くに行ってもいいですかー」と、「ナミダの海を越えて行け」では、メンバーそれぞれがフロートに乗ってアリーナに登場。巨大な9台のフロートが移動する様は圧巻。会場の隅々まで手を振り、ありがとうの気持ちを伝えていた。希望に満ちた歌詞が印象的な「Snow World」では、フロートからのびるリフターに乗り、メンバーそれぞれもペンライトを持ってパフォーマンス。東京ドームでライブができる喜びをかみしめながら、2階、3階席にいるファンとの距離も縮めていく。
ステージに戻ると、東京ドームがクラブになったようなダンスナンバーで盛り上げる。Snow Manの9人も、会場のファンも疲れ知らずで、パワーがどんどんみなぎっていくよう。会場のボルテージが最高潮に達したのが「Cry out」が流れた瞬間だ。2019年のJr.時代に発表された楽曲で、『i DO ME』で待望の音源化。会場からは悲鳴に近い歓声がわきあがり、人気の高さがうかがえる。激しいサウンドと男らしい攻めのパフォーマンスにぴったりなステージを包む炎と火薬の演出。気迫あるステージから9人の熱い思いがひしひしと伝わってきた。
初のドームツアー、そして思い出の地である東京ドーム3daysの初日を終える、本編最後の9人からのメッセージは、ファンへの感謝で溢れていた。
深澤さん「みなさん、今日はどうもありがとうございました。本当に最高に楽しかったです。東京ドームという思い出の地で9人とステージに立って、みなさんとともに楽しめたことが本当にうれしいです。こんな時間をまた共有できたらうれしいなって思います。本日はありがとうございました」
阿部さん「本日はありがとうございました。楽しかった?(会場:イエーイ) 楽しかったー?(イエーイ) みなさんのことが大好きでたまらなくて今日まで準備を進めてきました。でも、ここに連れてきてくれたのは、みなさんです。ここに連れてきてくれて本当にありがとう!」
宮舘さん「本日はどうもありがとうございました。(ジャケットを脱ぎ、あみあみのノースリーブ1枚に)安心してください、着てますよ! こうやってありのままの自分をさらけ出せるのも、ここにいるファンのみなさまのおかげだと思っています。ここには幸せな空間が広がっていました。また、愛し合いましょう!」
目黒さん「本日はみなさんどうもありがとうございます。僕たちのパフォーマンス、どうでしたか?(イエーイ)よかったですか?(イエーイ)よし!!(ガッツポーズ) みなさんの声を今みたいに生で聞けて、初のドームツアーを一緒に共有できてうれしいです。本当に本当にどうもありがとうございます!」
ラウールさん「ラウールです。みなさん、今日はどうでしたか?(キャー)僕はめちゃくちゃ楽しかったです。東京ドームという大きな会場に一同に集まってもらい、スタッフさんと準備を重ねたこの場所っていうのが、人生にあることが幸せだと実感しています。僕もみなさんに幸せを届けられる存在になれるようがんばります。ありがとうございました」
渡辺さん「ありがとうございました。阿部ちゃんが言ってましたけど、僕たちが実現したドームツアーではなく、みなさんが僕たちをドームに連れてきてくれたんだなと思います。僕、視力が約2.0あるんですけど、みんな本当に笑顔で楽しそうで声を出してくれて、幸せを僕たちが逆にもらいました。今日はありがとうございました」
佐久間さん「こうやってメンバーカラー一色にしてくれるのがうれしくて。メンバーそれぞれも絶対にうれしいって思ってるし、みんなとひとつになれてうれしいです。この空間が本当に大好きです。心から騒げましたか?(イエーイ)東京ドームそんなもんか?(力強くあおる)心から騒げましたか?(より大きな声でイエーイ) ありがとう! みんなのこういう声を聞きたくてステージに立ってるし、みんながいないと俺たちはステージには立てません。これからもSnow Manを全力で応援してください! また遊ぼうね」
向井さん「東京―――!!(キャー)キャーって言って!! キャーって言って!! (高い声で)キャー!! これからもよろしくお願いします! ふぅー」
岩本さん「みなさん本日は本当にありがとうございました。楽しかったですかー?(イエーイ) 楽しかったですかー?(イエーイ) ありがとうございます。僕たちも楽しかったです。ここでデビュー発表させていただき、こんなにも自分たちのファンで埋め尽くすことができる日がついにきたのかと思うと、ありがたいと思います。時代がすごいスピードで動いているなか、次いつこうやって直接ありがとうと言える日がくるかわからないから、その瞬間をこんなに大切な人たちがいると思って、大事にみんなで一歩一歩進んで行きたいと思います。本日は素敵な思い出を共にありがとうございました」
「僕たちからの愛を受け取ってください」(岩本さん)と、「あいことば」で本編ラストを締めくくった。
アンコールのラストでは2万個の風船が天井から降ってきて、それに夢中になったファンに「こっちも見て~」とステージから声が(笑)。「余っていたら分け合ってくださいね」というお願い通り、会場の外ではファン同士で譲り合いが行われていた。
大きな会場に負けない、ダイナミックなパフォーマンスの数々。9人それぞれの“自分らしさ”と、Snow Manという集合体でのらしさを存分に堪能できる約2時間40分のライブ。残すは福岡PayPayドームと愛知のバンテリンドーム ナゴヤの4日間。ここには書ききれない魅力溢れるパフォーマンスがいっぱいなので、お楽しみに!
Snow Man(スノーマン)
2020年1月22日にCDデビュー。2023年5月17日に3rdアルバム『i DO ME』をリリース。現在、『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系/毎週金曜20:00~)が放送中。
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