いちごの季節到来！ ヌン活界隈でもいちごがメインのアフタヌーンティーは安定の人気があります。今回おすすめしたいのはお台場にある2大ホテル、グランドニッコー東京 台場とヒルトン東京お台場のいちごアフタヌーンティーです。それぞれ違うテーマカラーを掲げた競演。どちらがお好みですか？（スイーツ・グルメ担当ライター／YUKI YONEI）
華やかな「レッド×ゴールド」、シックな「ブラック×ホワイト」どちらを選ぶ？
ゆりかもめ線の台場駅を挟んで建つお台場のランドマーク的ホテル、グランドニッコー東京 台場とヒルトン東京お台場。実は同じタイミングでいちごメインのアフタヌーンティーを開催しています。
グランドニッコー東京 台場は華やかなレッド×ゴールド、ヒルトン東京お台場はシックで落ち着いたブラック×ホワイトがテーマカラー。同じいちごでも、それぞれまったく雰囲気の異なるアフタヌーンティーが楽しめます。
こんな絶好の機会を逃す手はありません！ 早速食べ比べしてみました。
グランドニッコー東京 台場「レッド×ゴールド アフタヌーンティーセット」
ランチョンマットも赤で統一され、自然とうきうきした気分に
最初にお邪魔したのはグランドニッコー東京 台場。「The Lobby Cafe」にて「レッド×ゴールド アフタヌーンティーセット」を2023年2月28日まで開催中です。
いちごのレッドと縁起の良いイメージがあるゴールドをカラーテーマに、華やかなアフタヌーンティーが楽しめます。目を引くレッドとゴールドのリボンが巻かれた三段のアフタヌーンティースタンドですが、2人以上の利用でも1人に1台でサーブしてくれます。目の前には私だけのスタンドが。なんて贅沢！ 英国の貴族になった気分で早速いただきます。
いちごのムース シャンパンの泡ゼリー
上段の「いちごのムース シャンパンの泡ゼリー」は、いちごのアート作品のような一皿で、フレッシュないちごもたっぷりと味わえます。ムースはしっとりとした優しいいちご味が口の中にほわっと広がります。一口目には気づかなかったのですが、中には赤スグリのゼリーが入っていて、ムースとともに食べると適度な酸味と濃厚なベリーの味わいが楽しめます。底にコーティングされているいちごチョコ、これがまた美味しいのです。食感の違いも楽しめる、大人のためのムースです。
中段のスイーツ4種。手前から時計回りに「ミルククレープいちご」「薔薇のマカロン」「ミルフィーユ」「パンナコッタといちごのジュレ」
中段にはかわいいルックスのスイーツが4種類。「ミルククレープいちご」は全体が淡いピンクで、酸味が強めのいちごの味わいがクレープの優しい味と絶妙な層となりじわじわと染みてきます。「薔薇のマカロン」はいちごは使用していないそうですが、言われなければ気づかないほどカラーをそろえてグッドマッチ。バラの風味が上品に香りたち、美味でした。
どのスイーツも甘さ控えめで、いちごの酸味と甘さをうまく表現しているスイーツばかりで、紅茶との相性もばっちりです。
セイボリー5種。手前から時計回りに「タラモサラダのコルネ」「鯖サンドイッチ」「トマト風味のクラムチャウダー」「イベリコチョリソーのスコーン」「ハニーチーズソース」
下段には5種のセイボリーが並びます。ホテル内にある「GARDEN DINING」のシェフが手掛けた本格的なセイボリーは、毎回美味しいと評判だそう。
私が一番気に入ったのは金華鯖を使用した「鯖サンドイッチ」。リエット状の鯖は、鯖の旨みがしっかりと感じられてパンと合い、上品に仕上がっています。また「イベリコチョリソーのスコーン」は、オリジナリティあふれるスコーン。これにハニーチーズソースを合わせると、ガツンと濃厚な味わいが楽しめ、アクセントになるテイストでした。
カフェの入り口にはアフタヌーンティーセットが置かれたフォトスポットも
ロビー階にある「The Lobby Cafe」は、天井が高く開放感のある明るい雰囲気のカフェ。ゆったりとした空間で、午後のひと時を過ごすのに最適な環境です。レインボーブリッジにインスピレーションを受け、「色」をテーマに取り入れたアフタヌーンティーはこれからも要チェックです。
グランドニッコー東京 台場「The Lobby Cafe」
東京都港区台場2-6-1
03-5500-4550（レストラン総合案内／10:00～18:00）
https://www.tokyo.grandnikko.com/
ヒルトン東京お台場「ストロベリーアフタヌーンティー」
ヒルトン東京お台場では、ロビーにある「シースケープ テラス・ダイニング」にて「ストロベリーアフタヌーンティー」を2023年3月31日まで開催中です。
シックでスタイリッシュさを感じる「ブラック＆ホワイト」がテーマ。レインボーブリッジを眺めながら、いちごをふんだんに使用したスイーツとお腹いっぱいになる満足セイボリーを楽しめます。テーマカラーにぴったりの黒い輪が素敵なアフタヌーンティースタンドで運ばれてきます。
上段と中段には、フレーズモンブラン、いちごのクランブル、オペラショコラフレーズなどバラエティ豊かないちごのスイーツがずらり。見ているだけでテンションがあがります！ その中でもじっくりといちごを味わって食べたいおすすめのスイーツは、「白いちごのタルトレット」と「黒いちごのタルトレット」です。
「白いちごのタルトレット」は「淡雪」を使用しています。薄ピンクの柔らかな色合いがキュートな白いちごは、甘さがあり酸味は少なめに感じました。歯ざわりを感じるほどの固さがあり、見た目の優しい雰囲気とのギャップが面白い食感です。中に入っている抹茶ガナッシュとの相性も良く、もう一つ食べたいほど。
「黒いちごのタルトレット」は、希少品種の黒いちご「深紅の美鈴」を使用。黒みを帯びた濃い赤色の黒いちごは果肉も赤みが強く、香りと味わい、甘さまでもが濃厚でジューシー！ 濃厚なショコラタルトとよく合います。できればまずは黒いちごだけを一口味わって、その深い酸味と甘みのバランスを楽しんでみてほしいほどの美味しさです。
個人的にはグラススイーツの「いちごのクランブル」が好みでした。いちごとたっぷりの生クリーム、そしてクランブルといちごの粒がゴロゴロと入っているジャムのハーモニーが抜群でした。
セイボリー3種。左上「ポロ葱と帆立貝のフラン キャビア添え」、左下「ブランダード タプナードクルトン」、右「竹炭バンズのミニビーフスライダー、マンドリアーノチーズ」
下段のセイボリーの中でもイチオシはミニビーフスライダーです。竹炭を練り込んだ黒いバンズに、肉の旨みをしっかりと感じられるパテ、チーズにスライスオニオンやトマトが挟まれていて食べ応えあるスライダー。インパクト大の見た目に対して、味わいは意外に繊細で、美味しくてぺろりと食べてしまいました。
サンドイッチのフィリングはかぼちゃのサラダ、明太ポテトやたまご&ポテトなどバラエティ豊か。ベーグルはサーモンとクリームチーズの安定の組み合わせ。スコーンに合わせるジャム類は5種類も！
実はこれで終わりではないのがほかとは違うところです。スコーンとサンドイッチ類のワゴンサービスがあり、なんと、好きなだけ頼むことができるのです！ サンドイッチ3種類とベーグルを食べ、プレーンとショコラスコーンを1つずつ食べるともうお腹がはちきれそうになり、残念ながらワゴンサービスは断念。お腹も心も満足のアフタヌーンティーでしたが、次回は朝ごはんを抜いて来なければ、と密かに思うのでした。
ヒルトン東京お台場「シースケープ テラス・ダイニング」
東京都港区台場1-9-1
03-5500-5580
https://www.hiltonodaiba.jp/
食べ比べてみて、グランドニッコー東京 台場はおひとりさまで午後の時間をゆったりと過ごしたい時に、ヒルトン東京お台場はヌン友とおしゃべりをしながらアフタヌーンティーを楽しみたいシチュエーションにベターとの印象を受けました。
もちろんアフタヌーンティー好きは両方お試しくださいね！ カラーの違ういちごアフタヌーンティーがお台場で待っています。
