AAAとしてのグループの活動に加えて、ソロアーティストとしても活躍の場を広げ、充実した日々を送る宇野実彩子さん。7月17日にはソロ1stアルバムとなる『Honey Stories』をリリースしました!
パフォーマーとしてのデビューは18歳。30代を迎え、成長を続ける彼女が「今すぐ、伝えたい!」こととは?
みんなと共有したい、弱さと強さ
ソロアルバム『Honey Stories』をリリースし、8月31日からは2ndツアーも決定。まさに今、“伝える”ための活動を展開。さて、メモリアルなこのアルバムにどんな思いを込めたのでしょうか。
「アルバムは等身大の私そのものです。楽曲制作は、自分の内面をじっと見つめて、にじみ出てきたものを表出させ、それらを作品へと昇華していく作業。でもそれは、ほかの誰とも違う“私の個性”を主張するのとは少し違う。それより求めているのは“共感”なんです。女性なら誰しも、弱い部分や寂しい気持ち、もちろん強い部分やワクワクする気持ちまで、さまざまな想いを抱えて生きていますよね。私自身、ひとりの女性として日々感じる、そんな“心の弱さ”や“女としての愛らしさ”を誰かと共有できたらなって。もし同じ想いでいてくれたらすごくうれしいし、何よりそのことで私自身が強くなれるから」
宇野実彩子ワールドの完成形
アルバムを通して聴くと、いろんな女性像、さまざまな恋愛シーン、それらにまつわる人間模様が描かれていて、まるで美しいショートフィルムを観たかのような、豊かな気持ちにさせられます。
「歌詞はすべて自分で書いています。最初に歌いたいテーマを決めて、次はそれに合う女性像をイメージ。するとシチュエーションが生まれ、登場人物が浮かび上がり、ストーリーが走り出す。楽曲ひとつに対してドラマを1本書き上げる。そんな感覚で歌詞を生み落としているんです」
失恋の歌を書いているときは毎日が息苦しく、ハッピーなラブソングを書いているときはパワーがみなぎると語ります。そこまで入り込むからこそ、あの立体的な宇野実彩子ワールドが完成するのでしょう。
「女性はとても繊細、そして敏感。だからこそ感度高く、しなやかに成長する生き物。でも若いときはまだ弱くて、その刺激や変化を受け止めきれなかった。30代になって、ようやくそれが美しいものと愛でることができるようになりました。それが歌詞の世界に反映されているのかもしれません」
宇野ちゃん等身大であり、珠玉のアルバム。ぜひ皆さんも聴いてみてくださいね!
宇野実彩子(うのみさこ)
1986年7月16日生まれ、東京都出身。2005年パフォーマンスグループ「AAA」のメンバーとしてデビュー。’18年「どうして恋してこんな」でソロデビュー。’19年7月17日ソロアルバム『Honey Stories』をリリース。8月31日から「UNO MI SAKO LIVE TOUR 2019 -Honey Story-」がスタート。