ダイナミックに前進する俳優・板垣瑞生さんにインタビュー。3つの切り口から、彼の多彩な魅力を感じて。
板垣瑞生のセクシー論
隠しているものというか、人には見せない部分って絶対に誰にでもあるけれども、そういう部分がふとした瞬間に漏れ出したときに、「セクシーだな」って感じます。
それは、その人であるために絶対に不可欠な要素であって、でも自分では自覚もしていないし、あえて出していない部分。だからそれは、本人は気付いていない“価値”でもあるのですがそれが垣間見えたとき、すごく重要な意味のある、「わあ、素敵だな!」と思う部分だと思うんです。
大人になりたいとは思わない
“大人”という言葉、“大人”という役目に縛られて生きたくない。僕にとって成長するとは、大人になるということではなく、変化を続けていくこと。自分が求める幸せを追求して、年齢とともに変化を積み重ねていきたいと思っています。たくさんの人と話して、出会って、影響を受けて、どんどん変わっていきたい。
変化し、成長していくなかでも“大人”という言葉や概念はしまっておいて、いつでも“自分”でいたいと思います。
足元見るよかこころみる
大切にしている言葉の一つが「足元見るよかこころみる」。僕の好きなラップの歌詞のなかにあるのですが、本当にそのとおりだと、ずっと感じている言葉です。
自分がどういう状況にいて、そこにはどういうものがあってと現状を分析するより、「やっちゃったほうが早くない?」って。いろんなことに挑戦したり、人見知りだけれども頑張って誰かに話しかけてみるとか…頭で考えるよりも行動する。そういう生き方が素敵だなと思っています。
板垣瑞生(いたがきみずき)
2000年10月25日生まれ、東京都出身。’14年『闇金ウシジマくん Part 2』で映画デビュー。’15年映画『ソロモンの偽証』では、邦画史上最大規模のオーディションを経て1万人の参加者のなかから、準主役に抜擢され注目を集める。またこの演技が評価され、日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。現在はドラマ「SUPER RICH」(フジテレビ系)、「最愛のひと~The other side of 日本沈没~」(Paravi)、「アンラッキーガール!」(読売テレビ・日本テレビ系)に出演中。