抜群のセンスと明るいキャラクターで、GINGERをはじめとする女性誌や美容誌はもちろん、モデルやタレントさんからも引っ張りだこな人気ヘア&メイクアップアーティスト木部明美さん。今回の連載「木部明美のおとなメイク実験室(キベラボ)」は、大人のブラウンメイク。
この頃なんだか、ブラウンメイクがしっくりこない・・・それは、顔のくすみが原因かも。そこで、大人に似合うブラウンメイクのアイテムと使い方のコツをご紹介します。
クリアなオレンジブラウンで洗練された華やかさを
「自然な陰影が作れて、着る服やシーンを選ばないブラウンのアイメイクは、年代を問わず人気の定番メイク。もともとイエベが多い日本人女性の肌色にマッチするカラーでもあります。
ただ、気をつけないといけないのは、若い頃と同じ感覚で締め色のブラウンシャドウを使わないこと。大人の肌はどうしてもくすみがちなので、深みのあるブラウンがかえって肌色をくすませ、顔色が悪く見えてしまう可能性があるのです」
定番カラーだけに、新色を買っても、どうしても安心感のある昔なじみのブラウンばかり選びがちになっていませんか? 下手すると、何年も同じアイシャドウパレットを使っている、なんて人も!?
最近、なんかブラウンメイクすると顔色が冴えない・・・と感じたら、それは替え時かもしれません。
「ポイントは、くすみのない色を選ぶこと。今季なら、クリアなオレンジパール入りのブラウンがおすすめです。また、グラデーション使いせず、単色で塗ってカラーラインで引き締めるのがコツです」(下手に陰影をつけるとお疲れ顔に見えてしまうのだとか!)
How to Make-up
1. オレンジブラウンを上まぶたにオン
ブラシにアイシャドウを取り、目のキワからアイホール全体にぼかします。最初にのせたところが一番濃くなるので、目のキワからブラシでワイプアップするようにぼかすと自然とグラデーションになり、単色でもナチュラルな陰影をつけることができます。
2. 下まぶたにも幅広に入れる
下まぶたは、目尻から目頭に向かって塗っていきます。これも目頭の方が淡い発色になっていくようにするためのコツ。オレンジブラウンを上下まぶたに幅広に入れることで、目元に明るさと華やかさをプラスして。
3. オレンジで目尻ハネ上げライン
アイライナーは明るいオレンジブラウンをセレクト。黒目の外側から目尻長めにハネ上げ、たれてきたまぶたをリフトアップさせて。黒ではなくカラーラインを使うことで、キツい印象になりません。
その他のパーツは・・・
眉はアイブロウマスカラで柔らかな印象に仕上げ、チークはベージュ系で、ナチュラルな陰影をつける程度に。リップは服との相性で選んでOK。マットなくすみオレンジで華やかさをオン。目元がキラっとしたオレンジなので、ほかのパーツはマットな質感をチョイス。また、同じトーン(今回はレッド系)で合わせるとバランス良く仕上がります。
完成!
〈使用したコスメ〉
フォーティーン ショールーム 03-5772-1304
アメリヴィンテージ 03-6712-7887
アディクションビューティ https://www.addiction-beauty.com/
カネボウ化粧品(ルナソル) https://www.kanebo-cosmetics.jp/lunasol/
コーセー www.kose.co.jp/visee/
ディーアップ https://d-up.co.jp/
ナーズ https://www.narscosmetics.jp/home
ヤーマン(オンリーミネラル) https://www.onlyminerals.jp/