【浅田真央】インタビュー「ゆずれない『好き』の気持ち」を告白

“好き”を追い求めて夢中になる。
それが個性となり、ほかの誰とも違う煌めきになる。

そんなオンリーワンの存在の代表とも言えるのが、浅田真央さん。究極を追い続け、さらに美しさを増す、彼女のフィロソフィーに迫ります!

引退してから知ったスケートの楽しさ

「今、スケートそのものを心から慈しみ、
愛している自分がいます。
この気持ち、実は現役時代には
感じられなかったものでした。
あのころはとにかくつらくて、
気持ちを押し殺しながら、
どこかロボットのような生活を送っていました。
それが引退して、お休みをいただいて、
一度はスケート靴を手放して。
それらを経て、スケートをするってこんなに
幸せなんだ、喜びなんだと
何か世紀の大発見でもしたかのような(笑)、
新しい気持ちで滑っているところです。
誤解を恐れず言えば、選手をやめるという決断をして
本当に良かった。
あのまま続けていたら人生が
変わっていたかもしれないと思います。
決断って・・・本当に難しいですよね。
でも思い切ってひと区切りつけることで、
愛を再確認したり、
形を変えた新しい愛に出合えることもある。
そんな素敵なことを、
私はスケートから教えてもらっています」

プロフェッショナルと作り上げていく撮影

「何かを作り上げていくという過程が
すごく好きなんです。
プロフェッショナルな方々が、
オンリーワンの技術や感性を発揮し、
それらが組み合わさって、あるひとつの作品になる。
そんな一期一会の場に立ち会えるなんて
奇跡だと思うから。
だから普段自分ではできないメイクをしてもらって、
いつもは着られないお洋服を着せてもらって、
フォトグラファーの前に立つ自分を
誇らしく感じます。
スケートの世界とはまったく違うけど、
モニターを眺めながら
こういう見え方もあるんだ、
ならばこういう見せ方にトライしよう
なんて新しい可能性を探るのは、
どこか似ていると感じることもある。
私はここにいるのに、どこか遠くから客観的に
自分を眺めているような感覚に陥るのも、独特のもの。
スケートで培った経験を、違う世界で活かす。
そのことが今、私をものすごく
ワクワクさせてくれるんです」

選手生活のなかでは出会えなかった人たち

「今までずっと、自分のことを
人見知りなのかなと思っていました。
でも、どうやらそういうことでもないみたいで(笑)。
旅先で出会ったおばさまと意気投合して、
ふたりでごはんを食べに行ったり。
ひとりで入ったお寿司屋さんで、
隣に座ったおじさまとお酒を半分こしたり。
思わぬ出会いを思いきり楽しんでいます。
え?
運命の出会いがあるのではって?
そんな偶然があったら、素敵ですよね。
結婚という形にはこだわっていないけれど、
恋愛は大切だと思うから。
理想の男性は、カッコよくて、面白くて、
優しい方。
そして、私の知らないことを
教えてくれる方がいいですね。
アスリートの世界にどっぷり浸って生きてきたので、
異分野、異世界を覗いてみたいんです。
今はすべての出会いが新鮮。
魅力的な方々にたくさん出会っています。
もっと手を広げ、人として女性として、
深みを増したい今日このごろです」


真央さんに語ってもらった、3つの「好き」なこと。ただ素直に「好き」な気持ちに寄り添うだけで、それが唯一無二の自分を育ててくれるのだと教えていただきました!

浅田真央Profile
1990年9月25日生まれ、愛知県出身。2010年バンクーバーオリンピック銀メダリスト。’17年4月現役引退。今までのプログラムをキャストのスケーターとともにメドレーで滑る『浅田真央サンクスツアー』開催中。香川(4月20、21日)、岩手(5月3~5日)、青森(5月11、12日)、東京(5月25、26日)ほか。http://maotour.jp

撮影/土山大輔(TRON)
スタイリング/豊島優子
ヘア&メイク/神戸春美
インタビュー/本庄真穂

『GINGER』2019年3月号
発売日:3月23日(土)
価格:特別定価 ¥800(税込)
発行:株式会社幻冬舎

定期購読はこちらから
Amazonでの購入はこちらから
楽天ブックスでの購入はこちらから


★気になる人はこちらもチェック★


GINGER編集部カルチャー班
ナビゲーター
GINGER編集部カルチャー班
仕事だけの毎日じゃモノ足りない、もっと自分時間を楽しく過ごしたい! 欲張りな大人女子のライフスタイルを充実させる、要チェックなカルチャー情報をいち早く紹介します。
このナビゲーターの記事を見る