「女が惚れる女」の代表的存在ともいえる、石原さとみさん。完璧なる麗しい容姿と、多彩な演技力、抜群のセンスのみならず、 彼女が人を惹きつける理由は、その内面、その素顔にあります。
しなやかさと芯の強さを併せ持ち、自由で変幻自在な女。 31歳を迎えようとする、石原さとみさんのリアルな心模様をインタビューしました!
思い描いた“なりたい自分”を、私生活でも演じてみる
会うたびにより強く惹かれる、知るほどに深く引き込まれる・・・・・・。その理由は、石原さんがいつも真新しい顔と言葉を携えて現れるから。
年々歳々、変幻自在で、ブランニューな人。
「単に飽きっぽいっていうのはあります。自分が自分に飽きたくないんです。自分に飽きた途端、世間にも飽きられちゃいそうですし(笑)」
冗談まじりな口調のあと、石原さんはこう続けます。
「私のなかでは変わりたいというより、“成長したい”かな。子供のころから、それが私の原動力なんです。仕事の経験、読んだ本、ニュースで知ったこと、出会った素敵な人たち・・・・・・。日々触れるものに常に影響を受けていて、そのたびに“こんなふうになりたい自分”が生まれる。私、それを演じてみるんですよ。私生活でも“なりたい自分”を演じてみると、いつの間にか追いついていたりするから。もし今の私が穏やかに見えるとしたら、それは半年前に憧れて目指した自分です(笑)」
年齢を重ねるほどに“欲しいもの”は減っているけれど、“なりたい自分”はますます豊かに鮮明に、絶えず浮かんでくるそう。
「以前からですけど、もっと世界のことを知りたい。悲しい事件も社会情勢も、知るほどに問題意識が生まれて、何もできないのが苦しいけれど。
それからね、最近、本能的な女性って素敵だなと。ドラマ『アンナチュラル』で共演中の市川実日子さんは、とても本能的な人なんです。もちろん、人一倍、理性と知性も持ち合わせている方ですけど、お芝居するときは本能100%。普段も本能を自由に解放している感じなんです。だから、語る言葉もオリジナリティがあって、惹きつけられる。女性としても魅力的だなって感じます。私ももっと本能的でありたい。理性と本能の両方を持って生きられたら、さらに面白いなと思います」
今の自分が100点!と言える女性に憧れる
日本中の女性の羨望の的となっている石原さん。その石原さんが憧れる女性は?
「『今の自分が100点!』って言える女性は魅力的だし、憧れます」
これまで演じてきた役柄のなかで、一番憧れる女性像を挙げてもらいました。
「難しい! 演じてきた役はどれも、どこかしら自分の要素が入ってるから、客観的に見られないです。褒めるのも、『こんな自分が好き!』って言ってるのと一緒になっちゃう(笑)。でも、どの役柄も好きです。今回のドラマ『アンナチュラル』で演じる、法医解剖医のミコトにも惹かれています。感情が表に出る子じゃないから、いつもフラット。穏やかでやわらかい女性だけど、ちゃんと自分の意思や芯を強く持っていて、優しさもあり、それを人に伝えることができる人だから。とても素敵です」
両手いっぱいの宝石をシェアするように、石原さんはいつも惜しみなく大切な思いを語ってくれます。次に会うときは、どんな新しい顔を見せてくれるのでしょう? きっと何度でも、その真新しい顔に惚れ直してしまいそうです!
待望の新ドラマが1月12日(金)よりスタート!
そんな石原さんが主演する、TBSの金10ドラマ「アンナチュラル」。解剖医として白衣を纏い、不自然な死を究明していく期待の医療サスペンスです。「逃げるは恥だが役に立つ」の脚本家である野木亜紀子さんとのタッグ、豪華共演者にも注目が集まりますね。
金曜ドラマ「アンナチュラル」の初回放送は1月12日(金)よる10時から。15分拡大放送なのでお見逃しなく!
石原さとみ(いしはらさとみ)
いしはらさとみ 1986年12月24日生まれ、東京都出身。2003年映画『わたしのグランパ』で女優デビュー。以後、ドラマ「失恋ショコラティエ」「校閲ガール」、映画『シン・ゴジラ』など数々のヒット作品に出演。2018 年1月スタートのTBS金曜ドラマ「アンナチュラル」の主演、2月には主演舞台『密やかな結晶』が控えている。