THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのメンバーとして、振り幅のある役柄を演じる俳優として、その時々でまったく別の顔を見せる吉野北人さん。表現者として、いくつもの顔を持つ彼が語る“本当の自分”とは? 原点をたどる1st写真集が3月6日、ついに解禁!
吉野北人として
デビューから丸5年。一時は辞めたいと思うこともあったと振り返るほど、試練の連続だった数年間を経て、今や役者としても目覚ましい活躍を見せている吉野さん。いつからか、歌やダンス、芝居までもを楽しめるようになってきたと語る。
「お芝居を始めたころからですかね、つらい時期を抜けられたのは。いろいろな見せ方や表現を学ぶことができたし、役になりきらなきゃいけないので、恥ずかしいなんて言ってられない。そういう部分にも自信がついて、ステージでも堂々と歌えるようになってきました。お芝居はまだまだですが、演技の経験が歌にも反映されて、表現の幅も少しずつ広がってきたかなと思います」
近年のジャンルを越えた活動の数々も、すべてはアーティストとしての自分に還元されていると分析する。写真集のなかでは、そんな今の境地にいたるまでの長い道のりや、デビュー当時の苦悩や葛藤が、自身の言葉で赤裸々に綴られている。
まさに原点回帰ともいうべき一冊を通して伝わってくるのは、アーティストである以前に、一個人「吉野北人」としての揺るぎない姿勢。生まれ育った宮崎での撮影は、これまで歩んできたルートをたどり、再確認する作業でもあった。
「こういう場所で育ったんだなって、改めて思いましたね。だからこそいい意味で、染まりたくないなって。純粋に応援してくれる人たちが周りにいる。家族も学校の先生もそうだし、支えてくれる人たちみんなの想いや、この関係性を大事にしたいと思ったんです。芸能人という立場ではあるけれど、偉いわけでも何でもなくて。こういう仕事をしているからこそ、地元を盛り上げたり、恩返しをしたり、今の自分ができることをしていきたい。そんなふうに改めて思いました」
『As i』に込めた想い
写真集の発売が決まる前から、すでに浮かんでいたというタイトル、『As i(アズアイ)』。写真集で撮影前にタイトルが決まっているケースはまれで、それほど意味のある大切な言葉であったことがうかがえる。
「歌にお芝居に、いろいろな仕事をさせていただくにつれ、うれしい反面、自分を見失いがちになってしまうことがあるんです。自分の本質はどこにあるのか、何に懸けていくべきか。そんななかでも、強い芯となるものが自分のなかにちゃんとあれば、何をしていてもブレずにいられる、と思えるようになったんです」
『As i』に込められたのは、改めてこの世界に懸けていく覚悟であり、自分らしく生きていく決意の表れ。アーティストに俳優に、表現は違えどすべて本当の自分。自身のルートをたどることで、今の彼が導き出した答えだ。活動のメインであるTHE RAMPAGEのなかで見せる顔も、決してひとつではないという。
「可愛く見せたり、爽やかに振る舞うときもあれば、全員で一斉に行くぞ!ってときには、カッコ良く振り切ったりもしていて。その時々で使い分けている感じですね」
状況に合わせて、柔軟に表現の仕方を切り替え、常に飽きさせないアウトプットを心掛けている吉野さん。その背景にあるのは、いつも応援してくれる人たちの存在。
「客観的な意見ってすごく大事だと思っていて。ファンの方々の意見もできるだけ汲み取るようにしています。正解ではないけれど、正解に近い。基本的には、自分がやりたいことを大事にしていますけど、独りよがりにならないよう、周りの意見も取り入れながらやっています」
写真集発売を記念して、Twitterで専用アカウントも開設。
「芸能人とファンという関係性ではなく、人と人として繋がっている意識です。応援してくれる方たちに喜んでもらえることをしたいという気持ちで発信しています!」
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吉野北人(よしのほくと)
1997年3月6日生まれ、宮崎県出身。 2014年9月にTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカルとして正式メンバーとなり、ʼ17年メジャーデビュー。ʼ18年にはドラマ「PRINCE OF LEGEND」で俳優デビューし、その後、映画『HiGH&LOW THE WORST』、主演映画『私がモテてどうすんだ』、主演ドラマ「トーキョー製麺所」などで好演。