近年、日本の新しい文化として国内・海外問わず注目を集める「2.5次元ミュージカル」。2次元のマンガ・アニメ・ゲームを原作とする3次元の舞台コンテンツの総称を意味します。多くのファンを魅了する2.5次元作品でも活躍する話題の若手俳優、佐藤流司さんに演じる“キャラクター”ではなく、彼自身の素顔に迫ります!
誰よりもキャラクターを考えている自信があります
16歳のとき、『仮面ライダーフォーゼ』で俳優デビューした佐藤さん。
「“(映像作品だけじゃなく)いろいろ経験しておいたほうがいい”と言われて、たまたま受けたのがミュージカル『忍たま乱太郎』のオーディションでした。
それが初めて参加した2.5次元作品だったんですが、初舞台でしたし、やりがいみたいなものもそのときはまだ全然わからなかったんです。
気持ちが大きく変わったのは、ミュージカル『テニスの王子様』に出演したとき。良くも悪くも、本当にものすごい反響があって。見た目が似てるとか似てないとかそういうものに始まり(笑)。2.5次元舞台の影響力ってすごいんだなって実感したんです。
上演中に客席に降りて演じることもあったんですが、歓声だったり手を振ってくれたり、そういう生のリアクションに触れられることも新鮮で、すごく魅力を感じるようになりました」
正解がある漫画やアニメの“キャラクター“を演じるのは、やはり難しい?
「誰よりもキャラクターのことを考えている自信はあります。“キャラクターあっての自分”なので、自分をどんどん捨てていく作業。1%も残っていないのが理想・・・ですけど、それは無理ですね(笑)」
ストイックな佐藤さんの癒やしは、ごはんと2匹の猫。
「稽古のあと、仲間とごはんを食べている時間が今は一番リフレッシュできます」
佐藤さんの毎日を覗き見っ!
家に帰ると2匹の猫が♡
左が「ぷにお」、右が「もちお」。出張で家を空けることも多いので、会えない日は寂しいです。
バンド活動もしています!
ペニシリンのHAKUEIさんプロデュースの“The Brow Beat”というバンドで、Ryujiというアーティストとしても活動しています。この日は日比谷野外音楽堂でライヴを開催。1stアルバム『ラグナロク』を今年1月にリリースしました。