初対面で好印象を与える表情とは?

職場でも家庭でも、自分の居場所を心地よくするためのキーポイントとなる言葉や選びや、自分の印象。人に与えるイメージを大切にするアナウンサーの八木早希さんに、大人の女性なら身につけておきたい言葉の選び方や、コミュニケーションのコツをナビゲートしていただくこの連載。今回は、新しい人や場所に出会う機会の多い新年度に向けて、初対面で好印象を与えるために心がけておきたいことについて。いつでもどこでも笑顔でいればOKというわけではありません。ファッションだけでなく、人に与える印象も、TPOに合わせて変えることを、大人のたしなみとして覚えておきましょう!

まずは笑顔が持つ危険性を知りましょう

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特に新しい人や場所に出会う新年度、女性誌には好印象を与える服選びやメイク術特集が踊ります。そして、大事とされているのが「笑顔」。

「相手を受け入れる意思表示」でもある「笑顔」は、コミュニケーションをスムーズにするために確かに大事にしたい表情です。一方で、危険もはらんでいます。
テレビで悲しいニュースを伝えるアナウンサーが、本人はそのつもりがなくても、笑っているように見えた。
もしくは、ゲストの赤裸々な告白を聞いている時に、なぜか愛想笑いをしているように見えた。そんな経験はありませんか?
笑顔のタイミングや具合を間違えた時、「薄笑い」「高笑い」などとネガティブに表現されるように、人は不快感を覚えます。
TPOに合わない笑顔は、一瞬にして信頼を失い兼ねません。

無表情と真顔の違いを考える

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だからといって、笑顔でない表情=無防備な顔ではありません。
地下鉄のガラスにふと映った自分のぼーっとした顔、スマホ画面が消えた瞬間に目が合う眉間に皺が寄った自分の顔・・・。想像以上に無防備な顔に自分でも驚く時はありませんか?  そんな無防備な顔を職場でさらしてはいけません^^。
アナウンサーに限らず、テレビに出る人が「真顔」をする時、それは、必ず真顔に見られているか「意識した表情」です。
有名な俳優さんは、新幹線等移動中に絶対に寝ないといいますが、それは、自分でコントロールできない顔をさらさないため。
表に出る人のいわゆる「オーラ」は、顔や姿勢にいかに意識をやっているかで作られていると個人的に信じています。

意識した真顔を作ろう!

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それでは、どのように意識すれば良いのでしょうか?

ほとんどの人は、顔が無防備になる時「口角が下がります」。
口角が下がっていると、自分では特に何も思わず無意識でいるだけなのに、「不機嫌」「話しかけにくい」と思われているかもしれません。
口角をどれだけ上げれば口が一直線になるか知りましょう。
口角が上がらず、下がらず、一直線に保った顔、これを自分の「無表情」と設定します。そこから、いつでも人と目が合う状態にすれば、「コミュニケーションにオープンな顔」の完成です。

積極的に自分から話しかけなくても、オープンな顔でいるだけで、必要な時に話しかけられる人に。また、「笑顔」を基本設定にしないことで、本当に笑いたい時の真の笑顔が出やすくなるのではないでしょうか。

無防備な「真の笑顔」ほど、魅力的なものはないのですから!

文/八木早希



八木早希/フリーアナウンサー
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八木早希/フリーアナウンサー
1978年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。2001年毎日放送入社しアナウンサーに。2011年フリーへ転身し、日本テレビ「NEWS ZERO」キャスターを3年間務めた。大勢の政治家、著名人、ハリウッド俳優らへインタビューなど国内外の取材経験も多数。現在は、NHK「ぐるっと関西おひるまえ」の司会を務めるほか、コミュニケーション等に関する講演活動も行っている。
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