7月7日(土)公開の映画『ルームロンダリング』で主演を務める女優 池田エライザさん。華やかなイメージを封印し、ちょっと変わった“こじらせ女子”のヒロインを熱演しています。愛してやまないキャラクターやこの物語への思いをたっぷり語っていただきました!
自分のネガティブな性格がけっこう好きだったりします
主演映画『ルームロンダリング』で、18歳で天涯孤独のこじらせ女子、八雲御子を演じた池田エライザさん。アヒルのランプが手放せない、ちょっと変わったヒロイン役。
「引っ込み思案で人付き合いが苦手な御子ちゃんは、自分の殻にこもって独りぼっちで生きているんですけど、彼女には幽霊が見えてしまうという不思議な能力があるんです。この作品はそんな御子ちゃんが、この世に未練がある幽霊たちのお悩みに振り回されながら、少しずつ自分の人生と向き合っていくストーリー。出演のお話をいただいて初めて脚本を読んだとき、家族のことが真っ先に浮か
びました。大切な人が生きていること、そばにいることは決して当たり前ではなく、とてもありがたいことなんだなって。それと同時に、家族と自分の関係性についても深く考えさせられました」
文科系女子という一面も持つエライザさん。愛情を込めて「御子ちゃん」と呼ぶほど、思い入れの強いキャラクターである主人公と、自分自身が実際に重なる部分も多かったのだそう。
「私も、基本的にお休みの日はずっと家に引きこもっています(笑)。本を読んだり、ギターを弾いたり、絵を描いたり、自由気ままに過ごします。実は内弁慶で恥ずかしがり屋、物事をすぐネガティブに捉えてしまう部分も御子ちゃんと似てるのかも。そんな自分がけっこう好きだったりもするんです。マイナスのところからあれこれ考えて、いろいろな気付きがあって、そして少しずつ変化しながら結果的にポジティブな方向にまで持っていく・・・・・・コンプレックスを克服していく過程って生きていくうえで、とても貴重な経験だと思います。私がそういうふうに考えられるようになったのは、周りの影響が大きいですね。仕事仲間もプライベートで付き合っている友人たちも、私の周りには他人や自分のことに対してしっかりとした発言をする人が多いんです。そういった人たちから、日々いい刺激をもらっています。本当に恵まれた環境のなかにいるな、と実感しています」
ネガティブな心は、どんな女性のなかにも存在するものなのではないか、とエライザさんは語ります。
「人ととことん関わり合うことで、ぶつかり合うことが増えて人に対して壁を作るようになってしまったり、人一倍明るい人ほど実はすごく寂しがり屋だったり・・・・・・。内気な性格のせいだけじゃなく、どんなに快活な女性も、きっと心のどこかに御子ちゃんのような“ネガティブ”を持っているんじゃないかなって思うんです。『ルームロンダリング』は、そんな日々めいっぱい頑張っている人たちの疲れた心をそっとロンダリング(浄化)してくれるような、笑いあり、涙ありの優しい作品に仕上がっています」
映画『ルームロンダリング』は今週末7月7日(土)公開!
池田エライザさんが演じるのは、18歳で天涯孤独となった主人公・御子。訳アリ物件に自分が住むことによって“物件を浄化する”という「ルームロンダリング」のアルバイトを通じて、いつしか幽霊が見えるように・・・・・・! ユニークな世界観でありながら、観終わった後は前向きな気持ちになれるハートウォーミングコメディです。今週末は、ぜひ映画館へ!
『ルームロンダリング』
【出演】池田エライザ、渋川清彦、
健太郎、光宗薫、オダギリジョーほか
【監督】片桐健滋
【脚本】片桐健滋・梅本竜矢
7月7日(土)より全国ロードショー
http://roomlaundering.com/