どこまでもまっすぐで、純な恋を描いた映画『雪の華』で愛らしいカップルを演じた登坂広臣さんと中条あやみさん。一緒にいる姿は、まるで兄妹のように本当に仲よし。10歳違いのふたりに、お互いの印象や恋愛観についてトークしていただきました!
お互いの最初の印象は?
中条さん(以下中条) 「会う前は勝手に、ちょっと怖そうかな・・・とか、筋肉質っぽい感じの方なのかな・・・とか思ってたんですけど、最初に会ったとき『よろしくね』って握手をしてくれて。それがすごく優しい感じだったので、きっといい方だと思いました」
登坂さん(以下登坂)「この映画の撮影で半年くらい一緒に仕事をしたけれど、俺の印象、変わった?」
中条「変わってないかも」
登坂「え!?」
中条「違う違う、思ったとおりの優しい人だったって意味です(笑)。女性にも男性にも分け隔てなく優しいし、スタッフさんにも気を配るし。本当に、現場にいるみんなのお兄ちゃんって感じでした。逆に登坂さんは私のことどう思ってました?」
登坂「クールビューティ」
中条「えー!?」
登坂「中身はホント気さくなんだけど、でもやっぱりさすがモデルさんだよね。レンズ越しに見るあやみちゃんはヤバい。“映え”てた(笑)」
ふたりはどんな恋をする?
登坂「あやみちゃんが映画のなかで演じた美雪はさ、余命を宣告されて、一度もしたことがない恋をしようと勇気を出して踏み出すわけだけど、もしあやみちゃんが同じ状況だったら、何する? 恋をする?」
中条「どうだろう。登坂さんは?」
登坂「俺? う~ん、しないかも。だって死んじゃうかもしれないわけでしょ? 好きな人に重い気持ちを背負わせたくないからなぁ」
中条「私もしないかな。恋よりボランティアとかして、『私もきっと世の中の役に立った・・・』と思いたいかも。いいことしたい」
登坂「あと俺にとって恋って、『恋しよう!』と思ってできるものじゃないんだよね。なんかもっと自然に始まるものというか」
中条「あ、それはわかります」
登坂「彼女が欲しくないとか、今は恋人を作らない期間・・・って決めているわけではないよ。常に好きになる人がいたら恋をしたいと思う。でも出会いがなければ、自然に恋していない時期が長くもなる」
中条「私はひと目惚れがないわけじゃないんですけど、でもそこからいきなり『恋愛的に大好き♥』ってとこまでは行けないんです。好きになったとしても、そこから友達としての時間を経て、相手をちゃんと知ってからじゃないと本当には好きになれないというか」
登坂「恋は友情の延長線上にあるって感じ?」
中条「うん。私、慎重派だし」
登坂「ふ~ん(笑)」
中条「えー、なになに!?」
登坂「21歳、若いなぁ(笑)」
中条「何それー(笑)!!」
この映画で勇気を愛を感じて
中条「映画『雪の華』で私が演じた美雪は、勇気を出して、もしかしたら人生で最初で最後になるかもしれない恋をするじゃないですか。そこから彼女の運命が大きく変わるわけで。そのきっかけが、登坂さん演じる悠輔にたまたま言われた『声出してけよ! 声!』っていうひと言だったんですが、私もこの作品を作りながら、思いを言葉にするって大事だなって思いました」
登坂「確かに言葉にしないと伝わらないことって多いよね」
中条「はい。きっと人生のなかに何度か、勇気を出して運命を変えていくべき瞬間ってあると思うんです。美雪はそれが悠輔との恋だったんだと思うんだけど。この映画を観て、何かにトライする勇気みたいなものを持ってくれたらうれしいです。人生って、一度きりだし」
登坂「ふたりの思いが驚くほどに純愛で、こんなにストレートなラブストーリー、今どき本当にめずらしいと思う。僕や、僕より上の世代にとってはどこか懐かしさを感じるだろうし、あやみちゃんたちからすると逆に新鮮な気もするんだよね。あと、それぞれの家族の愛だったり、悠輔の友情も描かれている。僕としては観てくれた人が、恋人だけじゃなく周りの人みんなを大事にしたいと思ってほしいかな」
中条「ぜひ大事な人と観に行ってほしいですね!」
映画『雪の華』2/1(金)全国ロードショー!
2003年に大ヒットした冬のラブソング、中島美嘉さんの「雪の華」。発売から15周年を迎えた今、究極のラブストーリーがついにスクリーンで花開きます!
幼少のころから病気がちで、夢見ることをあきらめていた美幸(中条さん)と、ひたむきに夢を追い続ける悠輔(登坂さん)との出会い。100万円を支払うことで「1カ月限定の恋人」という契約を交わすのですが、はたしてふたりの想いの行方は・・・?
話題作『雪の華』はいよいよ2/1(金)、全国ロードショーです!
【出演】登坂広臣、中条あやみ、高岡早紀、浜野謙太、箭内夢菜/田辺誠一
【主題歌】中島美嘉「雪の華」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
【監督】橋本光二郎
【脚本】岡田惠和
【音楽】葉加瀬太郎