連載『プロジェクトS』クラシカ表参道で働く女性が、カップルの未来を紡ぐウエディングに込める想いとは?

商品やサービスを通じてSpark(ときめき&ひらめき)を発信している、働く女性をクローズアップする連載『 プロジェクトS 』。“S”はもちろん“Spark yourself!”の頭文字です。商品制作の舞台裏や仕事に対する想いなどをインタビューしていきます。企画や研究開発に携わる同世代の彼女たちから、仕事を楽しむヒントやコツが得られるはず!
今回はブライダルプロデュースで働く、下山智子さん(右)と木村静華さん(左)のお仕事スタイルにフィーチャーします。結婚式当日限りではなく、新郎新婦のこれからの人生を真摯に考え、寄り添う。そんな心意気が幸せ溢れる最高の1日を作り出していました。

撮影/岡田亮

新郎新婦のふたりから学び、想いを共有する

— 現在のお仕事内容を教えてください

〈 木村 〉弊社が運営する結婚式場やレストランのPRです。具体的には、エリアマーケティングから、コンテンツの企画、広告媒体などに掲載するビジュアル作りや取材対応など、弊社が提案するウエディングの魅力を発信するために、業務内容は多岐に渡ります。現在、弊社が運営する11の施設のうち、主にクラシカ表参道と京都、仙台のエリアを担当しています。また、自社会場のWオウンドメディアの制作や広告制作に携わっており、時には企業とコラボしたイベントの企画、開催も行っています。

〈 下山 〉平日は本社でプランナーの教育や研修を行い、週末は会場に赴いてプランナー業務を行っています。本社では弊社が持つ全事業所のプランナーを教育、サポートする部署のマネージャーとして、“お客様の人生を変えるほどの幸せを生む結婚式を創ろう”と真摯にお客様と向き合うことのできるプランナーの育成に励んでいます。

— 新郎新婦への接客で気をつけていることは何ですか?

〈 下山 〉自分の価値観や考え方は一度全部置いておいて、お客様の価値観やお気持ち、お好み、ゲストへの想いなどをひとつひとつ丁寧にお伺いすることで、お客様と自分の頭の中をイコールにするところからスタートします。

その上で、自分の知識や経験を総動員させて「こんな時間になったら良いのではないか」ということをご提案するのですが、そのご提案もお客様にとってまるで“当日が見える”かのように具体的に表現するよう心がけています。ドレスは試着が、お料理は試食ができますが、結婚式当日は唯一“お試し”ができないからこそ、私の言葉でリアルな当日が想像でき「そんな時間を過ごしたい!」とお客様が目を輝かせ、胸を膨らませてくださる瞬間が大好きです。

〈 木村 〉プランナーをしていたときは、接客をする度に多くの気付きや新しい発見がありました。十人十色、1組1組のお客様にそれぞれの想いがあります。結婚式に対する考えやご希望も異なります。“お客様が何を求めているのか”や“どんな想いがあるのか”、目の前にいるお客様の言葉に耳を傾けて、気持ちにとことん寄り添うことを大切にしていました。式場の案内をするだけであれば機械でもできると思いますが、おふたりが結婚に至るまでの歴史や背景にあるものを知ることができなければ、おふたりに合ったご提案はできません。固定概念を無くして、お客様を知ることからはじめていました。

“価値観が変わるくらい感動した”想い

—仕事で一番うれしいと感じるのはどんなときですか?

〈 下山 〉当初は緊張気味だったお客様が心の扉をぱっと開けて、家族や大切な人のことを何でもお話ししてくださるようになったときは、信頼していただけているんだなという実感もあり、本当にうれしいですね。お打ち合わせを通して「こんなことやってみたい!」「それこそ私たちのやりたいことでした!」とおふたりが結婚式のイメージを膨らませていくにつれ、とても大きなやりがいを感じています。

また、プランナーの教育担当としては、プランナーひとりひとりが自分なりの喜びややりがいを持ってお客様と向き合えるよう、自ら楽しんでいる姿をプランナーたちにも見せますし、プランナーたちがこの仕事の楽しさを自覚できるような声掛けなどを日頃から大切にしています。スタッフ自身がやりがいを得ながら仕事をしていることもうれしいですし、弊社のスタッフによって幸せを感じるお客様が増えていくことが私の誇りです。

〈 木村 〉「クラシカ表参道で結婚式ができて良かった」「また結婚式をしたい」というお声をいただくと、やはりうれしいです。結婚式のプロデュースはその日一日だけのことではなく、おふたりの人生に寄り添い未来を一緒に描くことだと思います。その想いを企業理念として、お客様に提案している弊社のウエディングが私は大好きなんです。お客様との出逢いや、ともに結婚式をプロデュースするメンバーとの出逢いは、自分の人生の価値観が変わるくらい大きな経験でした。だからこそ、“価値観が変わるくらい感動した”という想いをスタッフにも、お客様にも伝えていきたいと思っています。

そう考えると、PRの仕事に携わっていること自体がとても幸せなんです。今でも結婚式の様子を見に行ったり、お客様の様子をスタッフから聞くと「自分が仕事をしている先にあるのは、この結婚式なんだ」という気持ちが強くなり、身が引き締まります。

結婚式後もサポートしていける関係を築く

ー印象深かった式はどんなものですか?

〈 下山 〉車の事故に遭われて、車椅子のご新婦様がいらっしゃいました。ご懐妊がきっかけでご入籍されたおふたりは、お子様が生まれてからも結婚式を挙げられていなかったのですが、ご新婦様は車椅子になる前からいつか結婚式をあげるのが夢だったそうです。入院生活を経て、ご新郎様がご新婦様のその夢を叶えるために結婚式を挙げようと決断されて、クラシカ表参道にお越しくださいました。

当初はチャペルの階段などもスロープを用意する予定だったのですが、お打ち合わせが進むなかで、ご新郎様がお姫様抱っこをして入場することになりました。また、ご新郎様からご新婦様へ、これからふたりでチャレンジしていきたいことを記した未来日記をプレゼントされるというサプライズも行いました。あの日があったことでご家族の関係性がより深まり、これからの人生を手を取り合って力強く生きて行こうと思えるきっかけになったというお話を後日お伺いできた時には、かけがえのないご結婚式に携われたと感じ、お客様への感謝の想いで胸がいっぱいになりました。

— 結婚式後はお客様とのお付き合いはありますか?

〈 木村 〉各会場で、挙式3か月後にご新郎ご新婦様をご招待して、“サンクスパーティー”を開催しています。

パーティーではクラシカ表参道のお料理を存分に味わっていただきながら、結婚式当日を振り返っていただけたらうれしいです。また、弊社で結婚式をされたOBOGの方向けに『BPメンバーズクラブ』とうサービスがあります。毎年、全グループ会場でクリスマスパーティーを開催しており、昨年はトータルで総勢約5,000人の方にお越しいただきました。なかにはお子様と一緒にお越しいただいたりと、家族が増えていく様子を毎年見れるのは、私たちスタッフにとっても幸せな時間です。ほかにも、お料理教室やフラワーレッスンなど、結婚式後のライフサポート事業も展開しています。

〈 下山 〉クラシカ表参道はレストランとしても営業しているので、結婚記念日にディナーにお越しいただいたり、大切なご家族様やご友人様とのお食事会をお楽しみいただいたりと、ご結婚式後もいつでも帰ってこられる場所として大切なお客様方とお付き合いをさせていただいています。毎年OB・OGの皆様をご招待して行うクリスマスパーティーには、おふたりのご結婚式を担当したプランナーやスタッフとの会話を楽しみにお越しくださるお客様もいらっしゃり、そんなお客様方とお話できることを私たちスタッフも心待ちにしているんですよ! お互いに近況報告などをさせていただくと、お客様と一緒に年を重ねているんだなとうれしく感じます。

本当にやりたい結婚式を一緒に考える

— スケジュール管理方法について教えてください

〈 木村 〉基本的には社内のスケジュール管理ソフトを使っています。毎朝、スケジュール表を確認し、デスクで仕事をする際には、デイリー業務、週間、月間で取り組むべき内容を細かく書き出し、常に優先順位をつけながら進めていくことを心がけています。いくつものプロジェクトを遂行していくことが多く、ディレクション業に近い業務も多いので、いつまでに誰に何をしてもらう必要があるのか、というスケジュールや業務の整理を常に行い、細かく情報共有と伝達を徹底するようにしています。

— 働く上でのモットーを教えてください

〈 下山 〉ご新郎ご新婦様のことはもちろん、お招きするゲストのお顔ぶれやご関係性、伝えたい想いなどをお伺いするようにしています。そこでお客様からお伺いしたお話を丁寧に紐解いていくと、大切なことに気がつくことがあります。ゲストとおふたりの関係性のなかで「今後こういう関係になれたらいいのではないか」「こんな気持ちを伝えて、こんな想いになってもらえたらいいのではないか」と一緒に想像を膨らませながら「あの日があったからよい人生を送れているよね」と思っていただけるようなご結婚式当日を過ごしていただけるよう、大切にプランニングを行っています。結婚式は見た目の印象だけではなく、何よりも“人”がつくるものだと思うので、そこにどんな想いやストーリーが生まれるかを一緒に想像していき、お客様にとってこれからの人生の糧となるようなご結婚式をお手伝いするということを大切にしています。

〈 木村 〉“感謝の気持ちを忘れないこと”をモットーにしています。結婚式はお客様まもちろんのこと、ご列席されるご家族やご友人たくさんの方の想いが詰まった一日です。それは結婚式をプロデュースする弊社のスタッフも同じです。プランナー、当日サービスをするスタッフ、シェフ、チームみんなで想いを集結するからこそ生まれる感動や奇跡を大事にしたいと考えています。お客様1組1組、スタッフ一人ひとりの想いに真摯に向き合い、人生が変わるほどの幸せを感じられる結婚式をプロデュースしていきたいですね。

幸せを感じる特別な1日をプロデュースする

ー 今後の展望を教えてください

〈 下山 〉お客様とお話しするのが大好きなので、これからもお客様と接する機会は持ち続けたいなと思っています。あとは、弊社が大切にしている“お客様の人生を変えるほどの結婚式”をご提案できるプランナーをひとりでも多く育て、後輩たちをサポートすることにも力を入れていきたいです。よい結婚式をご提案できるプランナーが増えて、幸せになれるお客様も増えて——という幸せサイクルを生み出せる原点になれたらうれしいですね。

〈 木村 〉昨年創業45周年を迎えた弊社は、まだ形式的で演出がなかった時代に、結婚式の演出プロデュースから始まり、新しい商品を生み出しながら結婚式の文化を作ってきた会社です。弊社が提案する結婚式は、時代の変化とともに変わるお客様のニーズに合わせ、進化し続けてきました。お客様を家族のように想い、幸せを共有し合える一日をプロデュースしている結婚式の魅力を、ひとりでも多くの方に知っていただき、日本の結婚式歴史を紡いでいきたいと考えています。
結婚式は周りの方に、普段なかなか伝えられない感謝の気持ちを伝えられる場でもあり、お互いの気持ちを再確認できる日でもあると思います。幸せを大切に思える社会の実現に向けて、結婚式の魅力や幸せの概念を広めていける仕事をしていきたいです。


結婚式の準備期間は出会ってから感じてきた想いや経験を振り返る、結婚するふたりにとって特別な期間です。プランナーの方に話をしていくうちに、自分たちが今後の人生において大切にしたいことへの気づきもありそうですね。来年の春、別館が建ち、新たな会場がオープンするクラシカ表参道。スタッフひとりひとりがお客様の未来を一緒に考え、人と人が紡ぐ幸せが、さらなる幸せの連鎖を生み出しそうです!

クラシカ表参道で叶える、大人ウエディングについてはこちら!

クラシカ表参道で働く女性に聞いた、結婚式で重視するべきことはこちら!

クラシカ表参道
東京都渋谷区神宮前5-51-1
Tel:03・3498・4400
営:12:00〜20:00/土・日曜、祝日9:00〜19:00
休:月・火曜(祝日の場合は営業) ※コールセンターのみ営業 12:00~19:00
http://www.classicaomotesando.jp/

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