今まさに舞台で主演をつとめている黒谷友香さんにインタビュー! お芝居やドラマ、バラエティなどそれぞれの現場で一番大切にしていることとは?
成長のためには、嫉妬も必要!?
現在上演中の舞台『あの子より、私。』で主演をつとめている黒谷友香さん。別荘の内見にやってきた3組の参加者が繰り広げる会話劇は、タイトルが示すように「嫉妬」がテーマです。
「嫉妬って必ずしもネガティブなものではない。誰かのことをうらやましいと思うことで、人は成長できるような気がします。無理矢理でも『私ってちっちぇ~っ』と、自分の器の小ささを認めちゃう。すると若干気持ちは楽に(笑)。成長のために必要な出会いだと角度を変えて捉えてみる。でもそんな風に思えるようになったのは40代に入ってからかな」
そう笑う黒谷さん。お芝居やドラマ、バラエティなどそれぞれの現場で一番大切にしていることは、人とのコミュニケーションなんだそう。
「ある程度は芝居を作り込んで現場に行きますが、一番はその場の雰囲気やスタッフ、相手役の方とのコミュニケーションで作っていくことかな。みんなと話して同じ目標を持って作ることが大事だと思っています。舞台は特に、稽古で一ヵ月間ずっと共演者スタッフと一緒、学校みたいです。みんなでものを作ることが好きなので、ワクワクしますね」
『あの子より、私。』
脚本・演出/岸本鮎佳
出演/黒谷友香、基俊介、遊井亮子 ほか
東京公演は終了。2月5日(土)、6日(日)大阪・サンケイホールブリーゼにて上演予定。
黒谷友香(くろたにともか)
1975年12月11日生まれ、大阪府出身。’95年映画『BOXER JOE』で女優デビュー。2021年は映画『祈り-幻に長崎を想う刻(とき)―』で主演をつとめた。これまで宮本亞門やつかこうへい演出舞台にも出演。