今年2月に待望の赤ちゃんを授かったことを発表。GINGER5月号表紙撮影の現場で、スタッフからかけられた「おめでとう」の言葉に照れ笑いを浮かべた桐谷美玲さん。
幸せの絶頂にいる彼女が語る“今”、そこから見えてきた彼女らしい幸福論をお届します。
まだまだ実感がわかなくて・・・
2月4日に子供を授かったことを発表した美玲。何か心境や生活の変化があったのかを聞くと「それが、まったくと言っていいほど変わらなくて」と笑いながら話してくれました。
「今はまだなかなか実感がわかなくて。大きな心境の変化もなければ、日々の生活も特に変わりません。例えば、休日は昼過ぎまで寝て、遅いランチをとったあとにさらに昼寝(笑)。でも、よく寝るのは妊娠したからではなく昔から。家の中でのんびり過ごす時間が好きなのも相変わらずです」
将来について思いをめぐらすこともあるけれど、最終的にはいつも「そのときがきたら考えればいっか」と、結論にたどり着かないまま終わってしまうそう!
変わらない穏やかな日々
待望の妊娠に心からの喜びを感じながらも、美玲自身はいたってフラット。穏やかな“変わらない日々”を送っているようです。
「この先、何か変わるのかもしれないし、変わらなきゃいけない瞬間が待っているのかもしれないけど・・・。それもまた“そのとき”待ち(笑)。まだ訪れていない未来のことを考えると焦ったり不安になることもあるし、その時間をもったいないと感じる自分もいたりして」
これが仕事ならば、経験に裏付けされた“今やるべきこと”が見えてくるのかもしれない。しかし出産から子育てまで、人生に関してはまだまだ“経験したことがないこと”だらけ。
「どんな状況が待っているかも、何が起こるかも、自分がどんな気持ちになるかも・・・。想像を膨らませたところで、未来はそのときにならないとわからないから。流れに身を委ねながら、自分らしく進んでいけたらいいなと思っています」
未来に期待しすぎない
大事なのは未来よりも今。「目の前の小さな幸せをちゃんと楽しめる自分でありたい」と言葉を続ける美玲。
「そのために大切にしているのが、“期待しすぎない”こと。例えば、人間関係でも『こうしてほしいな』という期待があると、思いどおりの反応が返ってこないだけでモヤッとしてしまう。でも、期待していないときに手を差し伸べられると、どんな小さなことでもうれしく思えたりして。
人生も同じですよね。ドラマティックな出来事を期待してしまうと、何もない毎日がつまらなく思えるけど、そうじゃなければ日々の小さな出来事に幸せを感じることができる。毎日がより色鮮やかになる気がするんです」
どんな状況になっても、いたってマイペースに物事を楽しむ人。それが美玲らしくもあり、彼女ならではの“幸福論”なのかもしれませんね!