昨年秋、新たなスタートを切ってから約1年。想像以上に刺激的でハッピーな日々を過ごし、それを私たちに発信してくれる香取慎吾さん。「楽しいことをやりたい。そして常に“自分”を超えていきたい」と語る香取さんの、今と未来とは?
“ゼロなったと思ったら、それは大間違いだった”という気付き、日々深まっていくNAKAMAとの絆について、心の内を語っていただきました!
「新しい地図」としてのスタート
「新しい地図」として最初の一歩を踏み出す前は、いわゆる“ゼロからのスタート”だと思っていたそう。
「道幅の狭い所を、3人でなんとか切り開いて進んで行かなければと思ってドアを開けたら、応援してくれるファンの人たちや、一緒にモノ作りをしてくれる人たちがいっぱいいて。自分たちは一度すべてを捨ててゼロになったという思いが強かったんだけど、応援してくれる人たちを目の当たりにしたとき、もしかしたら”ゼロから始める”という考え方はすごく独りよがりで、カッコつけてただけなのかも・・・って気が付いたんですよ。全然ゼロじゃなかった、ゼロとか言ってごめんなさい!って心のなかで謝りました(笑)」
10歳で芸能の世界に入り、ひたむきに仕事に打ち込んできたことは日本中が知るところ。そんな香取さん、「最近、今までの自分に感謝することが多々ある」と語ります。
「この1年、新しくご一緒した方も多かったですが、昔から繋がりがあった方々と新たな道を作ることがけっこうあって。もしその方と最初に仕事をしたとき、僕の印象が悪かったり、真摯な態度で接していなかったら、今一緒に仕事をしてくれないだろうと思うんですよ。ひとつひとつ丁寧に仕事をしてきて良かったと、心の底から思います。その積み重ねで、今の僕や僕らがあるわけですから」
3人で新しいことに挑戦していく
72時間の生配信を皮切りに、新しいことに多数トライし活動のフィールドを広げ続けている3人。「新しい地図」の3人のなかで、アンチ・コンサバなマインドの人は誰かを聞てみたところ・・・
「一番コンサバなのが吾郎ちゃん。彼は慎重で冒険をしない人。で、僕は自分ではどっちでもないと思ってるんです、“イチかバチか!”とか、“やってやるぜ!みたいな感覚はない。でも周りの人は僕をアンチ・コンサバだと見ている気がする。 一番型破りなのは、草彅ですよ。常に『ぶち壊して行こうぜ!』みたいな感じ(笑)。それこそ〈新しい地図〉を始めるときに、僕と吾郎ちゃんがあれこれシミュレーションをしていろんな計画を立てていたのに、僕らの背中を蹴り飛ばし、プランを踏み荒らし、『飛べ〜!』とか言うタイプです(笑)。みんなが思ってるより彼はワイルドですよ」
三谷幸喜さんとのタッグ再び!
年末から来年1月にかけて出演する『日本の歴史』は、香取さんが長年一緒に仕事をしてきた脚本家・演出家の三谷幸喜さんが手がける舞台。
「去年の年末、大河ドラマ『新選組!』のメンバーでの定例忘年会のときに初めてこの舞台の話を聞いて、またご一緒できるんだと思いすごくうれしかったです。まさに今日、さっき台本をもらったんですが、稽古が楽しみです」
三谷さんと香取さんが作ってきた作品は、いずれも型破りなものばかり。ふたりが3年ぶりに選んだ舞台というフィールドで挑むのは、1700年に及ぶ“日本の歴史”という壮大なテーマです。
「プライベートでも仕事でも、せっかく一緒の瞬間を持つなら、みんなで楽しくいるほうがいいじゃないですか。これからもそんな時間を、みんなとずっと重ねていきたいです」
年末に向けての舞台、そしてその次は・・・? これからの香取さんがどんなふうに私たちを驚かせてくれるのか、ますます目が離せませんね!
■最新作ミュージカル『日本の歴史』
作・演出/三谷幸喜
音楽/荻野清子
出演/中井貴一、香取慎吾、新納慎也、川平慈英、シルビア・グラブ、宮澤エマ、秋元才加
[東京公演]
2018年12月4日(火)~28日(金)
世田谷パブリックシアター
[大阪公演]
2019年1月6日(日)~13日(日)
梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
http://www.siscompany.com/mitani/
香取慎吾(かとりしんご)
1977年1月31日生まれ、神奈川県出身。歌手、俳優、バラエティなど幅広いジャンルで活躍。月に1度、草彅剛、稲垣吾郎とともに、「7.2 新しい別の窓」(Abema TV)に出演中。2019年1月1日にはお正月SP(15:00~22:12)が生放送予定。また草彅剛とのラジオ「ShinTsuyo POWER SPLASH」(bayfm)、お母さんに扮したファミリーマートのCMも話題に。