東京とハワイに拠点を持ち、モデルとして、またビジネスパーソンとしても注目が集まる梨花さん。そんな彼女がトータルセルフケアブランド「AKNIR(アクニー)」を立ち上げた。その主軸アイテムは、なんと“育毛剤”。なぜ今、このタイミングで育毛剤なのか。
より美しく年齢を重ねるため。梨花の提案
AKNIR(アクニー)というブランド名には、「もう一度、自分を好きになる」というメッセージが込められている。現在、梨花さんは49歳。コロナ禍で自分と向き合い、未来についてゆっくり考えたとき、「加齢を前向きに受け入れて、新しい気持ちで50代を歩きたい」という気持ちがあふれてきた。だからこそ、ファッションやコスメ、スキンケアではなく、育毛剤を軸にしたヘアケアのラインナップが「ハマる」と考えたのだ。
「『育毛剤? そこ行く(笑)?』って思いますよね。でも私はキラキラしたものより、人のマインドを満たすものを提供したいと思ったんです。育毛剤というと隠しておきたくなる存在だったけれど、まずはそのマイナスイメージを変えたかった。飾って使って、気分が上がる。そんなプロダクトができたなら、より美しく年齢を重ねられる気がして」
これまでも梨花さんは、さまざまなマインドセットを外して、新しい道を切り拓いてきた。たとえばモデルという職業もそう。
「モデルが年齢を重ねて大人になると、コンサバティブというレールに乗るしかなくて、それがいわゆる業界のフォーマットでした。でも私はどうしてもそれが嫌で、新しい道を開拓することにしたんです。するとそこに反応して、応援してくれる人がたくさん出てきてくれた。そのことが本当にうれしかったんですよね。もし、目の前にある種の通例があったとしても、そこに違和感を抱いたら、私は私の信じる道を行くので大丈夫。そう思えたことはすごく自信になったし、人生の成功体験に繋がったと思っています」
普通はみんなこうだから、こうしてきたから、そういうものだからと、人はつい“みんな”や“今まで”に縛られてしまう。梨花さんの道しるべは、“これから”と“自分”。だから、その行き先は誰にも計り知れない、新しい世界なのだ。
本当の美は“決めつけない心に宿る”
ローンチした「AKNIR(アクニー)」には、こだわった点がふたつある。まずひとつは、確かな実感を得られる効能について。自然とサイエンステクノロジーを融合し、「薬用(医薬部外品)」の承認を取得した。もうひとつは、育毛剤というイメージをくつがえす洗練されたビジュアル。シックなトーンでジェンダーレスなムードをたたえながら、どこか温かみがあって、置くだけでパウダルームを格上げしてくれる洒脱さがある。
「『こう見えて育毛剤です!』そう言って胸を張れる、おしゃれなものに仕上げました。私と同世代はもちろん、若い世代こそ前向きな投資として、ぜひ使ってほしいですね」
梨花さんがGINGER世代に伝えたいのは、「決めつけないでいい。もっとマインドセットを外していい」ということ。
「これからは、何が良くて、何が好ましいのか、人それぞれに異なる時代にますますシフトしていくと思います。だからこそ、決めつけることをせず、はみ出すことも恐れず、既成概念にとらわれないで自由に羽ばたいてみてほしい。するとやっぱり、痛い目に遭うこともあると思います。でもそこでようやく、自分は何を大切にして生きているのかもわかると思うんですよね。
私は、人の年齢は単なる数字ではないと思っています。人生には良いときも悪いときもあって、前進した日々もあれば後退してしまう季節もある。でもその日、その年を必死に生きたことだけは確かで、その歩みこそが年齢なのだと思うんです。歩き方や歩く速度は人それぞれだけど、年齢という年輪を振り返って糧にできる人こそが、『これからどう生きるか』をより前向きに決められる気がする。もし決められないとしても、『どう生きたいか』を認識することはできるのではないかな」
これからどう生きるか、どう生きたいか――。さて、梨花さんはどう生きるのだろう? 何をどんなふうに動かしていくのだろうか。
「2024年にさらに新しいブランドを立ち上げるべく、準備を進めています。こんなふうに、小さくて静かな革命を、何歳になっても起こし続けるのが私の人生。我ながら面倒な性格だと思うけど(笑)、こんな私のことを愛していこうと思っているのです」
梨花の思いが詰まった美しいプロダクツ
年齢を重ねるたび、私たちはもっと輝ける――梨花さんの想いが詰まったアイテムたち。頭皮に栄養を与え、健やかな髪を育てるヘアケアラインナップに注目。写真の5点がボックスに入ったAKNIRパーフェクトセットは、ギフトにもぴったり。
AKNIR(アクニー)
https://aknir.jp/
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梨花(りんか)
1973年5月21日生まれ。東京都出身。数多くの女性誌のカバーガールを務め、世代を超えた支持を得てファッションからライフスタイルまで注目される存在に。2014年よりハワイ在住。2022年夏に書籍『わたしのユリイカ』『What I’m doing 私がしていること73こ』(ともにSDP)を2冊同時刊行。同11月にトータルセルフケアブランド『AKNIR(アクニー)』をローンチ。