こんにちは! カレーと音楽が好きなイラストレーター、かざまりさです。今回はおうちやオフィスでも手軽にお店の味を楽しめる、レトルトカレーをご紹介します。
進化するレトルトカレー
いわゆる「日本のカレーライス」のイメージが強かったレトルトカレーですが、今や人気カレー店監修のメニューを再現したものや、レトルト用に開発されたオリジナルカレー、ご当地カレーなど多種多様になっています。その種類の豊富さはレトルトカレー販売専門店ができたほど。
密封パックなのである程度保存も効き、温めるだけでお店の味を手軽に家で再現できるレトルトカレーは在宅勤務の増えた今、特に重宝される存在となっています。なかには化学調味料や小麦粉不使用の体にやさしいものもあり、忙しく自炊が難しい方の常食としてもうってつけです。
また、多めに一定量を買い置き、消費した分を買い足すローリングストックをしておくことで災害時の備えにもなります。カレー店監修のレトルトカレーは、オンラインショップや成城石井などの食材店で気軽に買うことができます。
今回は、そんな良いことづくめのレトルトカレーを2種類ご紹介します。
(ネゴンボサンジュウサン)監修レトルトカレー
「ラムキーマカレー」中辛口 ¥648
埼玉県西所沢にある、カレーと自家焙煎珈琲のお店negombo33。カレー好きや地元の人々から愛される超人気店です。姉妹店にnegombo33高円寺店、今年6月にオープンしたnegombo33新宿ゴールデン街があります。
そんな名店negombo33の一番人気メニュー、ラムキーマカレーをレトルトで再現したカレーです。豪州産のラム肉を粗挽きにしてスパイスと赤ワインとトマトで煮込んだというこちら。ラム肉独特の旨味と、花山椒などのスパイスの特徴的な風味が合わさった、お店の看板メニューです。
レトルトもお店のメニュー同様に化学調味料・保存料・小麦粉不使用で体にやさしいのもうれしいところ。
食べ方は、袋から深めの器に出しレンジでパッケージの表示通りに温めるだけ。小袋に入った別添えスパイスの粗挽き花山椒をふりかけていただきます。
一口食べると衝撃が走ります。
今まで食べてきたレトルトカレーのイメージを覆す、ラム肉の豊かな旨味と芳醇なスパイスの香り。あとから花山椒の独特の香りと抜けるような刺激が。そこに赤ワインのコクと深みも加わって、スプーンを進める手が止まりません。辛味も爽やかで、夏にもぴったり。
家で名店の味が手軽に食べられることのありがたさといったら。この時世だからこそ、ぜひとも家にストックしておきたいカレーです。
パッケージに書かれているおすすめの食べ方は、硬めに炊いたご飯にターメリックを加えたライスと、大葉、紫玉ねぎ、ピンクペッパー(粒)を追加し、最後にブラックペッパーをかけるというもの。ひと手間を加えることでよりお店の味に近づくので、ぜひ試してみてください。
negombo33(ネゴンボサンジュウサン)監修レトルトカレー
「ポークビンダルー」辛口 ¥648
こちらはインド西部ゴア州(旧ポルトガル領)発祥のカレー「ポークビンダルー」。
店舗では準レギュラーメニューで、日によってメニューに入ります。ポークビンダルーの特徴というと、ビネガーの酸味とスパイスの辛味にあります。それをnegombo33流に仕上げた、スパイス角煮カレーがこのポークビンダルーです。こちらもラムキーマと同じく化学調味料・保存料・小麦粉不使用です。
食べ方もラムキーマ同様、注意書きに沿ってレンジか湯煎で温めます。ピンクペッパーなどのホールスパイスや粗挽き黒胡椒をかけても良いですね。
パウチを開封すると、大きな豚肉の塊がゴロゴロと豪快に入っていてびっくり!
お店で食べるときと同じようなボリューム感です。豚肉は歯ごたえがしっかりありつつも、ほどよく脂身に近い部分も入っていてそのとろみも美味。アクセントとなるホールの黒胡椒がじんわりとした辛みを全体に加えています。米酢、トマトの酸味と果実酒のコク深さ、豚肉の旨味、これらがバランスよく合わさってとんでもない美味しさのカレーを作り上げています。
酸味が効いているのでキリッと食べやすく、さらさらとご飯が進みます。辛口ですが、刺激的というよりは、黒胡椒のひりりとした辛さがあとからじんわりと効いてくる感じです。食べているうちに額にじわりと汗が滲みます。こちらも夏にぴったりの、爽やかなカレーといっていいかもしれません。
ラムキーマカレーもポークビンダルーカレーも、おうちで、しかもレトルトでここまで「お店の味」を体験できるということは、この時期は特に、本当にありがたいことです。落ち着いたらお店に訪れてみたくなる、中毒性の高いとっても美味しいカレーでした。
皆さんもレトルトカレー、ぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。
negombo33:http://negombo33.com/