スタイリスト祐真朋樹さんとタッグを組み、昨年秋冬にブランド「J_O(ヤンチェ_オンテンバール)」をスタートさせた香取慎吾さん。待ちに待った春夏コレクションが到着!
「レディス服の幅の広さがうらやましい」と語る香取さんの、今回のこだわりは? 新作に込めた熱い思いを語ってくれました!
J_Oに生かしたアートピースは2テーマ
迎えた2シーズン目、2019年春夏。今回のベースは、香取さんが描き下ろしたふたつのアートピース、〈フラワーマジック〉と〈サーカス パンチ〉です。
「〈フラワー マジック〉は、春夏に咲く花をモチーフにしたアートです。もともとは、僕はあんまり花に興味がない人で、凝って生けたりはしなかったんです。でも(稲垣)吾郎ちゃんが、ブログで花のことをよく書くのを見て、花、ちょっといいな、って思うようになりまして(笑)。そんなことから今回花の絵を描きました。明らかに吾郎ちゃんの影響」
〈フラワー マジック〉の絵は、昨年ルーブルに行く前、夏の終わりごろには描き上がっていたそう。
「〈サーカス パンチ〉は途中で“これ、色使いがサーカスっぽいかも?”と思い、こういう絵に。昔からサーカスの持つ華やさや非日常感、夢がある感じは好きで。そんな世界観を身に纏(まと)えたら、毎日が楽しくなるかもっていう気持ちがありました」
スタイリスト祐真さん曰く、「慎吾くんが描く世界は、常にポジティブな明るさがあふれていると思う。今回の花とサーカスっていうワードは、どっちもすごくファッション性が高いな、と思いました。実際モードの世界でも、サーカスをテーマにしたコレクションって多いんですよね。僕は特に色使いとかで、そのふたつのテーマを意識してますね」とのこと。
今回の傑作はコラボスニーカー!
前回のコレクションに続き、デニム、バッグやハット、サンヨーコートなどのアウターといったアイテムが並ぶなか、特にふたりが興奮を隠せないのが、コラボスニーカー。
「僕らはスニーカーが大好きなので、いつか作るだろうな、とは思ってましたが、1stコレクションのときは『その前にこっちを!』みたいな案件がたくさんあって、できなかった。スニーカー作りはひとつの夢なので、今回作ることができて本当にうれしい。しかもすごく可愛いし!」
コラボのお相手は、アシックスタイガー。パラリンピックにまつわる仕事を通じ、品質の高さ、履き心地のよさに感動し、オファーをしたのだとか。
「『ヤンチェ』をやるようになって、服や靴作りには長い準備期間が必要なことや、技術的にできる、できないという壁があるなど、いろんなことが徐々にわかってきたところなんです。そんななかでアシックスさんと組ませていただいたんですが、この会社は驚くほど決断が早くて、仕事が本当にサクサク進んでびっくりしました。おかげでボックスまでとても素敵なものができた。いつも僕はスニーカーの箱とかすぐ捨てちゃうんですが(笑)、これは部屋に置いておきたいです」
とびっきりのアイテムが揃ったJ_Oの春。
「ラクしたい気持ちに負けず、おしゃれしてほしい」――という香取さんの言葉のとおり、春はJ_Oで、着飾ることをもっと楽しんでみませんか?
香取慎吾(かとりしんご)
1977年1月31日生まれ、神奈川県出身。現在、新しい地図のファンミーティング『NAKAMA to MEETING』を開催中。また日本での初個展『BOUM!BOUM!BOUM!香取慎吾NIPPON初個展』を、IHIステージアラウンド東京で開催中。年内主演映画の公開予定も。