倉科カナさんがトレードマークだったロングヘアを40cm以上もカット! 女優として生きる彼女の冒険は、“新しい自分”に出会う喜びをもたらしました。
殻を破って、貪欲に進化するその姿に、彼女の芯の強さが見えてきます。
役作りのために挑んだ40cmの断髪式!
笑顔とふんわりロングヘアがよく似合う、フェミニンな人。それが私たちが倉科カナさんに抱く女性像。倉科カナ=ロングヘアのイメージを破り、来年公開の映画の役作りのためにばっさりと髪をカットして、ショートヘアへと大変身を遂げました!
「映画のお話をいただいて台本を読んだとき、『この女性を演じるならロングヘアではないな』と本能的に感じました」
今から10年前にNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」にてヒロインを務めてから、女優として飛躍的に活躍の幅を広げた倉科さん。今までロングヘアを貫いたのも、「女性らしい役柄を求められることが多く、それに応えるため」と語ります。
「ショートヘアをリサーチするなか、いわゆる女の子のショートだと襟足が長かったり女性らしさが残ってしまっていて、何かが違う。これはメンズの髪型だと思い、メンズの写真を集めて、10年以上私の髪を委ねている美容師の木下公貴さんにイメージする写真を送ったら、『本気!?』って驚かれました(笑)」
最初のハサミ入れ、ファーストカットは、倉科さんご自身で。意外にも迷いなくシャキッと入れたハサミの音が響きます。
「わー切っちゃったよ! もう後戻りはできないね〜(笑)」
カットした髪を手に、ふっきれた様子を見せてくれました。
カットの途中での記念撮影で見せてくれた、少年のような倉科さんの笑顔がとても印象的!
年齢や外見にとらわれず、挑戦を続けていく
「役柄なので、後悔はまったくないですね。切っちゃったら戻らないので、だったらこれをいい方向へ持っていこうと。カット中はちょっとびっくりして、一瞬、倉科カナが“無”になって、一回壊れるみたいな感覚になりました。壊して、新しくまた構築していくみたいな。新しい未来が開けたなって感じています。目の前にあることに精一杯応えることで、次へとつながっていく。今まで一本道だったのが、新しい道がいくつも見えたなって感じます」
ショートヘアにしたことで、きっと生まれながらにして持っていた芯の強さが、今はっきりと見えてきた倉科さん。新しい自分になって、新しい道をパワフルに進んでいきます!
倉科カナ(くらしなかな)
1987年12月23日生まれ、熊本県出身。2006年、リクルート「ゼクシィ」のCMにて脚光を浴びる。2010年、NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」にてヒロインに大抜擢。その後も多くの作品に出演し、名実ともに人気女優としての地位を確立する。