“モノ”として残るわけではないけれど、得られる感動や刺激が感性を磨き、自分を高めてくれる――。そんな経験型の贅沢が、クリエイティブな人たちの、あふれ出るセンスの源。 今回は、ますます磨きのかかる演技で私たちをトリコにする女優 高畑充希さんに、最近の”贅沢”について語っていただきました。
贅沢体験①ファッションの最高峰を知る
最近の贅沢といえば、この秋初めて、パリコレクションの会場を訪れたこと。ファッションは文化なのだということを実感したといいます。それは高畑さんが持っていたファッションに対するイメージを覆すほどの、衝撃的な体験。
「自分がこうと信じていたことを、ぽんと崩される瞬間って、最高に贅沢だと思います。年齢とともに経験を積み重ねていくのも大切だけれど、それを一気に覆すような”いいもの”に触れることも、ときには必要ですよね」
贅沢体験②劇場でライヴな興奮に包まれる
ミュージカルをはじめ、舞台を鑑賞することが大好きな高畑さん。パリに行った際には、世界中のセレブが訪れるキャバレー「クレイジーホース」のストリップショーを堪能したのだとか。日本では目にすることのできない芸術的な演出と、カップルや女性同士で楽しむ雰囲気が、新鮮だったそう。
「モノを買ってしばらくすると、手に入れたときの感動は薄れていきます。でもカタチのないものは、最初に見たときの感動がずっと残って、時が経つほどに美化されていきますよね。その思い出を愛でるときの幸せな感覚はまさに贅沢、何物にも代えられません」
贅沢体験③”身銭を切って”美食を堪能
お寿司やジビエ料理が大好きで、ドラマや舞台が終わるとお気に入りのお店を訪れ、頑張った自分を労わる。それも必ず、「自分のお財布で」というのが充希的”贅沢”のポリシー。
「一生懸命働いて得たお金を思い切って使ったときにこそ、誰に気兼ねすることもなく、正しい価値判断ができるはず。その経験が、将来の自分の感性を形作っていくと思います。だから、頑張ったあとには極上のグルメで、自分にご褒美をあげるんです」
ちなみに高畑さん、今回はプライベートショットをたくさん披露してくださっていますが、実は普段はあまり写真は撮らないタイプとか。「写真はきっとあとからネットを探せば出てくるだろうから、とにかく目でみなきゃ」とのこと。GINGER1月号ではさらに詳しく、自らの”贅沢”観を語ってくれています。ぜひチェックしてみてくださいね!