会社に所属しながら“好き”を仕事に!書籍編集者が語る仕事の醍醐味

大好きなこと=推しゴトをお仕事にした、さまざまな職種の女性にインタビュー。趣味として楽しむこともできたのに、あえてお仕事にした理由は? ズバリ、幸せ? 気になる本音をたっぷり語ってもらいました。


今回お話を伺ったのは株式会社KADOKAWAで書籍編集者として活躍する麻田江里子さん。幼少時代から本が好きで、就職活動で出版社を受けるのは自然の流れだったと話す彼女に、仕事の醍醐味を伺いました!

推しゴトに熱中できる今の環境に満足

株式会社KADOKAWAで古典や歴史、哲学などの書籍を作って7年。いまだに著者の先生から上がってきた原稿を読むときは、楽しくて仕方がないと話す麻田さん。新卒で最初の出版社に入社し、書籍部で3年ほど、そのあとは料理雑誌やメンズファッション誌を担当したそう。その後27歳で今勤めている出版社に転職。

「入社後、私自身も長年読まれるような書籍をたくさん作らせてもらっています。新たなテーマや著者の先生を探して新書を作ることもあれば、研究者の先生たちとチームを作り、『源氏物語』の改訂版をおよそ10年がかりで行うプロジェクトを担うことも。時々、プレ ッシャーや緊張から、取り返しのつかない誤植を出すなどの悪夢を見ることがあるけれど、私はやっぱり、このお仕事が好きです」

1冊2万円もする『伊勢集全注釈』などの古典関連はもちろん、大好きなラグビーの書籍も編集。なかでも、山田雄司先生の『忍者の歴史』をはじめ、忍者関連の書籍を数多く担当し、“忍者編集者”と呼ばれることも。 

推しゴトをお仕事にすると、純粋に推しゴトを楽しめなくなるという人もいるけれど、麻田さんは編集者になった今も変わらず本が好きと断言。

「場合によってはお仕事はお仕事、推しゴトはあくまでも趣味として楽しみたいという人も。それも全然アリですよね。自分に合ったスタイルを選べばよいだけのこと。ただ、ひとつ言えることは、推しゴトをお仕事にするのは、すごく楽しいということですね!

私は編集者になった今も本が大好き。書店も好きだし、刊行から2、3年経ったあと、自分が担当した本を読んで『あぁ、この本面白い』と自画自賛することも(笑)。

ちなみにフリーランスの道を選ぶ人は尊敬するけれど、私は収入面などが安定し、助けてくれる上司や同僚などがいる会社員という立場だからこそ、本作りに集中できるのかなと思います」

麻田さんの仕事の相棒

便箋やミニカード。著者さんや取材相手の方への郵送物を送る際は手紙を添えて。完成本を送る際に心をこめてお礼状を。忙しくても、できるだけ手書きにしているそう。 

PROFILE
大学卒業後、出版社に就職。27歳で、株式会社KADOKAWAに転職。学芸ノンフィクション編集部に配属され、数々の書籍を編集。趣味はスポーツ観戦。 

撮影/森崎一寿美、廣江雅美
インタビュー/濱田恵理 

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