いつも素敵なあの人のスタイルは、いったいどうやって成り立っているの? スタイリスト竹岡千恵さんの“センス”のナカミを徹底解剖。どんな服でも自分のものにしてしまう、遊びゴコロのある着こなし技にも注目。
ルール1:MYベーシックはマニッシュ一択
自分の好きなものをずっと着続けていたら、結果マニッシュベースに落ち着きました。パンツスタイルが好きってこともひとつの要因なのかも。基本のスタイルがあって、そこに遊びを足していくのが私流です。
シンプルシャツ
夏はTシャツばっかりだったのですが、最近はシャツ派になりつつあります。ラフなTシャツとは表情の異なる、正統派キレイめシャツが新鮮。今年っぽい丈感が新鮮なガリャルダガランテのシャツと、パンツインして使いたいビューティ&ユースのノーカラーシャツがこの夏のスタメン予定。
ハイウエストロングパンツ
つい買ってしまうのがハイウエストパンツ。トップスインもしやすいし、何よりウエストがキュッと絞られたラインがキレイ。
マニッシュローファー
仕事柄動きやすさはマスト。スタイルの雰囲気を崩さず、アクティブな日も乗り切れるローファーはたくさん持っています。王道のグッチはまず手に入れたかったし、キャッチーな赤はザラでお手頃にGET。履き心地に感動したトッズはもう1足買い足したくらい。
ルール2:クラシカルな甘さをひとさじ
甘さで大切なのは、“クラシカル感”。コンサバ見えしないレトロっぽさのあるフリルブラウスは、毎年買い足しています。合わせは絶対にパンツで、甘辛MIXな仕上げに。
フリルはブラウスで取り入れるのが、MYルール。
ルール3:キッチュなエッセンスをどこかに差し込む
シンプルなままコーディネートを終わらせることはしないので、アクセントを作るエッセンスは必要不可欠。ベースがマニッシュな分、小物や色でテンションを上げています。
派手カラー
なんだか物足りない…って日は色を足してみます。今使うなら、プレイフルなヴィヴィッドカラーで。
キャッチーな個性派小物
アクセサリーよりも小物に頼る傾向があります。インパクト強めの、ちょっとおもちゃっぽいキャッチーなデザインが好みで、最近のお気に入りはサスペンダー。これからの季節のワンツーコーデも、一点投入で簡単に印象が変えられるので便利。
ルール4:着こなしテクで変化をつける
アイテムの印象を左右するレイヤードは、スタイリングを考えるときの重要ポイント。そのまま一枚で着こなすよりも奥行きが出るし、洒落感アップも狙えます。
私の定番、レースブラウスとサロペットの組み合わせ。毎年やっている鉄板コンビは、今年もヘビロテ確定。
〈左〉今ハマっているサスペンダー使い。イエローシャツとのアクティブなコンビを、同系色で揃えることでややシックに。
〈右〉今季トレンドのクロップドTをインに。ミニ丈のトップスにはロングシャツを合わせて、丈感の違いを楽しんでみました。