最新号のGINGERでフィーチャーしている「密な関係」。姉妹という関係を超えた仲の良さで知られる、浅田姉妹にもご登場いただきました!
世界を舞台に戦い抜き、それぞれの道を歩む今、かけがえのない絆はさらに強く結びついているのだそう。寛ぎのおうち時間を過ごしながら、その心模様をゆっくり語ってもらいました。
まるで真逆!なふたりのキャラクター
MAI 私たちって小さなころから、「足して2で割るとちょうどいい」って言われてきたよね。
MAO そう、全然タイプが違うの。
MAI 真央のことをひと言で表現するなら・・・そうね、「乙女心のある職人気質」かな。
MAO やだ! どういうこと?
MAI ひとつのものを極めることに関しては、誰にも負けない“職人”のような人だと思うの。天才的な集中力と、決めたことはとことんやり抜く努力、その両方を備える姿は私の憧れ。一方で、まるで乙女のような可愛らしいところがたくさんある。例えばインテリア。白いソファやテーブル、バラモチーフのアイテムなど、身の回りは女の子らしいものであふれているから。
MAO うん、女性らしくて美しいものが大好き! じゃあ次は私ね。舞はどんな女性か表現すると・・・う~ん、「愛に生きる大胆な人」かな。
MAI なんか恥ずかしい。でもそのとおりかも。
MAO わりと頭で考える前に行動する人です(笑)。昔から「触っちゃダメ」と言われると触ってしまうタイプで、ストーブで大火傷したり、女王蜂を突いて刺されたり・・・。
MAI ダメと言われてるのに、みかんを丸ごと飲み込んだこともあった!
MAO 加えてものすごく愛情深い。どこにでも飛んでいって愛を注ぐ人だから、応援したい一方で、心配なところもあるかな。でもね、その大胆さと度胸こそが舞の魅力。緊張しているのを見たことがないし、いつも肝が据わっているし、私は極度の心配性だからそこを見習いたいの。
MAI 私たち、恋愛パターンも違うものね。
MAO そう、舞はこんなに大らかな女性なのに、恋愛となると途端に臆病になる。
MAI うん、自分をさらけ出すのが怖くなっちゃうの。実は大雑把だし、抜けているところもたくさんある。そんなキャラクターを隠してお付き合いするから最終的に自分が疲れちゃう・・・。
MAO「舞はそのままの舞でいいよ」って私ずっとアドバイスしてるよね(笑)。
MAI 真央は堂々としてる。ありのままの姿を愛してくれる男性をきっと好きになるよね。
MAO 本当に真逆。
MAI 結婚相手は自分と違うタイプの人がいいって言うけれど、もしかして私は真央みたいな、真央は私みたいなタイプの男性だとうまくいくのかな。
MAO え、舞みたいな人が旦那さんだったら大変~(笑)。
MAI その言葉、そのままお返しします(笑)。
ずっと一緒に生きてきた。お互いが一番の理解者
MAO 真央にとって舞は、この世での一番の味方。切っても切れない特別な存在。
MAI 近くにいても遠くにいても、連絡が取れなくてもどんな状況でも、強くつながっている唯一の人。それが舞にとっての真央。それぞれに違う仕事を始めて、自分のペースができて、お互い知らないことを話すようになってからまた関係がグッと深まったように思う。
MAO 今では事あるごとにすべてを話すし、お互いが一番の理解者だと自信を持って言えるけど、さまざまな過去があったからこそ、今ここまで強い絆で結ばれているのかな。
MAI 考え方や価値観はもちろん違う。でもいいことも悪いこともすべて素直に伝えて、お互いの考えを述べ合うことで、最終的には「うん、そうだね」となるものね。
MAO 舞からのアドバイスは、最初は「違うかな」と思っても、押し付けたりしないから、あとから「やっぱりそうかも」と思えることが多いの。
MAI やっぱり、かけがえのない存在。
MAO 同じ血が流れているんだものね。
親子でもない、親友とも違う、ただ確実に血でつながっている“姉妹”という関係性。切っても切れない縁だからこそ、その絆をどう昇華させるのかは本人たち次第。舞さんと真央さんは、理解し合い、認め合う、「愛を育む努力」を怠りません。
これからもふたりのことをずっと見守っていきたい! そんなふうに思わせる、尊い“姉妹愛”でした。
浅田舞(あさだまい)
1988年7月17日生まれ、愛知県出身。アイスショーに出演するほか、新聞やテレビ、ラジオでスポーツキャスターとして活動。舞台にも挑戦するなど多方面で活躍中。
浅田真央(あさだまお)
1990年9月25日生まれ、愛知県出身。今までのプログラムをキャストのスケーターとともにメドレーで滑る『浅田真央サンクスツアー』を企画・主宰している。8月15、16日の滋賀公演からツアーが再開。16日には初のライヴ配信も行われる。