どんな職種でも役立つ!ブランドプロデューサー柴田陽子さん流「“好き”で生きる」方法

大好きなこと=推しゴトをお仕事にした、さまざまな職種の女性にインタビュー。趣味として楽しむこともできたのに、あえてお仕事にした理由は? 収入は? ズバリ、幸せ? 気になる本音をたっぷり語ってもらいました。 


今回ご紹介するのは、ブランドプロデューサーとして活躍する柴田陽子さん。東急東横線の線路跡地に建った「ログロード代官山」やローソンの「ウチカフェスイーツ」など、 話題のスポットや商品を手がけてきた柴田さん。推しゴトとの付き合い方を聞きました。 

自分のペースで推しゴトを仕事に

 RESORT DRESS(pink)¥62,000/BORDERS at BALCONY 

柴田さんがコーポレートブランディングや店舗プロデュースなどのコンサルティング業務を行う「柴田陽子事務所(シバジム)」を立ち上げたのは2004年のこと。ブランディングではクライアントの考えや希望を徹底的にヒアリングしつつ、消費者視点やシバジムが持つノウハウを最大限に活用してコンセプトを作り出しています。

「たとえば、私はトレーニングが好きなんですが、街のプロデュース時にはランニングトラックや人々が通える街の保健室を作ったり、ホテルのプロデュース時には客室にヨガマットやボールをインテリアになじませて設置してみたり、スパを充実させたり。こんなふうに推しゴトをすぐにお仕事に取り入れられる環境はすごくラッキーだと思います」

「洗練されたチャーミングな大人の女性たちに贈る、クラス感のあるボーダー」がコンセプト。右から、BASIC TOP(white)¥37,000、I-LINE SKIRT(black)¥34,000、CROSSED TEE(pink)¥21,000、GATHERED SKIRT(pink)¥49,000、PEPLUM TEE(white)¥23,000、TOTE BAG(white)¥15,000(その他はすべて商品外)/すべてBORDERS at BALCONY 


シバジムが10年目を迎えた40歳のときに自分のもの作りがしたいと思うようになったという柴田さん。子供のころから洋服が大好きだったことから、真っ先に思い浮かんだのが洋服作り。幼い頃から好んで着ていたという“ボーダー”をモチーフとして誕生したのがアパレルブランド「BORDERS at BALCONY」です。

「人生のピークは後ろのほうが良いと私は考えます。だから、推しゴトを見つけてお仕事にするのが遅くても、焦る必要はあ りません。私も40歳で始めたんですから」

推しゴトをお仕事にするための6つのPOINT

①「結果の設定」が重要。 正しく目標をセットすること 

自分がちょっと頑張ればできること、どんなに頑張ってもできないことを整理したうえで、目標をセット。好きなことだけど、世の中で受け入れられる見込みがなくて、でも挑戦したい場合は、本当に好きな証拠。好きなことを本業にすると、経済的に苦労するのは目に見えているから、本業を持ちつつ、7割を「好きだから続けられる」にすると◎。 

②尊敬する人の意見を仰ぐ 

ブランド立ち上げ前、「こんな思いで、このくらいの投資規模で始めたい、望む結果はこのくらい。資本は集められるけど、自分の思うようにやりたいから、自己資金だけでやりたい。このセット、合っていますか?」と、尊敬する方に聞きました。何かを始めるときは自分を信じず、客観的意見がマスト。頑固さや変なプライドは不要です。 

③フラットでいることで、真実の在りかがわかる 

推しゴトをお仕事にするなら、常にフラットを心掛け、世の中に考え方のバラツキがあることを知って。いろんな現象にワーッといかないで、「このエリアだからそうなるのかな? あの人だからそう思うのかな?」と冷静に正しく考える癖をつけると、物事の捉え方が変わり、もっと本質的なところに真実があることもわかりますよ。 

④目先のお金に惑わされない 

やはり皆さんが心配になることはお金の問題でしょう。周囲の人から、「世の中の大きな流れになるよ!」「これは価値があるね」などと認められることなら、たとえ、今、明日、来月の収入が下がったとしても、チャレンジすべき! 私自身、目先の200万、300万にとらわれないようにしています。

⑤真の応援団を持つ!団員数は多いほど良い 

自走できるように見守り、時には手を出さず、遠くから大きな声でエールを送ってくれ、必要なら手を貸してくれる人たち=あなたの真の応援団。シバジムのスタッフにも、自分の子供にも、真の応援団がたくさんいる人間になってほしい。もちろん、皆さんにも同じです!

⑥失敗してもOK。副産物として得るものはある 

チャレンジが失敗しても、目的に向かって一心不乱に取り組めば、副産物として何かを得られるはず。たとえば、商品を販売しようと実店舗を設けたけど、うまくいかなかったとき。でも、オンラインショップにして、売るものを変えれば良いとか、わかることもあると思うんです。これは勇気を出して頑張った人にしか得られません。 

Profile
大学卒業後に外食企業に入社し、新規業態開発を担当。その後、化粧品会社でのサロン業態開発などを経て、2004年に「柴田陽子事務所」を設立。コーポレート ブランディングや店舗プロデュースなどのコンサルティング業務を行う。

『勝者の思考回路 成功率100%のブランドプロデューサーの秘密』¥1,500(幻冬舎) 

NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも話題になった、彼女の人生に迫った一冊。次々に依頼が舞い込む理由や成功の秘密、仕事術は、働くアラサー女性の参考になるはず。

撮影/森崎一寿美、廣江雅美
インタビュー/濱田恵理 

※プライスはすべて税抜です。

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