本日、2月7日公開の最新主演映画『ヲタクに恋は難しい』で、歌って踊るラブコメに挑戦している山﨑賢人さんに深堀りインタビュー。
俳優生活10周年を迎え、多くの人から愛される“尊すぎる彼”からやっぱり目が離せません!
初めて演じる“ヲタク”の世界。もっと知りたくなった!
2月7日公開の福田雄一監督の最新作『ヲタクに恋は難しい』で山﨑さんが演じているのは、ゲーム をやりすぎて表情筋が死んでしまっ た重度のゲーマー。ミュージカル演出も仕掛けられていて、“無表情で 歌って踊る山﨑賢人”に萌える人が続出しそう。
「福田監督によると僕は変な役が合うらしいです(笑)。ただ、ダンスは 本当に難しくて『ダンサーの血が流れていない』って監督から言われま した。それでも頑張ったら『血が流れ始めたよ』って言ってもらえたんですけど、歌も最初は声がうまく出なくて。相手役の(高畑)充希ちゃんの前で静かに歌うシーンなのに大声で叫んでるみたいになっちゃって・・・すすごく恥ずかしかったです(笑)」
さらに、いわゆる“ヲタク”への偏見も演じにくさもなかったと語る。
「僕のなかでヲタクは熱を持っている人ってイメージ。わからない世界だからこそ知りたいというか。使う言葉の意味とかも『それ、どういうこと?』って聞きたくなっちゃうんです。それに、そもそも俳優自体コスプレしているみたいな職業ですから(笑)。ヲタクに対して“わかりみ” は深いかもしれません」
俳優を続けられたのは正解がない仕事だから
俳優デビューから10年。その間、 途切れることなくさまざまな役に挑み続け、足跡を残してきたことを考えれば、山﨑さんも立派な “芝居ヲタク”と言えるかも。
「そこまで言うと恥ずかしいけどひとつのことを続けるってとこではそうかもしれない。でも、やめたいと思ったこともありますよ。かと言ってほかにやりたいこともないし、 好きならとにかく頑張ってみようってその繰り返しだった気がします。 正解や順位がないところもやってこ られた理由のひとつで、作品が変わるたびに取り組むことも変わるから飽きない。ただ、どうしても広く浅くなる傾向はあって、例えばギターやピアノを弾く役をやると、このまま続けてうまくなりたい!って思うんだけど気付くとやめてしまうんで す。でも、ひとつのことだけに集中してしまうとほかのことが手につかなくなるから、広く浅くやるのも悪くないのかな。そこは意外と役者向きなのかもしれないですね」
そんな山﨑さんの最近のテーマは、ずばり “楽” 。
「一日に使える体力は限られている のでなるべくストレスを減らして、 フラットに楽な状態でいたい。と、 言いつつ無駄なこともしちゃいますけど、とりあえず今は脱力期です(笑)」
どこまでも力まず、とことん素直。突き抜けたその脱力感は癒やしを超え、もはや尊さの塊。それを見られる私たちにとって、山﨑賢人はやっぱり眼福にほかならない。逆に、山﨑さん自身が見るだけで幸せになる、得した気分になるものはなんだろう?
「太陽! ・・・って単純すぎます? でも朝起きて調子が悪くてテンションが下がっても、フルーツジュース を飲んで太陽の光を浴びたらすぐ 『あ、元気出た』みたいな(笑)。パワ ーをもらえるんですよ。そのたびに今日も得したなって実感しています」
山崎賢人(やまざきけんと)
1994 年9月7日生まれ、東 京都出身。2010年俳 優デビュー。主演作 品はドラマ「グッド・ド クター」や映画『キングダム』など多数。’20年 も映画『ヲタクに恋は難しい』『劇場』、Netfl ixオリジナルドラマ 「今際の国のアリス」 など主演作が公開、 配信予定。