毎回話題を呼ぶNHK連続テレビ小説の今回の内容は、日本が生糸輸出量世界一となった明治42年、急速に近代化が進む福島の老舗呉服屋に生まれ、のちに数々の名曲を生み出すことになる作曲家・古山裕一の物語。
その主人公・祐一の幼なじみで作詞家を熱演する中村蒼さんに、作品の見どころを語っていただきました。
新しいことに挑戦する勇気をずっと持ち続けていたい
NHKの連続テレビ小説「エール」で作詞家を目指す村野鉄男を好演している中村蒼さん。劇中では主人公・裕一(窪田正孝)に熱い思いをぶつけたり、かつての恋人が忘れられず、お酒を飲んでクダを巻いているシーンが印象的。
「僕と鉄男の性格は本当に真逆。鉄男は思ったことをきちんと口にできるし、正義感も負けん気も強くて、男気のある性格。演じながら、同じ男として憧れてしまうことがよくあります」
音楽が軸となる今作のキャストには、プロのミュージシャンの方もたくさん出演。
「先日も野田洋次郎さんがリハーサルで歌われているのを見て感動しました。僕自身、歌は苦手なんですが、現場のムードに感化されて少し前にカラオケで一曲だけ歌ってみたんです。鉄男がギターで久志(山崎育三郎)の歌の伴奏をするシーンに向けて、カラオケボックスで自主練をしていて。
最後の10分になったとき『一人だし、歌ってみようかな』と思って、ザ・イエロー・モンキーさんの『プライマル』を入れたんですが、スピーカーから流れてくる自分の声が恥ずかしくてすぐに消しちゃいました。オンエアを見ていても心に“エール”をくれる歌って素晴らしいと思うんですが、僕は受け取る側に徹します(笑)」
毎朝の楽しみをもたらしてくれる連続テレビ小説「エール」必見です!
中村蒼(なかむらあおい)
1991年3月4日生まれ、福岡県出身。実力派俳優として注目。「エール」で作詞家・野村俊夫をモデルにした村野鉄男を演じる。
連続テレビ小説「エール」
NHK総合ほかにて毎週月〜土曜、朝8時から放送中。昭和という激動の時代に人々の心に寄り添う音楽を生み出した作曲家・古山裕一と妻・音を中心に紡がれる心温まるストーリー。
※プライスはすべて税抜です。