帝国ホテルプラザ内にあった「ヤンチェ_オンテンバール」が、ラグジュアリーブランドのブティックが並び、美しい街路樹が続き、劇場や美術館など文化の薫りが漂う丸の内の仲通沿いにリフレッシュオープンしました。自然光がたっぷりと入るショップには、今まで以上にコラボ&オリジナルアイテムが豊富にラインナップされています! そのオープニングに伺い、ブランドディレクションを手掛ける香取慎吾さんと祐真朋樹さんに、リニューアルのポイント、そしてそろそろ秋服を整えたい人におすすめのアイテムを取材しました!
ブランドデビューから3年。記念すべきブランドの周年日に新たな場所で新展開を繰り広げる「ヤンチェ_オンテンバール」。まずは香取さんに新店舗の印象を伺うと――
「ブランドデビュー時から3年間いた場所は、秘密の場所というか隠れ家で、それをみんなのものにしていこう! という勢いと思いが強かった感じでしたね。ニュースペースは角地で、光が入って、人が歩いていて、街が動いているのを目の当たりにできるというか…図面で見て想像はしていたけど、予想以上にいい感じです」。
その言葉どおり、ウィンドウショッピングができるガラス張りの外装になっており、広々とした店内にはシンボルツリーも健在!
「ショップリニューアルの話が出て、どのような形にしようかと考えていた時点では、『またすべて新しくしよう!』という気持ちしかありませんでした。ただ今の時代、話し合いのなかで“サスティナビリティ”というワードが何度も出てきて、今まで創り上げてきたものをより進化させていくのも面白いかなと。ですから、レジスペースはそのままだけど後ろに新しく木を加えたり、レジ横のシンボルツリーはショッキングピンクからヤンチェのテーマカラーのパープルに変えたんです。3年たってヤンチェの色がより濃く、強くなった感じです」と香取さん。
その言葉もあって、今回から登場のショッパーも実は再生紙を使ったものに変えたそう。「服バカ」を自認する香取さんのファッションは、自分が好きなアイテムをずっと着続け、履き続け、そこに“今”のものを組み合わせていくスタイル。そんなおしゃれを私たちも取り入れるため、2021SSコレクションのなかから、秋コーデがブラッシュアップできるアイテムをピックアップしてみると…。
まずプラスしたいのが、今季も続々と新作が登場しているスウェット素材のパーカ。着心地が良く、抜け感のあるおしゃれには欠かせないアイテムです。それを香取さん風にデザインしたものがこちら。ヤンチェのテーマカラーパープルに、香取さん撮影の写真をプリント。コントラストのあるカラーバランスでモード感あふれる1枚に仕上がっています。バックの裾が少し長めなのもヒップラインのカモフラージュにはうれしいポイント。
デニムが再注目されている今シーズン。新しい1本を…と探している人には、こちらのパンツがおすすめ。今までもエドウインといったデニムブランドとのコラボがありましたが、今回のオリジナルで追求したのははき心地と美脚を意識したライン。ハリがありながらも柔らかい生地で、ストレートシルエットだから、後ろ姿もすっきり! もちろん織ネームには、2021SSのアート作品「NEW WORLD」のグラフィックがデザインされています。
毎回楽しみなコラボアイテムですが、2021SSではアナ スイとの初コラボが実現。発売前から業界で話題になっていましたが、アート性が高く、ヴィンテージ感漂うシャツ、パンツともに、手持ちのシンプルなアイテムにサラッと合わせるだけで、旬の雰囲気に。ワンパターンになりがちなレイヤードもこれでブラッシュアップできるはずです。
ますます“ミニ化”が進んでいるバッグ。ヤンチェのなかでも、毎回即完売が続いているVASICのミニサイズ2タイプは、アクセサリー感覚でコーディネートのアクセントに取り入れたい注目作。写真左は、肩掛けもできるストラップ付きのライトパープルの変型スクエア。裏地には「NEW WORLD」モチーフが描かれています。写真右はヤンチェのテーマカラーのパープルが目をひく巾着タイプ。コロンとした形が可愛らしく、コーデを引き立ててくれます。
ワクワクするような洋服屋を目指したい!という香取さんの願いのもと、さらにパワーアップした丸の内のショップは、おしゃれの更新ができるだけでなく、訪れた空間で気分の浄化も叶いそうな場所。秋服を探しに、さっそく足を運んでみませんか。
JANTJE_ONTEMBAAR PERMANENT POP-UP SHOP
東京都千代田区丸の内3-4-1新国際ビル1階
0570-022771
https://j-o.tokyo (※当面は完全予約制、来店予約はHPから)
※商品やサイズによっては完売の場合もあります。