映画『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』で注目を集める今泉力哉監督の最新作『mellow』 が本日公開に。
ヒロインを演じるのは、話題作への出演が続いている女優・岡崎紗絵さん。 作品の見どころから今後の目標まで、たっぷり語っていただきました!
落ち込むときは、とことん(笑)。0(ゼロ)か100の極端な性格です
映画『mellow』で父親から継いだラーメン屋をひとりで切り盛りする ヒロイン 木帆を演じた岡崎さん。よれよれのTシャツにエプロン、首に手ぬぐいを巻いた“ラーメン屋スタイル” がこんなにも可愛く、映える人を見たことがない。
「あの服装は私も初めてだったので新鮮でした(笑)。でも木帆は人からどう見られても“私はこうだから”って 譲らない芯の強さを持った子。キャラ的にも落ち着いた女性なので監督からは『明るすぎないように』って言われました。私はワッハッハって笑ったりするので、そういう豪快なとこは抑えてくれと(笑)」
でも、木帆と岡崎さんには共通点も。木帆は自分の恋としっかり向き合い答えを出すが、岡崎さんも好きになったら“決着”をつけないと我慢できないタイプなのだそう。
「本当に好きになったら相手に伝えますね。言わないと結果が出ないし後悔したくないので。ただ、恋愛に限らず答えを出すまではすごく悩み ます。モデルの仕事をするため名古屋から上京するときもギリギリまで決められなくて。最後は追い詰めらて飛び込んだって感じでした」
女優業も、スタート時はお芝居 好きかどうかもわからず無我夢中。 でもスタッフ、キャストがチームとして団結する現場の空気を味わい、少しずつ楽しめる瞬間が増えていった。
「楽しいことを誰かと共有している時間が好きなんです。それについて一生喋っていたいから(笑)。ただ落ち込むと急に黙り込んで何を言われてもダメ。自分が吹っ切れるまで落ち切らないと気がすまない、0か100かの極端な性格なんですよ。だから映画やドラマを観ていても意味がわからない場面が出てくると、一旦止めて考えちゃう。とりあえず流しておくことができないんですよね」
その性格を「面倒くさい」と言いつつ 「でもしょうがない」と受け入れ笑い飛ばす、さばけた表情が清々しい。そんな岡崎さんの理想の女優像が「満島ひかりさん」と聞いて妙に納得してしまった。
「満島さんのナチュラルで飾り気がな く、素で生きているリアルな存在感がすごく好き。その境地にいたるまでは相当の努力と経験が必要だと思うけど、目指したいところですね」
岡崎紗絵(おかざきさえ)
1995年11月2日生まれ、愛知県出身。2012年にモデルデビュー後、2015年より女優業を本格始動。現在はドラマ「猪又進と8人の喪女〜私の初めてもらってください〜」に出演中。’20年1月からは「アライブ がん専門医カルテ」にも出演。
岡崎さんがヒロインを演じる映画『mellow』は本日より公開!
映画『mellow』は、俳優の田中圭さんが主演を、岡崎さんがヒロインを務めるラブストーリー。田中さん演じるオシャレな花屋の店主、岡崎が廃業寸前のラーメン屋の店主を演じ、花屋とラーメン屋を舞台にさまざまな人々の不器用な恋愛模様を描き出す。監督は、映画『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』で注目を集める今泉力哉さん。週末は、ぜひ映画館へ!
『mellow』
【出演】田中圭、岡崎紗絵
【監督・脚本】今泉力哉
http://mellow-movie.com