私たちが知りたいのは“安いもの”ではなくて“安くていいもの”。そこでファッション業界でもウワサのおしゃれ達人にアプローチ。私服ワードローブからご自慢のプチプラ名品をピックアップ、コーディネート哲学を語っていただきました!
モデル、タレントとして活躍中の大石絵理さんのプチプラ道は、“入念リサーチ”がキーワード。ひと目惚れはあってもそのまま衝動買いはしないので、ショッピングでの失敗も少ないそう。お手本にしたいテクニックの数々とは?
シーズンごとのトレンドチェックは絶対
「トレンドは全部チェックします。ブランドのサイトやインスタ、雑誌、気になるところは実店舗もパトロールしちゃうくらい。ファッションおたくなんです」
アイテムにただひと目惚れして買うことはなく、欲しいアイテムはリサーチを重ねながら、ずっと狙っているタイプだという大石さん。雑誌でモデルの着こなしを確認したり、サイトで情報を調べたり、熱心で入念なリサーチぶりは、まさに“ファッションジャンキー”!
「この赤いスカートはZARAのもの。プチプラだから買ったのではなく、シーズン最初に情報収集して、赤がトレンドカラーだと注目していたからなんです。プチプラアイテムは特に、色と素材感も厳選しています」
カジュアルアイテムはハイブランドで
「個人的な意見ですが、カジュアルアイテムってチープさが出やすいって感じているんです。なのでTシャツやパーカは、高価だったとしてもいいものを選ぶようにしています。カジュアルだけど、きれい。そんな清潔感や女性らしさが、ハイブランドだと出しやすいなって思います」
写真はディオールのスニーカー。今季のコレクションをすべて見たあと、一番好きだなと思い、また自分のワードローブすべてに合うと判断して購入したそう。
そんなふうに、狙っていた小物や、“清潔感が重要”なカジュアルアイテムをハイブランドで選ぶのが、ファーストステップ。例えば今季は、まずディオールのスニーカーを入手。そして次に、ZARAのレース素材のワンピースとユニクロのブラックスキニーをプラスして、モードなモノトーンスタイルに挑戦!
「このレースワンピは、ペチコートを合わせればフェミニンに、今日みたいにレイヤードすればモードにもなる。かなり使える戦利品です」
おすすめは“ヴァンヌフ”のアクセ
アクセサリーやコスメはプチプラ主義。特にお気に入りなのが、ヴァンヌフのアクセサリーだそう。ヴィンテージライクの見た目からは想像できない、4桁プライスが中心のお手頃さで、モデルの間でも人気のブランドです。
「トレンドを取り入れたデザインで、高見えなところが優秀なんです」
丁寧なリサーチと、緻密な計算とで構築されている、大石さんのスタイリング。今後も彼女のファッションからは目が離せませんね!
大石絵理(おおいしえり)
1993年12月22日生まれ、東京都出身。テレビ、雑誌ほかにて幅広く活躍中。現在、「陸海空 地球征服するなんて」(テレビ朝日系)、見城徹がMCを務める「徹の部屋」(AbemaTV)にてMCアシスタントを務める。