2019年から2020年にかけて本サイトで連載した、元E-girls山口乃々華さんによるエッセイの文庫化『ののペディア 心の記憶』がいよいよ発売に。そこで山口さんに、今の気持ちをインタビュー！ 取材中のオフショットとともにお届けします。
ニット、スカート、ネックレス、リング、シューズ／すべて私物
初めて分厚いゲラを手にした瞬間のことを、「夢が叶った、と感激しました」と語る山口乃々華さん。E-girlsとして過ごした最後の1年10ヵ月、月2回のペースで書き続けたエッセイがこのたび一冊の本になった。
｢今となってはいい思い出ですが、連載期間中は常に締め切りが気になって･･･夜中に起き出して書いたときもありました。でも友人から『まるで自分のことみたい』と共感してもらったり、読者の方々がそれぞれの解釈をSNSに投稿してくださっているのを読んだりするたび、誰かの心に届いている実感を持ててうれしかったです」
書籍発売を記念して、都内某所で取材に応じた山口乃々華さん。プリーツブラウス￥38,000／エズミ（リ デザイン） パンツ￥12,000／アシーム イヤーカフ￥42,000／イー・エム（イー・エム表参道店） サンダル￥15,000／モリーニ（ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム） その他／本人私物
アーティストとして“表現すること”は日常だが、エッセイを書くということは、また違った経験だったという。
｢普段は音楽や振り付け、衣装とメイクで“E-girls”になって表現する。でもエッセイは、例えて言うならベッドに寝転がったまま、パジャマ姿＆すっぴんで書いている感覚。以前なら隠さないといけないと思っていた、悩みや不安など、素直な気持ちをさらけだすことができました」
悶々とした感情も、文字にすることで、客観的に捉えることができる。そうして問題の本質や解決策を見出し、悩む自分をも肯定していくのが山口さんのエッセイのスタイル。試行錯誤の過程を追体験することで、読み手にもさまざまな発見がある。
｢何か悩みを抱えている人に、この本を通して伝えたいのは、悩んでいていいのだということ。私自身、まだまだこれから壁にぶつかることもあるでしょうが、そんなときには“書くこと”が味方になってくれると思います」
長時間におよんだ取材中も、終始にこやか。「ぜひたくさんの方に読んでいただきたいです！」 ニット￥12,000／アシーム スカート￥38,000／エズミ（リ デザイン） イヤーカフ￥12,000、チェーンリング￥23,000／すべてイー・エム（イー・エム表参道店）
『ののペディア 心の記憶』2021年2月4日発売！
『ののペディア 心の記憶』山口乃々華 著／幻冬舎文庫 ¥710
日常の小さな喜びや不安、そしてE-girls解散の裏話まで･･･そのときどきの素直な気持ちが綴られた一冊に仕上がっています。
山口乃々華（やまぐちののか）
1998年3月8日生まれ､埼玉県出身｡LDH主催のオーディションを経て、2012年発売「Follow Me」よりE-girlsメンバーに。’14年からは女優業もスタートし､ドラマ、映画、舞台で活躍。
アシーム 03-6457-8630
イー・エム表参道店 03-5785-0760
ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム 03-3401-5001
リ デザイン 03-6447-1264
