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TIMELESSPERSON

2022.06.01

小野塚勇人のまっすぐな信念「監督や演出家を妥協させてしまったら役者をやめる」

韓国発のミュージカル『シデレウス』で、メインキャストの1人を演じる劇団EXILEの小野塚勇人さん。自身にとって2作目のミュージカルとなる本作にかける想いや、俳優としてのポリシーについて聞いた。

小野塚勇人

1つの信念を突き通す、まっすぐな生き方に心惹かれる

『シデレウス』の舞台となるのは、17世紀のヨーロッパ。当時タブー視されていた“地動説”を研究した2人の学者・ガリレオとケプラー、そしてガリレオの娘である修道女・マリアの物語が描かれる。今回ケプラー役を演じる小野塚さんは、常識に疑問を呈し真実を追求する彼らについて「いろんなものに遮られても“それでも知りたい”と願うまっすぐな気持ちに突き動かされて進んでいく姿は、この作品の見どころのひとつ。“宇宙”という壮大なテーマの中で1つの信念を貫き通した男たちの生き様が描かれていて、すごく前向きな気持ちになる作品だと思います」と語る。

実は小野塚さん自身も宇宙に対して関心が高く、悩みがある時や気持ちが落ち込んだ時は地球誕生などの動画を見て気分転換をしているという。

「宇宙視点で考えたら、どんな出来事もめちゃくちゃ小さいじゃないですか。そうやって俯瞰できるようになると、人間関係など些細なことで悩む必要はないなと思えるんです。それから、単純に宇宙ってやっぱりロマンがありますよね。解明されていないことが多いし、そういった未知の部分に飛び込んでいくこと自体に夢がある。ケプラーやガリレオもそうですが、常識や歴史がガッと動く瞬間があるところに無性に惹かれるのだと思います」

コロナ禍で気づいた、挑戦することの大切さ

天動説から地動説へと転換したように“常識が覆された”経験について尋ねると「間違いなく、コロナがすべての常識を変えたと思います」と即答。

「エンタメの世界に限らず、社会も大きく変化しましたよね。リモートワークが当たり前になるなど、昔見ていたSF映画の世界に近づいてきていて、時代そのものが変わりつつあるなと感じます。人との関わりや触れ合いが減ってきて寂しい部分もあるけれど、コロナによって気づけたこともたくさんあると思う。僕自身も、今までなんとなく苦手意識があったミュージカル作品に挑戦しようと思ったのは、ステイホーム期間がきっかけ。これまで当たり前にやってきたことが10年後できているかどうかわからないと思った時に、『やっておけばよかった』と後悔する人生より、やったうえで『やらなきゃよかった』と思う方がいいな、と感じて。自分の凝り固まった考えにとらわれず、まずは1度経験してから良し悪しを決めようという思考に変わったんです」

小野塚勇人

その変化を受けて挑戦したのが、小野塚さんにとって初のミュージカル作品となった『INTERVIEW〜お願い、誰か僕を助けて〜』。実際に体験してみると、大きな意識の変化を感じたという。

「役作り1つとってもめちゃくちゃ難しくて、僕の役者人生のなかでもかなりハードな局面だったと思います。平気な顔してやっていたけれど、歌も含めてちゃんとやれているのかなという不安や緊張はずっとあって。でもそれを経験したことで、自分の中で何かが開けた感じがしたんですよね。『もっと歌の経験を積んで、表現の幅を広げた状態でこの作品に戻ってきたらどうなるだろう?』と思ったりもしましたし…。挑戦に対してより柔軟になって、新しい発見がありそうな作品や、成長ができそうだと感じる作品はリスクを考えず何でもやってみようと思うようになりました」

自分に満足してしまったら、そこで終わり

『シデレウス』に登場するケプラーは、“信念”を持って宇宙の真実を追求し続ける。さまざまな作品を通して挑戦を続ける小野塚さんに、役者として貫いている“信念”について聞いてみた。

「監督や演出家の方が求めるラインは絶対に超えていく、という意識は常にあります。そこに応えられなかったら、役者をやっている意味がない気がして。『ここまででいいよ』と妥協させてしまうことがもしあったら、その時は役者をやめようと思っていますね。それから、できるだけ型にはまらないようにすることかな。10年近く役者をやっていると、芝居のルーティンみたいなものができてくるんです。そうやって慣れが出てくると、どこかなぁなぁになってしまうので『こんな表情、前にやったことあるな』ということがないようにしたい。だからこそ役に対するアプローチ方法を広げる作業はずっと続けていきたいし、そのためにいろいろなジャンルの作品に取り組んでいるのかもしれません」

役者としてのキャリアに甘んじることなく、常に新たな課題を掲げ続ける。小野塚さんが自身に課するハードルは高く、厳しい。

「課題がなくなったら、そこで終わり。たぶん僕の性格的に、自分に満足してしまったら役者を続ける意思もなくなると思うんです。今は自分の作品を見るとヘタクソだな〜と思うことばかりなので、それが仕事に対するモチベーションになっている気がします。僕は自分で経験したことからしか学べないタイプだから、失敗を繰り返しながら勉強を続けるしかない。ひたすら地道に、という感じですね(笑)」
小野塚勇人

怖さを乗り越えることが、自信に繋がる

リスクを避けて安全な道を選ぶ人も多いなか、新たな挑戦を支えるその自信はどのように培ってきたのだろうか。

「10代の頃は怖いもの知らずで、実力も経験もないのに『なんでもいけるっしょ!』と自信しかないような状態でしたね(笑)。でも今はむしろ逆で、自信をつけるために挑戦しているのかもしれません。怖いと感じるような経験を乗り越えると、人間って一皮むけますよね。だからあえて難しいことに挑戦して『大丈夫かな?』と不安になる状況を自分で作っているんです。怒られたり否定されたり、失敗することの方が多いけれど、そうやって続けるうちにたまに『やってやったぞ!』という自信に繋がる瞬間が訪れることがあるんです」

苦労を苦労と感じさせない軽快な語り口ながら、そこから滲み出るのは不器用とも言えるほどのまっすぐさ。最後に今後挑戦したいことを尋ねた際の回答からも、小野塚さんのそんな一面が垣間見えた。

「ミュージカル自体が2本目で、自分の中ではまだまだ挑戦している段階。今年はとにかくミュージカルを全力でやって、どこまで経験を積めるかということを考えていますね。いろいろなことを並行してできる人もいるけれど、僕は1つのことしかできないタイプ。目の前のことに100%の力を注いで、それが終わったら次のことに100%で挑むという感じなんです。時間はかかるけれど、1つ1つやっていくしかないなと思っています」

小野塚勇人(おのづかはやと)
1993年6月29日生まれ、千葉県出身。2010年に舞台『ろくでなしBLUES』で俳優デビュー。2012年より劇団EXILEに加入し、ドラマや舞台など幅広く活躍。2016年にはドラマ「仮面ライダーエグゼイド」で仮面ライダーレーザーの九条貴利矢役を演じ、大きな話題を呼んだ。6月17日よりミュージカル『シデレウス』に出演。また8月からはミュージカル「DOROTHY~オズの魔法使い~」への出演も決まっている。

PHOTO=勝吉祐介(PEACE MONKEY)

STYLING=大川好一

HAIR & MAKE-UP=KOHEY

TEXT=真島絵麻里

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