昨年、デビュー20周年を迎えた松本まりかさん。躍動する現在をどう受け止めているのか、そしてどう壁を乗り越えているのか――その思いを伺いました。
“変わる”というのは、飛び込む勇気だと思う
「夢がたくさん叶った、そして連ドラ、バラエティ、写真集、グラビア、ファッション誌、美容誌、ナレーション、アニメ、歌番組…本当にさまざまなお仕事をいただけた、激動の年でした」
昨年12月31日、松本さんは自身のインスタグラムで急速な勢いで変化する環境を改めて綴り、一年を振り返った。ずっと夢見ていた雑誌の表紙を飾り、ドラマではレギュラー出演が続いた。心のどこかであきらめかけていた夢が、気が付いたら次々と叶っている現実をどう受け止め、同時に超えられない壁をどうやって乗り越えてきたのだろうか。
「次々とやりたかった仕事のオファーをいただき、本当にミラクルみたいなことがたくさん起きたんです。今の私は、ちょっと前の自分だったら『絶対無理、叶うわけない…』と思うことしかしていない。新しい挑戦に対して、『やっぱり自分は無理』と思わないことが大切。心を開き、自分を開く。自分を閉じていたら何も入ってこないですし、自分には無理だと思ったら挑戦できないから。私は自分の人生に想定外なことを求めているんです。大人になるといろんなことに予想がついて、だんだんワクワク感がなくなってくるじゃないですか。そうすると『生きてる!』という実感も薄れてくる。ワクワクを持ち続けるためには、無理だって思うことに挑戦してみるんです。それには失敗や恥ずかしいこともあるけれど、恐れずに。“変わる”というのは、飛び込む勇気だと思うから」
帰宅が夜中になってもトレーニングを日課としていたり、彼女は日々、努力をしている。
「私はやりたい仕事や夢を簡単に手に入れられた人生ではなかったから、頑張らなければ届かなかったんです。なりたい自分になるために成長しようと、当然のようにやっていたというか。『理想の自分になれないかもしれない』と過去には思うこともあったけれど、どんなときも『こうなりたい』という気持ちに歯止めをかけなかった。毎日の少しずつの頑張り…それによって変わっていける。『大丈夫、私は少し変われたんだ』と自信にしていく。ちょっとずつの変化が、いつか大きな変化になって、昨日よりも今日の自分のほうが進んでいける気がしています」
一歩踏み出して初めて見える、新しい景色のために。松本まりかさんのその姿勢が、皆さんのターニングポイントのヒントになるはず!
松本まりか(まつもとまりか)
1984年9月12日生まれ。2000年ドラマでデビュー。’18年「ホリデイラブ」で演じた井筒里奈役が“あざと可愛い”と話題を呼び注目を集める。昨年12月、写真集『MM』を発売。4月10日から「最高のオバハン 中島ハルコ」(東海・フジテレビ系)、連続ドラマ初主演「向こうの果て」(WOWOW)が5月より放送予定。