映画『猫は抱くもの』で“元アイドルのアラサー女子”を演じている女優・沢尻エリカさんにインタビュー。5年ぶりの主演作となった本作への思いをたっぷり語っていただきました!
実は犬派の沢尻さん。でも現在は・・・・・・
「ねえ、良男(ヨシオ)」と、ロシアンブルーのオス猫に毎日起こったことを話し聞かせるのは、沢尻エリカさん演じるアラサー女性・沙織。一方、自分は人間だと思い込み、沙織に恋する猫の良男役を吉沢亮さんが演じた。映画『猫は抱くもの』は、ファンタジーで心温まる作品だが、舞台として見せるシーンや手描き風アニメーションで描かれるシーンなど、大胆な演出が独特。一体どこまでが現実で、どこからが妄想か観る者に想像させる、可愛らしい世界観に引き込まれていく。
私生活ではチワワと暮らし、もともとは犬派だったという沢尻さん。
「動物が好きなんですが、幼いころから家に犬がいて。猫も好きだったのですが、こちらが近寄ると遠ざかったり(笑)、いい距離感が掴めなかったんです。でも昨年、友人に子猫を見せてもらう機会が増えて『めちゃめちゃ可愛い!』・・・・・・と猫ブームが訪れたタイミングで、今回のオファーをいただいたんです」
まさに現実か妄想か? なんと、今作で共演したロシアンブルーの猫は、現在沢尻さんのお宅に迎え入れられ一緒に暮らしているのだとか!
「撮影中から飼いたいなってずっと言ってたんです。一緒に暮らしている母は猫派でしたし、この出会いはご縁だなって。ロシアンブルーって、スマートだし足も速いけど、ちょっとドジなとこもあってすごく可愛いんですよ。私の家はユニットバスで、洗面台の横にバスタブがあるんですが、お湯を溜めているときに洗面台に登ってきたと思ったら、バスタブのヘリの所に飛び移ろうと、勢い余ってお湯の中に落ちてしまったり(笑)。でも時々、私がなんとなく落ち込んでいたら寄ってきてくれたり、理解者であったりもするんです」
猫の良男を通してシンクロする沙織と沢尻さんも、GINGER読者と同じくアラサー世代。
「30歳を超えて思うように体重が落ちなくなったので、2年前からパーソナルトレーニングとヨガを再開したところ、全然太らなくなりました。そこで運動するか、少しサイズの大きな新しい服を買うかで、人生は大きく変わってきますよね。30代はそれまでやってたことが通じなくなる年代ですが、同時に、頑張った分だけ自分に返ってくるのを実感できる年代でもあると思います」
『猫は抱くもの』は6月23日公開! 週末は映画館へ
映画『ヘルタースケルター』以来6年ぶりとなる沢尻エリカさんの主演作。同作の監督を務める犬童一心監督とは初めてのタッグとなります。ファンタジー感満載の世界観に酔いしれて!
『猫は抱くもの』
【出演】沢尻エリカ、吉沢亮ほか
【監督】犬童一心
【脚本】高田亮
【原作】大山淳子『猫は抱くもの』(キノブックス)
6月23日(土)より全国ロードショー
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