新年度スタート!「はじめまして」でも使える、ビジネス会話の秘訣

職場でも家庭でも、自分の居場所を心地よくするためのキーポイントとなる言葉選び。“言葉”を仕事にするアナウンサーの八木早希さんに、大人の女性なら身につけておきたい言葉の選び方や、コミュニケーションのコツをナビゲートしていただく連載「言葉は女の武器になる!」。     


新しい職場や環境で新年度を迎えられた皆さん、「初めまして」の連続で緊張したスタートではなかったでしょうか?

自分について知ってもらう努力が必要な時、自己紹介のコツをお伝えします。

まずは簡潔にはっきりと名前を!

Licensed by Getty Images


長く社会人をやるうちに後輩から挨拶をしてもらう機会が多くなりましたが、毎回持つ感想は、名前が聞き取りにくいということ。緊張のせいかもしれませんが、まずは言い慣れている名前を初対面の人に丁寧に言うところから始めましょう。

「新しく配属になりました○○です」

「入社○年目、○○です」

「○○が専門の○○です」

名前で呼んでもらえるかがその後の活躍にも直結すると信じ、唯一無二の存在、自分を表す「名前」を大事に伝えましょう。

改めて「自己PR」ネタを持つ

Licensed by Getty Images


入社試験や面接では事前に用意する「自己PR」。局のアナウンサー試験では、1分バージョンと30秒バージョンをそれぞれ4つずつは用意したのを記憶しています。

やる気や意欲が心の中には充分にあっても、「言葉でどう表現したら分かりません・・・」だと、それは「何も考えがない」のと等しく受け取られます。特に欧米では、言葉で表現できた分だけしか伝わりません。「言葉にできませんでしたが、その中に秘められた思いは察してください」と言っても、通用しないのです。※洗練されたプレゼンテーションにこだわるのもそのためです。

・これまでやってきた事

・これからやりたい事

・好きな事

・苦手な事

・将来の目標

・尊敬する人

・最近ハマっている事

なんでも良いので、それぞれのテーマで30秒か1分ほどのネタを持っておくのはいかがでしょうか?

芸人さんのようにいつ振られても答えられるように、また、カラオケでの順番のように、いつ回ってきても困らないように。

他人とコミュニケーションするのが楽になりますよ。

自分についての言葉を増やすには

Licensed by Getty Images


なかなか一朝一夕ではボキャブラリーは増えません。そこで、「発信者」になるのをお勧めします。SNSで、憧れや好きな人のフォロー(追いかける)だけでなく、毎回ちゃんと文章をつけて発信する。写真の加工技術が上がるように、言いたいことが言えるスキルが上がっていくはずです。

身内や友人でシェアするSNSとは別に、顔や名前を明かさずに、好きな音楽や食事(例えば、ラーメンとか)などに特化しても良いでしょう。自分についてまったく知らない人へ発信するのです。

自分について言葉でまとめることができれば、悶々とした悩みもなくなるのではと信じています。自分のために、新しい環境での働きやすさのために、ぜひ実践してみて下さい!

文/八木早希


〈TOP写真〉
撮影/中西真基
ヘア&メイク/吉田彩華(VAN COUNCIL EBISU)

八木早希/フリーアナウンサー
ナビゲーター
八木早希/フリーアナウンサー
1978年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。2001年毎日放送入社しアナウンサーに。2011年フリーへ転身し、日本テレビ「NEWS ZERO」キャスターを3年間務めた。大勢の政治家、著名人、ハリウッド俳優らへインタビューなど国内外の取材経験も多数。現在は、NHK「ぐるっと関西おひるまえ」の司会を務めるほか、コミュニケーション等に関する講演活動も行っている。
このナビゲーターの記事を見る