人前が苦手な人もコレで得意になれる!アナウンサーが教える緊張のほぐし方

職場でも家庭でも、自分の居場所を心地よくするためのキーポイントとなる言葉選び。“言葉”を仕事にするアナウンサーの八木早希さんに、大人の女性なら身につけておきたい言葉の選び方や、コミュニケーションのコツをナビゲートしていただく連載「言葉は女の武器になる!」。 今回は、「人前が苦手」「緊張する」 という方に克服する特効薬を教えていただきました。

人前が得意な人になれる!

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人前で饒舌(じょうぜつ)に話す人、堂々とプレゼンテーションをしている人を見ると羨ましいと思うと同時に、自分とは別人種と思っていませんか?
生まれつき人前が得意な人もいるかもしれませんが、そうでない人も、心持ち次第で人前が大丈夫になります。人前で話すのに問題ない人は何が違うのでしょうか?

アナウンサーでも苦手な人がいる

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私もそうでした。学生時代に、アナウンサーの練習と引き受けた、ショールームで最新式エレベーターの説明とデモンストレーションをするアルバイト。原稿に書いていることが一言も覚えられず、人々が自分を見ていることにも耐えられず、ただただ原稿から目を離せず読み続け、時が過ぎるのを待ったのを今でも覚えています。

人前が苦手な人の共通点
あのアルバイトの時の私もそうでしたが、まず「皆が自分を見ている」と言うことに心が負けます。「私」に注目が集まっていることに緊張します。そして、生身の自分のまま公共の視線に耐えようとし、本来の役割やそこに立っている意味を見失ったままプレゼンテーションやスピーチを終えるのです。

人前が問題でない人の特徴
私もアナウンサーの経歴を積みながら習得しましたが、人前に立つ時に「私」は隠して黒子に。その代わりに「役割」を背負います。「私」個人がインタビューしようとする時「私ごときが聞いて良いのか」と遠慮しがちですが、「アナウンサーとして」「一般女性代表として」「世間の母を代弁して」「取材したあの主人ため」という風に心を持つと、自信が湧いてくるものです。プレゼンテーションなどでは「我が社を代表して」「プロジェクトに関わった全ての人のために」「これまでお世話になった人への恩返しとして」など、私が主役でない、そこに立つ理由を見つけるのです。

あのアルバイトの時、「エレベーター開発に関わった人の苦労」や「長い時間を経てやっとデビューしたエレベーター」への想いがちゃんと想像できていれば、あの日アルバイト代をいただく意味も理解できていれば、「上手」ではなかったかもしれませんが、「意味のある」仕事ができていたのではと思います。

それでも緊張するなら

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「役割を背負う」だけでは不安な方は、その場に合った憧れの人になりきる!でもいいかもしれません。
「いつも堂々としたプレゼンテーションする先輩」や「誌面でカッコいい表情を浮かべるあのモデルさん」の真似をしてなりきります。今ちょっとやってみるだけでも所作が変わりませんか?
真似てみても、人間は完全コピーできない生き物ですので、コピーする中で、なりたい自分が見つかるかもしれません。

「仮面をかぶる」という言い方もよくされますが、すると、自分が不在になりそうであまり好きな表現ではありません。

「自分なりに役割を背負っている」
これこそ、人前が得意に見える人の共通点です。

文/八木早希
撮影(TOP写真)/中西真基
ヘア&メイク(TOP写真)/吉田彩華(VAN COUNCIL EBISU)


八木早希/フリーアナウンサー
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八木早希/フリーアナウンサー
1978年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。2001年毎日放送入社しアナウンサーに。2011年フリーへ転身し、日本テレビ「NEWS ZERO」キャスターを3年間務めた。大勢の政治家、著名人、ハリウッド俳優らへインタビューなど国内外の取材経験も多数。現在は、NHK「ぐるっと関西おひるまえ」の司会を務めるほか、コミュニケーション等に関する講演活動も行っている。
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