新たなチャレンジを繰り返し、魅力的な表情を次々と私たちに届けてくれている、女優・松本まりかさん。忙しく過ごす日々の心の内を伺いました。
「改めて、芝居って楽しい、現場って楽しいって思うことができました」
ドラマ「東京、愛だの、恋だの」の撮影現場を松本まりかさんはそう振り返る。松本さんが憧れたタナダユキ監督による本作は、女優としての新しい扉を開いた。
「これまでは、選んでいただいたからにはとにかく一生懸命にと、根を詰めることが多かったんです。でも今回、私が演じるのは不動産会社で働く普通の女性。魅力的なゲストさんが毎話の主役。私は、まるで透明な存在で、そっと見守るような立場でした。それがとても心地よかったです」
本作の撮影の前には、久しぶりにお休みをとったという松本さん。
「お休み中に、ふと空を見たら涙が出てしまって。本当にたくさんの仕事をいただけた1年で、それってすごく欲しかった状況なのに、今を生きるだけで精一杯になっていた。でも走り切って立ち止まったら、空が青いだけで幸せだった。今は、タナダ作品を経験し、人を信頼すること、そしてお芝居することが楽しいんだって思えるようになりました。私にとって大事な時期に大事な作品に出合えたと思っています」
松本まりかさんの進化は止まらない。これからの活動にもご注目ください!
「東京、愛だの、恋だの」
出演/松本まりか、毎熊克哉、梶裕貴 ほか
監督/タナダユキ
Paraviにて全話配信中
松本まりか(まつもとまりか)
1984年9月12日生まれ、東京都出身。2000年にデビュー。ドラマ、映画、舞台、CMと活躍。現在放映中ドラマ「それでも愛を誓いますか?」(テレビ朝日系)でも主演を務める。