NY在住のエディターライター山田ヒロミさんが、気になるトピックスをレポート。今回は、キレイのために始めたい新習慣をご紹介します。
素足の季節がやって来た!
7月に入ると、さらにワクチン接種完了の人が増え、ステイホーム&マスク生活から解放された人たちで街がますます賑わっているNY。やはり外に出て人に会うようになると気持ちが引き締まり、見た目のお手入れにも気合いが入ります。
素足の露出が増えるこの時期、特にフットケアは念入りにしておきたいところ。 夏のピーク時期になると人気のフットケアアイテムは売り切れ必至。気になるアイテムは今のうちに調達しておかなければ!
まずは全米で人気のコスメ専門店をチェック
ビューティ&ウェルネスの関連商品を扱うショップとして、急成長を遂げているアルタ・ビューティ(Ulta Beauty)。コロナ禍では、オンラインのビューティストア部門でセフォラを抜いてトップになるなど、アメリカでは知られた人気の美容系セレクトショップです。
ちなみに、NYのマンハッタンは今年の2月に、2店舗目がオープンしたばかり。本日はここミッドタウンのヘラルドスクエア店をパトロールします。
パステルカラーを配した明るい店内は、プチプラからラグジュアリーまで幅広い商品構成が人気の秘密。新ブランドのアンテナショップとして入荷が早いのも、大きな魅力です。では早速、バス&フットケアプロダクトのコーナーを覗いて気になるブランドをピックアップしてみましょう。
フットケアもサステナブルでクリーンが主流
Barefoot Scientistはコロナでロックダウンになる直前にローンチし、ここアルタ・ビューティに商品が並んだ途端にショツプ自体が休業に入ってしまったという不運のスタートでした。にもかかわらず、逆境を乗り越えて売れ続けている信頼ブランドです。
みんなが顔、髪、体をケアするのと同じように、足にも細心の注意を払ってきちんとしたとケアをするように――という思いを込めてプロダクトづくりをしているブランド。パッケージをコンパクトで持ち運びしやすくし、使用法もシンプル。いつでもどこでも持続して使えるようにという狙いがあるそう。
このブランドから、売れ筋&特にこれからのシーズンに役立ちそうな商品をピックアップします。
コロナ以降、人々が「除菌」や「抗菌」という言葉に敏感になっていることもあり、足を「清潔」に保つことにもがぜん関心が高まっています。
脱臭浄化スプレーのTwinkle Toes™($16)は、使いやすいミストタイプで、レモンとミントの香りにも癒されます。ヨガの後や裸足で歩き回った後に、足やマットにサッとひと吹きするだけでカビやバクテリアを一掃し消毒してくれるというもの。脱臭効果もあるので、スニーカーを履いたときにも、ソックスやシューズの臭いを防いでくれます。
こちらは、瞬時に汚れを落とすだけでなく、油分や汗も分解してくれるウエットタオルClean Slate™($10)。足用の大きめサイズで、外出先、ビーチやハイキングの後だけでなく、おうちで夜寝る前などに足を拭いて清潔にしたいキレイ好きの人にもおすすめです。エッセンシャルオイル配合で、保湿してさらにリフレッシュというトリプル効果が◎。
ハリウッドのセレブから火がついたフットスプレー
数々のビューティアワードを受賞しているこのブランドのシグネチャー商品がこちら。ベストセラーのPreHeels+®($16)は、摩擦によるブリスター(水膨れ)やマメ防止用のスプレー。今までならテープやバンドエイドなどでトラブル箇所をカバーしたり、クッションを当てるなどの対策がデフォルトでした。しかもそのせいで、靴選びに制約があって、ルックス的にイケていないものを選ばざるを得なかったり。でもこのスプレーがあれば、あらゆるスタイル、デザインの靴を履くことが可能に。しかも、ステックタイプのものより200倍保護力があるそう! デザインは気に入っているのに、どうしても靴ズレしてしまい履けなくなってしまった靴...ってありませんか? そんなお気に入りの靴を思う存分楽しめるのは、うれしい限り。
“自分で角質ケア”にトライ!
3アイテムが入ったPEEL & REVEAL($53)は、フットケアのビギナーにぴったり。まず、ピーリングパックReboot™で軽く角質を除去します。これ、従来のパックと比べて刺激が少なめで◎。そのあと、ステンレス製のやすりGratest™と、最高品質のシリグラスから作られた両面軽石Buff™を使って整え、ヒアルロン酸やセラミドを含む贅沢な保湿クリームHighDive ™でしっかり保湿。まるで絹のような滑らかな足裏に仕上げるという触れ込みのセットなのです。
ここまでご紹介したプロダクトはすべて低アレルギー性で、皮膚科医のテスト済み。ビーガンで、動物テストをしない虐待フリーと、環境にもしっかり配慮がなされています。
フットケアはキレイで健康でいるためのルーティン
Barefoot Scientistの創設者であり共同経営者でもあるDana Ward(ダナ・ワード)さん。ブランドの立ち上げ時より、マーケティングから商品開発までをこなしているGINGER世代のパワフルウーマンにして、とても美しい人!
以前は、大手のデジタルエンターテインメントニュースネットワークで、レッドカーペットの取材を担当していた彼女。その当時は長時間労働だったこともあり、酷い靴ズレと水膨れに悩まされていたそう。それがきっかけで、自身で新しいアイテムを開発することを決意。科学者や投資家たちの協力を得て、ブリスター(水膨れ)防止スプレーのPreHeels+®を完成させたそう。それが、ハリウッドセレブ御用達スタイリストたちの撮影キットに取り入れられ、一大センセーションを巻き起こしたのが現ブランドの前身。その後、さらにラインを増やし、2019年のBarefoot Scientistを立ち上げるまでに。
ダナさん曰く「問題があるから足をケアするのではなく、キレイかつ健康でいるためのルーティンとして足のケアを習慣化することが大事。フットケアは、セルフケアの一部ですから。これからも“自分で簡単にきること”を提案をしていきたいです」と語ってくれました。足のエキスパートとして、カスタマーたちを牽引し、自社のブログでも美容とウェルネス情報を発信し続けています。
他ブランドにないものを考えるのが楽しく、やりがいを感じるというダナさん。「7月下旬ごろには、深くて安らかな睡眠を実現する商品も発売予定なのよ」とエキサイトしながら語ってくれました。一体どんなものなのでしょうか、気になりますね!
現在は海外発送はしていないとのことですが、Ulta以外でも、ドラッグストアのRite Aid などで購入可能。他にも魅力的なアイテムがいっぱいあるので、ぜひサイトを覗いて。そして掲載されているブログも読んでみてくださいね。
Barefoot Scientist
https://barefootscientist.com/
ステイホームで火がついたピーリングブーム
これまでは、足裏の角質お手入れの定番といえば、スクラブ入りのソープで洗ったり、お湯につけてふやかしてからステンレスのヤスリ(もしくはシャープナー)でゴシゴシ(酷いときはガリガリ)と擦って剥がすというちょっと雑な(というか、乱暴な?)方法が一般的でした(もちろん、いまだにそういうのが好きな人もいますが...)。
それが、コロナによるステイホーム中に、いわゆる自然に剥がれるピーリングがブームに。薬剤を入れたソックスに足を浸すだけで足裏の角質を簡単に剥離できる、フルーツ酸ベースのフットマスクの人気が急上昇したわけです。
実は、そんなピーリングブームを牽引していたのは、なんと日本のブランドBabyFoot。こちらでは、ピーリングすることを“Baby-Footing”と表現する人もいるほどヒートアップして、もはや商品名がピーリングの代名詞になっているくらいです。
ステイホーム期間が終了し、ブームがひと段落したあとも、フットケアの定番として定着しています。安定安心の人気商品で、Ultaはもちろん、ターゲット、この春からウォルマートでも発売している模様。NYを訪れた際は、英語バージョンを入手して逆輸入的なお土産にしてみるのもいいかも?
BabyFoot
https://www.babyfoot.com
さらにこちらは、ドラッグストアなどいろいろなところで見かけるフットマスク、Holler And Glow 。右はピーリング用で、左はナリシング用(栄養剤プラス)。こちらもソックスの中に足をつけるタイプのパックです。パッケージのイラストのようにソックスのデザインが可愛いうえにプチプラなので、Z世代たちがこぞって買いあさり、いつも品切れ状態。お泊まりで、友達と一緒に楽しんだり、ちょっとしたギフトでも喜ばれそうですよね。
他にもまだまだたくさん注目のフットケアアイテムがあるので、またべつの機会にご紹介できればと思います。
キレイの本気度は足先に表れる...足裏やかかとまで気を抜かず、自分でお手入れするお気に入りの方法を見つけて、ぜひルーティンにしてください。
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