発売中のGINGER9月号で、インタビューに応えていただいた女優・モデルの新木優子さん。大きく澄んだ瞳、ニュアンスのある表情……その美しさに吸い込まれるように、取材中にはインタビュアーが思わず新木さんのルックスについて熱弁をふるう場面も。私たち女性をはっとさせる、その魅力とはどこにあるのでしょうか。
ニュアンスある表情を生み出すパーツとは?
女優・モデルとしてのキャリアにおいて、大きな転機となったのは、人気ファッション誌の専属モデルや、ゼクシィのCMガールに選ばれたこと。それまで主に活動していたストリート誌と違って「笑顔」が求められ、はじめは苦労したと話す新木さん。
インタビュアー(以下I)ご自宅でも笑顔の練習をされたのだとか。
新木(以下A) しましたね。難しくて。
I 素人からすると、笑顔って練習するものなんだ…と思うんですけど、プロとして通用するためには必要なことなんですね。
A 必要だと思います。鏡の前で、ニュアンスなどを研究しました。服によっても、企画内容によっても合う笑顔って違うし、ファッションとビューティでも違うので……最初は難しかったですね。
I なるほど。私、新木さんの武器って笑顔だと思っているんですけど、もっと言うと、笑顔につながるときの口角だと思うんですよね。大きな目元はすごく美形なのに、ちょっと口角が下がっていてなんだか不満げというか。
A そうなんですよー(笑)。
I それがいいんですよ! なんかもの言いたげというか。だから周りはなんだか気になって、新木さんの笑顔を見たいと思っちゃう。笑わせたいなって思って、実際に笑ってくれるとうれしくなる。そういう風に感じさせる笑顔だなと思って。口角がキュッと上がった瞬間のギャップが本当に素敵です。
A そういっていただけるのはすごくうれしいです。この“富士山形の口“は遺伝なんですよ。それに私、眉も下がっていて、いわゆる「困り顔」なんですよね。
I そうそう、それがすごく可愛い!
A だから何気なく撮られた写真を見ると、自分が思っている以上に不思議な顔をしているんですよね(笑)。そういうのが、自分のなかで嫌というほどでもないんですけど、もうちょっと幸せそうな顔のほうがいいのかなとか思ったり…気にしてはしているので、そういっていただけるとうれしいです。
I ただの美形だとお人形さんみたいで近寄りがたくなってしまいがちですが、新木さんの場合は表情にニュアンスや親しみを感じるから、より一層好きになってしまう、そんな感じがします。だから逆に笑顔が苦手だったという話は意外でしたね。
同性も見惚れるナチュラルな美しさ。写真集『ガールフレンド』発売中
そんな新木さんの自然体の魅力が詰まった1st写真集『ガールフレンド』は、同性にとっては仲よしの友達と旅をしている感覚、男性にとってはちょっといい感じの女友達とグループ旅行に来ているような感覚をイメージして制作されたのだとか。撮影地は、新木さんがこれまで訪れたなかで一番自分らしくいられるように感じたという、スペイン・バルセロナ。
「お気に入りは、街角を歩いているようなシーンです。衣装やヘアメイクを変えながら、いろいろなパターンを撮ったのですが、歩いている途中で家族が撮ってくれたみたいな……それくらい無防備で、ナチュラルな私を写真に納めてもらえたと思います」
GINGER9月号では、この写真集への想いのほか、新木さんの仕事に対する姿勢や憧れの女性像について、たっぷりと語っていただいています。ぜひチェックしてみてくださいね。
新木優子1st写真集『ガールフレンド』
SDP ¥2,300(税別)
新木優子(あらきゆうこ)プロフィール
1993年12月15日生まれ。2015年にゼクシィ8代目CMガールに抜擢。月9ドラマ「コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―THE THIRD SEASON」に横峯あかり役で出演中。初の写真集『ガールフレンド』が好評発売中。