俳優、映画監督、そしてミュージシャンとして、アジアを軸に活躍するDEAN FUJIOKAさん。日本をベースに、3年という月日を費やし完成した2ndアルバムへの思いを語ってもらいました!
東京でアップデートした音楽を、ひとつの形に
昨年のドラマ「モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―」では復讐鬼を熱演。その世界観を盛り上げる主題歌「Echo」の作詞、作曲、歌を担当したDEAN FUJIOKAさん。その曲を含む、約3年ぶりとなる2ndアルバム『History In The Making』が完成。シンセポップやフューチャーベース、インディーベース、トラップなど、世界の最新サウンドを取り入れた力作です。
「新しい音楽を意識して探そうと思っているわけではないのですが、流れてくる音楽で自分のアンテナにひっかかったら必ず立ち止まって聴いています。5年後10年後に聴いたとき、『あのとき浅はかな考えで乗っかっちゃったな』というふうにはしたくないので、自分の作る一曲一曲が持つストーリーや伝えたいメッセージ、情緒に合わせて、最新の音楽をタイムレスなものに昇華できるように取り入れています」
制作順に収録された全15曲
アルバムは、2016年10月配信のTVアニメ「ユーリ!!! on ICE」オープニングテーマ「History Maker」から、制作順に収録されています。
「1stアルバムはジャカルタで作ったのですが、『History In The Making』は、日本での音楽の作り方を体験しながら、2年半くらいの間に作った曲をまとめたアルバムになっています。作った順に収録したのは、僕の音楽がどんなふうに変化をたどったか、どう成長していったかがドキュメンタリーとして、リスナーに伝わるんじゃないかと思ったから。曲作りの全工程に携わっていると、学びも多いけど反省すべき点も出てくる。それが次にできた曲に活かされて・・・ということが数珠つなぎに起こっていて、その流れが自然な曲線で表現されていると思います」
無謀な勢いがあったアラサーのころ
DEANさんが音楽活動を始めたのは、アラサーだった2008年。そのころのDEANさんはどんなふうだったのでしょう?
「2004年に香港でデビューして、フリーランスでの仕事から2006年にマネジメント契約を結んで、俳優やモデルの仕事がよりメインストリームのものになってきたんです。
そのころ音楽をやる、という雰囲気にもなってきていたので、自分の生き方、スタンスが反映された『私はこういう音楽をやっています』という音楽を作ってみようと思ったのが、2008年、28歳のころです。今までやっていたことを止めて、新しいことにチャレンジしようとしていた時期でもありますね。
若さゆえの無謀な勢いがあったと思うんですが、周りからは心配されました(笑)。今考えればすべてを“0(ゼロ)”にしてから無理やり立ち上げるのではなく、少しずつ準備をしていればいろいろなことが同時進行で進められたり、フェイドアウトしながらフェイドインしたりできたんじゃないかと思います」
初のアジアツアー開催中!
2月16日(土)の東京エレクトロンホール宮城を皮切りに、DEAN FUJIOKAさん初のアジアツアー『Born To Make History』が現在開催中。詳細はHPをチェックして!
2019年2月16日(土)
【宮城】東京エレクトロンホール宮城 終了
2019年2月20日(水)
【大阪】フェスティバルホール 終了
2019年2月21日(木)
【大阪】フェスティバルホール 終了
2019年3月3日(日)
【福岡】福岡市民会館
2019年3月9日(土)
【広島】広島JMSアステールプラザ
2019年3月15日(金)
【静岡】静岡市清水文化会館マリナート
2019年3月17日(日)
【愛知】名古屋国際会議場 センチュリーホール
2019年3月23日(土)
【北海道】札幌市教育文化会館
2019年3月29日(金)
【東京】 NHKホール
2019年3月30日(土)
【東京】 NHKホール
2019年4月12日(金)
【上海】MODERN SKY LAB SHANGHAI
2019年4月20日(土)
【香港】Music Zone @ E-Max
2019年4月27日(土)
【台湾】CLAPPER STUDIO
DEAN FUJIOKA(でぃーんふじおか)
1980年8月19日、福島県生まれ。2016年インドネシアで製作した1stアルバム『Cycle』をリリース。2ndアルバム『History In The Making』(Artist Edition
¥3,000)がA-Sketchより発売中。