デビュー20周年イヤーもラストスパートとなったアーティスト 倉木麻衣さん。駆け抜けてきた過去と37歳の現在、来るべき未来のこと、そして代表曲「Secret of my heart」にちなんで、仕事からプライベートまで秘密を告白してくれました。
みんなに支えられて「成人式」を迎えた思い
27歳で『GINGER』の表紙を飾ってから10年。スタジオに現れた倉木さんは、その頃とまったく変わっていない。むしろ当時より若々しい。活動休止もなく、音楽活動を継続。正真正銘の20周年を迎えた。
「16歳で全米デビューして、20年間 倉木麻衣を育てていただいて、やっと成人式を迎えた思いです」
16歳から “歌がすべて” で生きてきた倉木さん。アラサーの頃はネガティブな気持ちにもなっていたそう。
「自分の音楽はどうあるべきか、というのを模索していました。2009年のアルバム『touch Мe!』では、口語調で自分のリアルな気持ちを歌詞で書いたり、今までとは違うサウンドにトライしたり、ビジュアル面もアグレッシブに見せたり。それまではファンが求める倉木麻衣のイメージを大切にしてきたんですが、傷つくことを恐れずチャレンジしてみようと思ったんです」
その後体験した東日本大震災のチャリティー活動を経て、2014年カンボジア訪問の機会を得る。
「これをきっかけに、くよくよする時間があったら楽しい時間を作る努力をしたほうが得だな、と思うように。音楽には素晴らしい力があることを改めて感じましたね」
40代に向け、今に感謝し愛を持って行動し続けたい
2018年12月より、20周年イヤーに突入。2019年は数々の歌番組に出演、ライブツアー「20th Anniersary Mai Kuraki Live Project 2019“Let’s GOAL!~薔薇色の人生~”」の開催と、多忙な日々を送った。
「テレビ番組などで、10代、20代の女性シンガーの方々とご一緒する機会も多かったんです。リアルな歌詞を書く方も多くて、『わかる、わかる』と共感していました」
YouTubeやインスタグラムから次々にスターが生まれている現代。倉木さんがデビューした1999年は、まだブログやSNSは発達していなかった。
「発信すれば見てくれる人がいる、そうすればチャンスも広がる。夢を掴むためにはツールを利用することも大事だと思います。自分が10代の頃にそういうツールがあったら、やっぱり使っていたと思いますね。シンガーではなく、ユーチューバーになっていたかもしれないです(笑)」
2020年からは、25周年、30周年に向けて歩き出す、倉木さん。ライヴは倉木さんにとってどんな存在?
「新しい楽曲をライヴで披露して、観に来てくださった方々が一緒に歌ってくれたり踊ってくれたり。『受け入れてもらえたんだ、作ってよかった!』と自分を元気にしてくれる場所です。何もないところから作り上げるレコーディングは、また違う達成感があります。自分のなかで原点になっているものなので、レコーディングスタジオは“倉木麻衣の家に帰ってきた”感覚です」
アラフォーに突入した、倉木さんのこれからの目標を聞いた。
「私の楽曲を聴いて、『元気、勇気をもらいました』というメッセージをたくさんいただくんです。その度によし、頑張ろう!って。本当に音楽が好きなので、これからも全力投球していきたいです。20代でやってきたことが30代に繋(つな)がって、40代に生かせる。今があることに感謝して、愛を持って行動していきたいですね。年齢にとらわらわれないで、いろんなことに挑戦していきたいです」
倉木麻衣(くらきまい)
1982年10月28日生まれ。中学2年からデモテープを作り始め、1999年16歳で“Mai-K”名義で全米デビュー。同年12月日本デビュー。初のシングルコレクション『Maki Kuraki Single Collection ~Chance for you』が12月25日に発売。
初のシングルコレクションが12月25日にリリース!
倉木さんのデビュー20周年、集大成となるシングルコレクション「Mai Kuraki Single Collection 〜Chance for you〜」が12月25日(水)にリリース! デビュー曲「Love, Day After Tomorrow」から最新シングル曲「きみと恋のままで終われない いつも夢のままじゃいられない/薔薇色の人生」、DVDシングル、配信シングルとしてリリースされた楽曲の数々まで全63曲が収録された豪華な内容になっています。ぜひチェックしてみてください!
「Mai Kuraki Single Collection 〜Chance for you〜」
発売日:2019年12月25日(水)
http://www.mai-kuraki.com/